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農薬の毒性に迫る最先端の研究成果…動物実験では精巣破壊

2021-07-04 08:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です

前もってお断りするがこうした実験は人間で行うわけにはいかず、ほとんどラットやマウスを使っている。同じ哺乳類のマウスで起こることは、人間でも起こりうるからだ。

 ネオニコチノイド(ネオニコ)という農薬が残留した野菜と一緒にハンバーグなどの高脂肪食を食べると肥満が1・5倍加速すると書いたが、そうなるのは農薬によって腸内細菌叢が変わるからだ。抗生物質を飲んでも腸内細菌叢は変わるが、農薬でも変わる。

 では、他にどう変わるかというと、まず免疫に影響を与える。人間の腸には1000兆個ともいわれる腸内細菌がいる。免疫細胞の7割は腸の消化管にいるが、これを活性化しているのが腸内細菌だ。

ラットにこの農薬を投与すると、腸内細菌叢が変わって免疫系が撹乱され、炎症を抑える善玉菌が減った。免疫系が撹乱されて炎症を抑える菌が減れば、免疫系は敵と味方が分からなくなり、自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎などになりやすい。

 自己免疫疾患というのは膠原病や関節リウマチなどの難病が多く、安倍晋三前首相も患った潰瘍性大腸炎もそうだ。原因は、異物を排除する免疫系が敵と味方を判別できず、自分の正常な細胞を攻撃することで起こるといわれる。農薬が全てとはいえないが、実験では農薬も関わっていることは明らかだ。

 自己免疫疾患の患者数は90年代から急激に増え始めたが、ネオニコが使われたのもその頃からだから、やはり気になる。

■動物実験では精巣が壊れた

 この農薬をウズラに投与すると、オスは精巣が壊れてしまった。また、オスのマウスに投与すると、精巣から精子が消えたという実験結果もある。男性ホルモンのテストステロンが消えて精巣が育たないのだ。現実世界でも、1973年から2011年まで、男子の精子が半分以下に減少したというから、農薬との関わりは十分考えられる。草食系男子が増えたというのも、あるいは農薬と無関係ではないのかもしれない。

さらにマウスにネオニコを投与して物体の認識能力を調べると、明らかに短期記憶が悪くなったそうだ。アルツハイマー病も記憶障害から発症することは多いが、もしかすると認知症にも関わっているのかもしれない。

 この農薬、ごく少量で免疫系や神経系に障害を与えるが、その毒性は短期間では目に見えず、発がんのような派手さもないだけに、怖さを理解するのは簡単ではない。



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