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70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

フレ~、フレ~!!

2025-05-26 10:44:51 | 愛すべき子どもたち

「フレ~、フレ~!!」中庭に子どもたちの声が響きます。以前は運動会と云えば秋の行事でしたが、最近は諸行事との兼ね合いなども考慮してか、春に実施する学校も多いようです。さんあいの小学生達が通う学校でも同様で、この週末に運動会が実施されました。子どもたちの中庭での遊びも学校の延長で応援合戦です。

 

そして本番。職員は手分けをして担当児童の応援に駆け付けます。同室の子どもでも紅組、白組と同じ組になるとは限らないので、職員も両方の応援をしなければなりません。

実力を発揮できた子、できなかった子、実力以上の力が出た子と様々ですが、競技に参加をしてがんばる姿を見られれば、それだけで十分。みんなにメダルをあげたい気分になります。


アニマルクラブの話し合い

2025-05-18 16:48:35 | 愛すべき子どもたち

今日は今年度初めてのアニマルクラブの話し合いがありました。いつもこの時期にやるのは、新たに部員になりたい子や部を卒業する子に少し時間を与えてから決めさせるためです。 なので今日の話し合いでは、新たに部員になった子の紹介、年間目標、年間活動計画、班分け等が議題でした。子どもたちは、時々ふざける子もいましたが基本真剣に意見を出していました。そして最後は多数決で決めてゆきました。新たな活動としては、ハムスターを飼うことが決まりました。このハスムターは一人の子が飼い主になり、他の子は必要に応じてその子をサポートするというやり方です。初めての取りくみですが、これが成功すれば他の子にも広げてゆきたいと考えています。 このように子どもと動物の1対1のセラピー効果にもチャレンジして行きたいと思います。

 

今年度は、36名中14名がクラブのメンバーになりました。


職業選択

2025-05-13 11:27:31 | 愛すべき子どもたち

日本国憲法第22条に「職業選択の自由」が謳われているとおり、現代の子どもたちには自ら選んで様々な職業に挑戦をする権利があります。
施設で暮らす子どもたちも、好きなモノ/コトを見つけて挑戦をしてほしい、職員もその応援をしたいと思っているのですが、なかなか具体的な仕事のイメージが持てない子が多いのも事実です。

そこで重要となるのが実際に仕事をしている人と会うこと、その人をロールモデルとすることです。

先日は、そのロールモデルの一人、現在、警察に勤務をして白バイに乗っている卒園生が同僚を伴い来園してくれました。実際に白バイに乗ったり、直接話をする機会を得た子どもたちは大喜び。


また連れてきてくれた同僚は女性でした。女性だから、〇〇だから、と以前は挑戦することを阻む社会の偏見も多くありましたが、それらを乗り越えてきた先輩として、こちらもロールモデルとしてほしいなと思いました。

忙しい中、さんあいの子どもたちのために来園してくださった先輩方、ありがとうございました。

 


こどもの日の遊び

2025-05-07 14:50:32 | 愛すべき子どもたち

 こどもの日、子どもたちは前日に楽しいイベントに参加したので、ゆっくりと休みを過ごしていました。日が傾きかけた午後、庭で楽しそうに遊ぶ小学生たちの声に誘われるように外に出てみると、庭の隅で何かを必死に探す子たちがいました。何をしているのか聞くと「宝さがし」をしているのだといいます。

「宝さがし」は昭和の遊びだと思っていましたが、さんあいの子たちは間ではブームが復活しているようです。勿論、現代っ子なのでネットやゲームで時間を過ごすことが多いここの子たちですが、いつも仲間がいるので、みんなで楽しむ遊びをするのも好きなようです。誰が教えたわけでもないのですが、隠す側と探す側の2つのグループに分かれ、早く全部宝を探したチームが勝ちです。今回の宝はおもちゃのシャベルだそうです。彼らが真剣に遊ぶ姿を見ながら、子どもたちの遊びの原風景を思い出し嬉しくなりました。 こどもの日、子どもたちに感謝です!

ここが怪しそうだねー?

みーつけた! お宝は雨の排水管の中にあったようです。


JSF交流イベント

2025-05-04 17:36:59 | 愛すべき子どもたち

連休の中日、青空の下、一般社団法人JSF様が昼食の提供、カットとネイル体験を企画してくださいました。

まず主宰の國府田様からのご挨拶。「未来ある、こども達に笑顔を」との思いを持つ職業人の集まり。様々な会社の協賛も募って活動をしているとのことです。

子どもたちにと文房具や玩具のプレゼントも用意してくださいました。

そして焼きそばや焼き鳥のいいにおいがしてきました。お待ちかねの昼食時間です。普段は街中のお店で働いておられるプロの方々が、子どもたちのために腕を振るってくださいます。2回、3回とお替りをする子が何人もいました。

お昼を食べ終わったところで、午後からはカットとネイル体験。こちらもメンバーの中で普段プロとして働いておられる方たちが、その技を子どもたちのために無料で提供してくださいました。

明日の子どもの日を前に、特別な休日になりました。ご奉仕をいただきましたJSFの皆様に心より感謝申し上げます。