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ブラジル大統領選3-国内サッカー優勝決定戦並みの視聴率

2006-10-15 17:38:11 | ブラジル・ブラジルサッカー
予想通り、暴露応酬合戦となったらしい、
ブラジル大統領選、TV討論会。

いやはや、、どうなることやら。。。

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【BRASIL NEWS】ニッケイ新聞メルマガ版 222号 2006/10/14より転載



■「大統領選 公開討論会」白熱の舌戦を展開=両雄は糾弾の応酬=過激発言で公
約を忘れる=熾烈な水面下作戦も進行         2006年10月10日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】大統領選の決選投票で対決するルーラ大
統領とアウキミン前知事は八日、テレビ公開討論会に臨み、公約は後回しにして告
発の応酬で白熱の舌戦を展開した。前知事は緒戦から先鋭スタイルを採り、PT(労
働者党)の汚職体質を徹底的に暴いた。大統領は、聖州議会のCPI(議会調査委
員会)設置阻止やカルドーゾ前政権批判、社会福祉政策の不備を突いた。討論会に
は「歪曲」や「能力不足」、「尊大」「軽率」などの過激な言葉が行き交った。聴取者
の反応は、アウキミン候補がやや優勢のようだ。

 討論会終了後の聴取者の感想では、アウキミン候補の剣幕に圧倒されたとする意
見が多い。五ラウンドのうち二ラウンドは、ルーラ大統領が一方的に打ちのめされ
たという。
 アウキミン候補は,人間コンピューターのように数字をしっかり把握していた。
大統領は、よろめきながら皮肉で対抗したり、一休止を入れようとする場面なども
あった。
 ヴェドイン調書では、アウキミン候補が購入資金の一七五万レアルは、どこから
捻出したかと質問。大統領は、カネの出所よりも悪質な悪戯を仕組んだ奴の顔を見
たいと反発した。連邦警察が捜査中という返答に、アウキミン候補はいった。そん
なことも知らないなら、中銀幹部や党首、省庁高官が焼肉パーティで資金集めをし
ていることも知らないだろうと。
 大統領は、救急車汚職がカルドーゾ前政権の遺産であり、その黒幕がアウキミン
聖州政府では州高官に起用されたと皮肉った。救急車汚職の関与者は前政権時代に、
刑務所へ入れるべきであったと糾弾。聖州議会は、六九CPI設置要請案を握り潰
したとも告発。
 公開討論会を撮影するカメラの後では、両候補の選挙指南がサインを送る。PT
は、ジョアン・サンターナ氏。PSDBは、ルイス・ゴンザレス氏。休憩時間は貴
重なひととき、双方の重鎮が応援。討論会の最中も、新情報の実弾メモを両候補に
渡す。
 大統領が社会福祉政策を強調したのに対し、前知事は経済成長率を指摘。今回討
論会の結果を調査したプロバイダーは、アウキミン候補がUOLで六四%、Glo
boで五九・四八%優勢と発表した。引き分けが一・四六%。双方後退が二・五%
という。
 ブラジル経済に関する討論で関係者は、両候補の差が明白になると見ている。外
交政策ではPSDBが、ブラジルは安保理入りで失敗しただけでなくWTO(世界
貿易機関)でも失策、亞国には足を踏まれっ放しで完敗だと糾弾。
 輸出の六〇〇億ドルから一三〇〇億ドルへの成長は、PT外交政策の勝利示唆だ
という。PSDBとPFL(自由前線党)連立政権は、公社の民営化に熱中するあ
まり民営化するものがなくなり、アマゾナス熱帯雨林を民営化するところだったと
訴えた。
 バデイランテス・テレビ局は公開討論会の視聴率が、平均視聴率一四ポイントを
大きく上回り、国内サッカー優勝決定戦並みの二〇ポイントに達したと発表した。
一ポイントは、五万五千世帯に匹敵する。


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