#0-3 1998-1回目の手術 / Another Day , Another Night 2019-08-03 11:18:35 | 病気のこと 親からの説得もあり実家近くの大学病院に入院、腫瘍の摘出手術を行う。 診断としてはグレード2。 それでも僕は他人事だった。病気と向き合うのが怖かっただけだと今なら分かる。 20代前半の頃の時間は脆くて儚いと思う。一瞬でも気を抜いてしまえば、自分はどこかに取り残されるのではないかと、不安を抱いていた。 だからこそ、その時間を奪っていきそうな悪魔の存在をただ隠し、必死に暗闇から手を伸ばしていた。