化粧品の成分おたく さえぽんの日記 (2017年7月化粧品成分検定1級【上級スペシャリスト認定】所得しました)

毒判定 1~3 ①★の時天然エキス等CAS有
天然×天然素材合成☆彡
or
天然×石油合成?成分名だけでは不明★①

グリチルリチン酸は安価なのかしら?甘草エキスは?

2017年05月10日 00時34分06秒 | メイク品

少しマニアックな成分の話です。

昨日ご案内したメーカーさんの口紅

カルミンが配合されていないものは、必ずグリチルリチン酸アンモニウムが入るようです。

値段の傾向性ですがカルミンが入った商品は1000円以上

グリチルリチン酸系が入ったものは500円代もあります。

原料価格の違いだと思うのですが。

グリチルリチン酸は甘草の根の成分を合成したもの・・・・・。

化粧品で甘草エキスとグリチルリチン酸と表示が違います。

同じ原料でも合成方法や抽出方法が違うようです。

漢方で甘草は高価なものと聞きます。

グリチルリチン酸は安価なのかしら?

因みにこの口紅の成分はグリチルリチン酸アンモニウム

下記は化粧品成分登録リストのグリチルリチン酸アンモニウム&グリチルリチン酸&甘草エキスの本質とINSIです。

似た成分でも合成の仕方や質によって原料原価が100倍以上と聞きますがこの3者は?

私の知識では測りかねますが・・・・・。

グリチルリチン酸アンモニウム

本品は、グリチルリチン酸(*)のアンモニウム塩である。   AMMONIUM GLYCYRRHIZATE、Ammonium Glycyrrhizate 

グリチルリチン酸

本品は、カンゾウ Glycyrrhiza glabra から得られる配糖体であり、次の化学式で表される。   GLYCYRRHIZIC ACID、Glycyrrhetinic Acid 

甘草エキスは

本品は、甘草 Glycyrrhiza glabra、Glycyrrhiza uralensis 又はその他同属植物(Leguminosae)の根のエキスである。  

Kanzou Ekisu(JTN)