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「YouTube」がやめられない人が陥っている状態

2021-04-30 13:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

自由に使える時間を有効に使う
南カリフォルニア大学の心理学教授、ウェンディ・ウッド氏によれば、人の行動のうち60%は無自覚だそうです。つまり、1日のうち半分以上は、自分でも何をしているか自覚していないうちに過ぎていることになります。
幸福度を上げるためには、1日のうちで自分が自由に使える時間を把握し、それを有効に活用することです。時間を記録するには、ウェブカレンダーを使ったり、手帳に書き込んだりもできますが、便利なアプリも多数あります。
1日の時間の使い方といっても、大半は仕事だよ! という方もいるかもしれませんが、1日は24時間。24時間から会社の就業時間を引いたら何時間残るか、試しに計算してみましょう。会社が8時間を就労時間と定めていたら、1日のうち16時間はプライベート時間ということになります。リモートワークが進んだ会社では、もっととれるかもしれません。
心理学者のアンダース・エリクソン氏によれば、人がもっとも高い集中力を発揮できる時間は1日におよそ4時間だそうですから、ダラダラ仕事しないで、就業時間を終えたらさくっと切り替える方が、かえって生産性が上がるのです。そして、プライベートの時間をどう過ごすかが、人生の満足度、充実度を上げてくれることになります。
今日のプライベート時間を確保したら、仮に3つに分類して、それぞれ所要時間を考えてみましょう。理想は次のようなバランスです。
・睡眠、食事、家事などにかかる「必要時間」 9~11時間
・趣味や勉強、ジムでエクササイズなど「能動的に過ごす時間」 3~5時間
・NetflixやYouTubeなどの動画視聴、ネットサーフィンなど「受動的に過ごす時間」 1時間以内
もしも「受動的に過ごす時間」が1日のうち2時間以上あった場合は、改善が必要かもしれません。もちろん、目的があって動画を見ていたり、趣味としてネットを見ている場合はいいのです。リラクゼーションの時間としてゲームをするのも大賛成です。その場合は、動画を見る時間もゲームをする時間も「能動的な時間」としてカウントできると思います。
ただし、こうしたアプリやゲームは、脳が次々に見たくなるような反応を起こすようにつくられています。Netflixの調査では、61%の人が、一度見始めると2~6話を連続して見ているという結果になりました。5人に3人は連続視聴をしていることになります。また、NBCニュースは、動画を連続視聴しているときの脳は、ドラッグ中毒者と同じ状態になっていると告げています。
ついNetflixを見続けてしまうワケ
目的があって見始めても、いつの間にか見ようと思っていなかったものまで見続けてしまうことはよくあります。が、それではあっという間にプライベート時間が消えてしまいます。これらのアプリは脳の性質を利用してつくられた仕組みですから、意思の力では勝てません。対抗するにはこちらもこのサイクルにはまらないような「仕組み」をつくらなくてはなりません。
心理学者のマイケル・ゼイラー氏によれば、脳は決まったパターンで与えられる報酬よりも、予期しないパターンで報酬を与えられた方が、喜びが大きくなるという特性があります。
ネットサーフィンやYouTubeも全部が面白かったり、有益であるわけではありません。でも、たまに面白かったり「へえ!」という驚きのある記事にあたるからこそ、私たちはネットサーフィンをやめられなくなってしまうのでしょう。ギャンブルと同じ構造で、脳がハマってしまうのです。
しかし研究によれば、同じ娯楽の時間であっても、目的意識のないままに過ぎてしまう時間は、能動的に楽しもうとする時間に比べて幸福度が下がることがわかっています。
ある習慣を引き起こすきっかけを「トリガー」といいますが、これには2種類あります。1つはインナートリガーといって、「自分の身体」がトリガーになっているケース。「お腹が鳴る」というトリガーから「お菓子を食べよう」という悪習慣が発動します。
もう1つはアウタートリガーといって、「環境」がトリガーになっているケースです。「LINEの通知が出る」というのがトリガーで「スマホを触る」という悪習慣が発動します。
生活の中で強く習慣になってしまっている行動は、このインナーとアウターのトリガーの連鎖です。ネットサーフィンの場合、「疲れた~」というインナートリガーが「仕事じゃないことをしたい」という気分にさせてスマホを手にさせ、スマホの画面に現れる通知やアプリのアイコンというアウタートリガーからYouTubeやNetflixのアプリを押して動画を見るという習慣に入ってしまいます。
この場合、「疲れた~」と思ってスマホを見ても、アウタートリガーとなる通知を切っておいたり、アプリを削除しておくことで一連の流れに入ることを止めることができます。
「やりたいこと」をメモしておく
データによれば、2019年の日本人が所有するアプリは平均99.3個、利用しているアプリは37.5個だそうです。あなたはいくつ持っているか、自分で知っているでしょうか? 時間泥棒のアプリはブラウザから能動的に見に行けば見られますので、いったんスマホから消してみましょう。時間の使い方に意識的になれます。
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また、自分がやりたかったことを思い出すことで、受動的な時間を減らすこともできます。
・もっと本を読みたい
 ・〇〇の映画を全部見たい
 ・もっと家族と時間を過ごしたい
 ・もっと仕事以外の世界と触れたい
というように、自分のぼんやりと思っている欲望を書き出して、時間の使い方を具体的にイメージするのも効果的です。
時間をどう過ごすか考えることは、人生をデザインすることです。同じ動画を見るにしても、惰性ではなく、ちゃんと見たほうが何倍も楽しめるもの。せっかく手に入れた時間ですから、意識的に過ごしてみてください。きっと1週間後、1カ月後の自分に変化が訪れます。



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