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沖縄三線宮里道場☆

美ら島沖縄大使(沖縄県観光大使)ハイサイ!ウチナータイム!編集長
「書いて、話して、歌って」沖縄の魅力を発信してます😊

宮里青年物語☆28

2009年12月01日 11時02分45秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.28 】

今日は宮里青年と、北海道の話です。

冬休みに沖縄に帰省しなかった宮里青年、
何をしていたかというと北海道へ旅行に出ていました。

「青春18切符」を手に入れて、鈍行列車を乗り継ぎ北へ北へと向かいます。

堅い座席にすわったまま夜明けを迎えました。

興奮しているのか眠りが浅く、
停車するたびに目をひらきます。

冷たそうな海が見えます。
風で窓ガラスがガタガタしています。

朝になると地元の方が乗ってきました。
聞き慣れない言葉が飛び交っています。

日本は広いなぁと思いながら、
宮里青年、列車の旅を楽しんでいます。

函館に着きました。
街は正月の準備で賑わっていました。

つづく



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【沖縄三線宮里道場/三線教室】
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宮里青年物語☆27

2009年11月30日 14時41分57秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.27 】

今日は宮里青年と、年越しの話です。

宮里青年、沖縄にいたころの年越しは、沖縄そばを食べていました。

もともとなかった習慣を、ヤマト風にやってみたら沖縄そばになったということだと思われます。

紅白や ゆく年くる年を見て、家族みんなで沖縄そばを食べました。

上京した宮里青年、年末年始は帰らなかったので、ひとりではじめての年越しとなりました。

ストーブに載せたヤカンが、蒸気をたてています。

沖縄の家族に電話をして、今年一年あったことを話しました。

たいへんなこともあったけど、いろんな楽しいことがたくさんあったよと話せたことが、この一年の収穫だったなぁと宮里青年は思うのでした。

マルちゃんの緑のたぬきそばをひとりですすりながら、宮里青年は年越しの除夜の鐘を聞くのでした。


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宮里青年物語☆26

2009年11月29日 08時58分20秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.26 】

今日も宮里青年と、雪の話です。

雪の美しさに感動していた宮里青年。
雪のたいへんさも思い知らされました。

ある日、夜更けから降り続いた雪が、東京の街を真っ白に染めていました。

こんな日でも新聞配達は休みになりません。

自転車は雪にハンドルをとられ、こぐこともままならずまともに乗ることができません。

ズーッと押して歩くしかなく、途中で新聞を捨ててしまいたくなりながらも
何とかすべてを配り終えたのは9時近く・・・。

いつもの倍近くの時間がかかっていました。

朝ご飯を食べてひと心地着くと、布団にくるまって寝てしまいました。

宮里青年、疲れきっていたのです。

夕刊までに溶けないかなぁ・・・と、気が重くなりながら眠りに落ちてゆくのでした。


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宮里青年物語☆25

2009年11月28日 08時45分10秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.25 】

今日は宮里青年と、雪の話です。

♪雪の降る街を
雪の降る街を
思い出だけが通り過ぎてゆく
雪の降る街を
遠い国から落ちてくる
この思い出をこの思い出を
いつの日か包まん
あたたかきしあわせのほほえみ

降りました、雪が。

宮里青年、雪を見たくて上京してきたようなものです。

小学校の低学年のときに口ずさんでいたのが「雪の降る街を」だったくらいですから、
その想いをわかっていただけるのではないでしょうか。

ガラス窓についた雪は、よく見ると六角形の結晶です。

知識としては知っていても、本物を見ると驚かされます。

なんでこんなに綺麗な結晶ができて、
空から落ちてくるんだろう?

