下記の記事は日本経済新聞オンラインからの借用(コピー)です
【ニューヨーク=野村優子】米国の医療機関が実施した新型コロナウイルスワクチンの研究によると、インド型(デルタ型)の変異ウイルスへの感染を予防する効果が、ファイザー製よりもモデルナ製の方が高い可能性があることが分かった。重症化を防ぐ観点ではともに高い有効性を維持したという。
米大手医療機関メイヨー・クリニックが、中西部ミネソタ州で約7万7千人を対象にデータを分析し、ファイザー製とモデルナ製の有効性を比較した。
これによるとデルタ型の感染拡大が顕著だった7月に、モデルナ製の感染予防の有効性は年初の86%から76%に低下した。一方、ファイザー製は年初の76%から42%に低下したという。重症化予防の側面ではいずれのワクチンも高い有効性を維持し、接種者のなかに死者はいなかった。
年初時点で、デルタ型はほとんど確認されていなかったが、7月時点でミネソタ州の新規感染に占めるデルタ型の割合は7割に達していたという。
併せて、接種を完了した人が感染する「ブレークスルー感染」について、ミネソタ州や南部フロリダ州など複数州で2つのワクチンを比較する研究も実施した。同研究では「モデルナ製を接種した人がブレークスルー感染する確率は、ファイザー製を接種した人の約半分となる」と指摘した。
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