靖枝の一振り2 民主主義を支える貴方の一票

60年安保、15年安保に反対した人は有権者の何%なのだろう?日本人はどうして自民党が好きなのだろう?という素朴な疑問!

トランプさんに一縷の望み を

2016-11-22 18:05:06 | 政治社会
トランプさんは言いました。
「在日米軍基地は米経済を圧迫する。アメリカファーストだ」

それなら基地を引き上げればいいのです。

安倍首相は「安全保障をめぐる環境がいっそう厳しさを増し〜〜」と力説するでしょう。

でも、トランプ氏の出現は軍備増強が何がもたらしたのか、その効果を見直す良い機会です。

2001年の米同時多発テロ以来、アメリカとテロ組織による死の応酬が増幅しながら続いています。

武器がどんどん生産され、消費され、死者と難民は増える一方です。悲しみが溢れる世界で儲かって喜んでいるのは死の商人です。

イラク戦争に始まってアメリカは、 アフガニスタン パキスタン と空爆を広げていきました。

1904年パキスタンの14才の少女ナビラさんは おばあちゃんと一緒にオクラ畑で働いていました。 米軍の無人偵察機は毎日のように上空を飛んでいました。ある日無人機から爆弾が投下され おばあちゃんは死にました。ナビラさんはアメリカの議員さんに 訴えたけれど無視されました。

アメリカでは空軍パイロットが 大都会の一室に勤務して 無人攻撃機のボタンを押して人を殺す任務をもたされます。良心の呵責に耐えられず戦場に派遣してくれと
願ったけれど、 やはり 一室でボタン の任務が続き 精神を煩うことになりました。殺す側も不幸そのものです。

笑っているのは誰??

軍需産業です。戦争て儲けるのです。勿論、そこから献金を貰っている政治家がたくさん居ます。



戦争で人を殺して利益をあげることに批判の声を上げたのが米国上院議員のナイさん です。

1934年に軍需産業調査特別委員会を議会の中に作って
 武器商人の 「際限ない強欲性、巧みは術策、戦争の恐怖をあおるプロパガンダ、議員への執拗な働きかけ」などを
明るみに出し、アメリカ市民は大いに怒りました。

が ナイさんを潰したい武器商人の反撃は強く、そしてヒトラーの台頭など世界は再び戦争への
道を進んだのです。

そして 原爆という 究極の殺人兵器を開発して 第二次世界大戦が終りました。

でも でも !
あれだけの惨禍を経験しても尚 戦争をしたがる軍需産業にひっぱられているのが 現在の世界 です。

この呪縛を解く力が、もしかしたら、トランプさんにあるのかもしれません。


米軍が撤退すれば自衛隊は本来の姿に戻って日本の戸締まりと災害救助に徹する事ができます。

安保条約の代りにアメリカや近隣諸国と平和条約を結び平和同盟を深化させます。

世界の新しい平和のために9条を見直しませんか。9条を理想論だと切り捨てて、武器に武器で応酬している間は、戦乱は永遠に終りません。


増え続ける日本の防衛費を、世界中の貧しい人々の衣食住のために回すことは出来ないでしょうか。