猫と音楽、ときどき脳腫瘍

病気発症から22年、記憶のモンキーマジック。

#1-1 2019-入院 / サマーソルジャー

2019-08-19 17:29:45 | 病気のこと

7/27 sat.

左半身に力が入らない状態で目覚める。
自力では起き上がれず、
座ることも安定せず、
まだ夢の中かとしばらく錯覚。

ちなみに前日までは
普通に出勤、仕事。

アプリのヘルスケアのデータでは
1万歩ほどの歩数。

少し様子をみたが一向に回復せず、
だんだん恐ろしくなってくる。

11年前のお世話になった、
脳外科の担当医の先生に連絡、
診察の予約、諸々と検査。

結果
腫瘍が少し大きくなっているとの事。

その大きくなっている部分が
左半身の運動神経を圧迫していると。

当然手術には抵抗があったが、
ここまで症状が出てしまうと
どうしようもなく。

また担当医からの
「手術をすればきっと元に戻ることが
出来るだろう」という、
前向きな言葉を信じていざ入院した。

そして8/14に手術を受ける。


#0-11 支え / elephant stone

2019-08-10 16:39:22 | 病気のこと

術後の治療(放射線と抗ガン剤)は
本当に辛かった。

そんな時に私たち夫婦の
支えになったのが
東城百合子先生の本である。

お天道様
病気から学ぶ事
自然に沿った生き方
先祖を敬う心
日本人としての誇りと生き方
食べ物の大切さ
自然療法のお手当

などなど。

今、僕が生かされている、
ぶっとい柱となっている。

#0-10 出会い / only in dreams

2019-08-09 16:10:26 | 病気のこと

9時間に及ぶ手術は無事終わり、
目が覚めた瞬間、
無意識の状態で
左手の感触を確かめた。
 
ギターがまた弾ける!
嬉しかった。
 
手術では7割の腫瘍が摘出出来たそうだ。
 
この後放射線と抗がん剤による治療で、
残った腫瘍を攻撃すると説明を受ける。
 
手術後、
この後の人生を左右する本との出会いがあった。
 
その本の著者は東城百合子という先生の本だった。

#0-9 猫のこと / friends of mine

2019-08-08 14:10:00 | 日記

3匹の猫と生活している。
 
グー/2歳♂ 茶トラのアメショ
チャー/1歳半♂ 茶トラの雑種 保護猫
ミー/3ケ月♀ 茶白の雑種 保護猫
 
あるミュージシャンが「猫から学ぶ事なんて何一つ無い!」
って言ってたと妻から聞いた。
 
これまでは僕もそう思っていた。
 
でも我が家のネコどもを間近で見、触れ、生活を共にしていると、
学ぶ事だらけだと思い始めた。
 
グーは常に冷静沈着、俯瞰力が半端ない。
マンション外の足音、子供の声、常に敏感。
チャーとミーの動きもジッと見ている。
二人が喧嘩を始めればすぐさま仲裁に入る。
長男気質で優しい。
人の心の状態にも敏感で、
「俺に任せなって!」感じで癒しに来てくれる。
 
チャーは常にご機嫌。
チャーには産まれながらにして持病があり、
常に目がグジュグジュしている。
それでもいつだって「僕今楽しいよー!」「僕今幸せなんだー!」って
尻尾ピーンってなっている。
どんな逆境にあろうと、猫生を心底楽しんでいるようにも見える。
見た目はブサイク君、だけど心はイケメン猫。
 
ミーは天真爛漫な女王様。
「私可愛いでしょー」「なでてーさわってー」と、
感情を隠さずにさらけ出せる素直な甘え上手。
 
優しくて、ご機嫌で、純粋ピュアな3匹に感謝。
 
ネコセラピーを受けた僕は今日も癒されてます。

#0-8 2008-2回目の手術 / And your bird can sing

2019-08-07 17:58:23 | 病気のこと

結婚2年目、転職、フジロック。
仕事も生活も順調な日々。
 
ただ常に病気という不安は持っていた。
 
その時は突然やってきた。
 
金曜日仕事終わり。

妻と銀座で待ち合わせ。
行きつけの中華屋で夕食。

店を出た瞬間、
左手が意識とは関係無く、
関節と反対方向に曲がりその場に倒れる。
 
搬送先の病院で再発を告げられる。
 
それでも前向きに生きようと誓う。
妻とただポジティブで笑顔でいようと笑う。
 
今住んでいるマンションを購入した直後だった。

一度だけ、猛烈な不安に押し潰されそうになり
通勤中の電車を降りた事があった。
 
その頃の記憶は余り無い。

楽しいはずの新居での生活、
引っ越し全ての映像に霞がたなびいている。
 
その後築地の病院に入院。
 
病室からの景色に驚く。
隅田川の向こうにそびえ立つ高層マンション群、
東京タワーの赤くたなびく光と時が不気味だった。