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70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

卒園、卒業、そして旅立ち

2025-03-24 16:48:40 | 愛すべき子どもたち

厨房では職員が会食の準備に余念がありません。高校生の男の子2名も応援でお手伝い。そう、今日はさんあいの「卒園・卒業を祝う会」です。

そして会が始まりました。一人一人の名前が呼ばれて、この3月に卒園、卒業を迎える年長、小6、中3、高3の児童が入場。

一人一人が、今年良かったこと、思い出をみんなの前で発表します。

そしてさんあいからから退所をする子どもたちにも、みんなの前でスピーチをしてもらいます。長くても短くても生活を共にした時間の中にはたくさんの思い出があります。うれしい、楽しい思い出ばかりではなかったとしても、お互いが成長するために必要な大切な時間です。

そして会食のはじまり。朝から職員と高校生が準備した料理がテーブルに並びます。クリスマス会の時のような出し物はありませんが、卒園・卒業生たちの今までをふりかえるスライドショーを見ながら、思い出話に花が咲きます。

そしてひと段落したところで、年度末で退職する職員の挨拶。想定していなかった発表に動揺、目に涙をためる子もいます。出会いがあれば、いつかは必ず別れがある、受け入れがたいけれども受け入れていかなければならない現実です。子どもたちを愛し、良好な関係を気づいてくださった職員の皆さんには感謝しかありません。さんあいを離れても子どもたちのことを心に、そして祈りに覚えていてほしいと願います。

そしてこの4月から新しく職員としてさんあいに加わってくれる方々の紹介。数ある職場の中でさんあいを選んでくださったこと、これも感謝です。

最後はさんあいのテーマ曲「いっぽんのいちょうから」を皆で歌って終了となりました。

入園と卒園、入学と卒業のように世の中の多くのものには始まりと終わりが定められています。物事に節目があることで、私たちも過去を振り返り感謝し、未来に向かう決意を固めることができます。

「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。 ~(中略)~
 神のなされることは皆その時にかなって美しい。」
                          (旧約聖書 伝道の書)



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