宮里青年、東京の空から落ちてくる雪の美しさに、
素直に感動するのでした。



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宮里青年物語☆24

2009年11月27日 17時26分53秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.24 】

今日も宮里青年と、ストーブの話です。

ストーブに首たっけの宮里青年。

ヤカンを載せて乾燥する室内を潤わせるのはもちろん、
いろんなものを焼きました。

アルミホイルを敷いて、お餅を焼きました。

焦げないように気をつけながら、お餅がふくらむのを眺めています。

アツアツに缶の粒あんで食べると、かなり幸せ気分です。

スルメを商店街で買ってきて炙ります。

スルメがイヤイヤと身をくねらせます。

よい加減のところで、マヨネーズと七味でいただきます。

熱燗もストーブで。

ああ、冬っていいなぁ・・・と、宮里青年。冬を満喫するのでした。



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宮里青年物語☆23

2009年11月25日 21時54分51秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.23 】

今日は宮里青年と、ストーブの話です。

カレンダーが残り2枚になったころ、宮里青年はストーブを買いました。

ストーブは宮里青年にとって憧れのアイテムでした。

テレビで見ていた雪国を連想します。

ワクワクしながら購入したストーブに点火します。

灯油の匂いがかすかにして、ボボボボボと音をたてて炎があがっていきます。

あっという間に部屋中が暖かくなりました。

これで冬がこせるなぁ・・・と、
ストーブを眺めながら物思いに耽る宮里青年なのでした。


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宮里青年物語☆22

2009年11月24日 12時39分31秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.22 】

今日は宮里青年と、しもやけのお話です。

東京の街が寒くなってきました。

朝起きるのがつらい日々です。

エイヤ!と起きて新聞配達に出ます。

手には2枚に重ねた軍手。

自転車のペダルをこぎ続けると、しだいにポカポカしてきます。

「調子が出てきた」

そのまま快調に朝の配達を終えるのでした。

そんな寒い冬の日々、なんだかいつまでも耳がかゆいのです。

何だろうと佐藤由美さんに話をしたら、それは「しもやけ」だと言われました。

なんだか赤くカサカサしています。

おお、これがしもやけというものか!

かゆいにもかかわらず、初めてなったしもやけが
ちょっと嬉しい宮里青年なのでした。


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宮里青年物語☆21

2009年11月23日 22時46分27秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.21 】

今日は宮里青年と演劇鑑賞の話です。

大学生の宮里青年、精力的にお芝居を観ていました。

よその大学のお芝居や、唐十郎さんの赤テントなど、
いろんなところで月に2、3本は観ていました。

なので、おこずかいはあまり残りませんでしたが。

おもしろいなぁと思ったのは、
野田秀樹さん主催の『夢の遊眠社』です。

セリフは言葉遊びがたくみで、それが物語の中で重要な意味を持っています。

舞台狭しと動き回る動きも見ていておもしろいのです。

見終わった後に、あのときのアレはコウつながってアアいう意味だったのかぁなどと、
物語を反芻するのもまた楽しい時間なのでした。


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宮里青年物語☆20

2009年11月22日 12時38分07秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.20 】

今日は宮里青年と冬物衣類のお話です。

紅葉は赤く、イチョウは黄色く色づき始めた頃、
東京はだんだんと寒くなってきました。

宮里青年は南の島出身なので、ジャンパーなど持っていません。

暑くて着てられませんからねぇ。

オシャレな人は汗をかきながら革ジャンを着ていましたが。

そんなわけで冬を快適にすごすため、
宮里青年は服を買いにいきました。

何を買えばいいのかよくわからず、あれこれ物色しています。

悩みに悩み選んだのは、軽くて暖かいダウンのジャケットです。

いまはユニクロのおかげでだいぶ安いですが、
当時は高かったです。

7万円ぐらいしました。

このダウンジャケット、19年目の今年の冬も活躍してくれそうです。


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宮里青年物語☆19

2009年11月21日 00時26分49秒 | 宮里青年物語★
【 宮里青年物語☆ no.19 】

今日も宮里青年と新聞配達のお話です。

集金業務はいろんな経験をさせてもらいました。

顔をあわせるので、声をかけてもらうことも多いのです。

がんばってね、という言葉はやっぱり嬉しいものです。

ここで終わろうと思っていたのが、
あともう少しまわろうという気持ちにさせてくれます。

缶コーヒーをいつもくれる方もいました。
よくしてもらうと、いつまでも覚えているものです。

お客だからお金を払っているからサービスを受けて当たり前ではないよなぁ、
人対人だよなぁと宮里青年 そんなことをお客さんに教わったのでした。

感じの良いお客さんになろうと、宮里青年は思うのでした。


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