http://the-liberty.com/article.php?item_id=3880 The Liberty Webより
2012.02.25
2012年4月号記事
天変地異から日本を救え
――天照大神、最後の警告
「日本人よ、信仰心を取り戻せ」
日本列島が揺れている。
昨年3月 日の東日本大震災から1年。
首都圏直下型地震は「いつ来てもおかしくない」状態が続き、富士山の噴火の「予兆」も出てきている。
日本列島どこにいても「天変地異」の危険にさらされている。
いったい今、日本に何が起きているのだろうか。
本誌は、他のマスコミが報じない"真の原因"があると考える。
天変地異は単なる地殻の動きではなく、「神の意志」が働いている。
日本の神々は今、私たち日本人に何を警告しているのか。
何に「目覚めよ」と言われているのか──。
これは、すべての日本人に送る「救国のメッセージ」である。
(編集部 小林仁先、山下格史、只木友祐)
■天変地異から日本を救え (1)
・日本列島は地震の巣…………(本誌 p.24)
・インタビュー 京都大学防災研究所 地震予知研究センター 准教授 遠田晋次
日本各地で、いつ大きな地震や噴火が起きてもおかしくない……(本誌 p.26)
・公開霊言抜粋レポート「神の怒りから逃れたければ、神の望むことを達成せよ」……………(本誌 p.28)
・政治が混乱するとき、人心が乱れ天罰が下る……………(本誌 p.30)
・天罰はなぜ下るのか……………(本誌 p.32)
・インタビュー 上智大学名誉教授 渡部昇一
左翼政権下での天変地異 次に起これば「法則」と言える ………………(本誌 p.34)
・信仰心こそが日本を救う……………(本誌 p.36)
日本列島は地震の巣
死者・行方不明者計約1万9千人にのぼる東日本大震災の発生から1年が経とうとしている。被災地ではまだ震災の傷も癒えていないが、ここに来て多くの研究者が数年以内に起こり得る大地震や火山噴火について警鐘を鳴らし始めた(上図)。
震災によって地盤が大きく動いたという遠田晋次・京都大学防災研究所地震予知研究センター准教授は「東京の下ではいくつものプレートが重なり合っていて、M(マグニチュード)7・5クラスの首都直下型地震がいつ起きてもおかしくない状況」と指摘する(次ページインタビュー参照)。
もちろん、危険なのは東京だけではない。
「活火山であるはずが300年も噴火しなかったこと自体、異常だと考えたほうがいい。東海地震後に富士山は間違いなく噴火すると考えるべきです」(長尾年恭・東海大学海洋研究所地震予知研究センター長、週刊現代1月21日号)
「東海地震の場合、(中略)静岡県の平野部では震度6強クラスの地震になると思います。また南海地震であれば、大阪で震度5強~震度6弱くらい。一番激しく揺れるのは、震源域に近い高知県の四万十市付近と思われ、確実に震度7になります。(中略)紀伊半島でも、三重県あたりでは、やはり震度7に達しそうです」(都司嘉宣・東京大学地震研究所准教授、週刊現代2月18日号)
世界全体の地震の10分の1が日本で起きており、「日本であれば、首都圏に限らず、どこであってもM7程度の地震が起きることが考えられます」(東京大学地震研究所ホームページ)と言われるように、日本列島全体が"危険地域"である。
「日本が1千年に一度の大地殻変動期に入った」と指摘する研究者もいる中で、私たちはこの状況をどう理解すべきか。
インタビュー
日本各地でいつ大きな地震や噴火が起きてもおかしくない
京都大学防災研究所 地震予知研究センター 准教授
遠田晋次(とおだ・しんじ)
1966年宮崎県延岡市生まれ。東北大学大学院理学研究科前期博士課程修了。電力中央研究所、東京大学地震研究所、産業技術総合研究所活断層研究センターなどを経て2009年4月から現職。
首都圏でM7大地震「5年以内に28%」
図②関東は4つのプレートが重なり合って地震が起きる
赤線が大地震の震源。
①陸側プレート内(関東西部活断層)
②フィリピン海プレートと
陸側プレート境界
③フィリピン海プレートとブロック境界
④ブロックと太平洋プレート境界
●はM6 程度までの「地震の巣」
今年の1月23日に、東大の地震研究所が「首都圏にM7級の地震が4年以内に70%の確率で起きる」と発表し大騒ぎになりました。
ただし、この東大の試算は、昨年9月までの地震をもとに計算したものなんです。その後、首都圏での地震の回数は減っていて、最近のデータを加えて試算をすると、私たちが2月に発表した「5年以内に28%」になります。
「70%」と聞くと、もうほとんど死刑宣告に近い。「28%」というのは、そこまでではないが、「いつ来てもおかしくない」ということも事実です。
首都圏は、いくつものプレートが重なり合っている所なので、非常に地震が起きやすいんです。「太平洋プレート」「フィリピン海プレート」「ユーラシアプレート」の三つのプレートが重なっていて、さらに私たちの研究では、もうひとつプレートの破片が隠れていて、それが歪むたびに地震が発生するわけです(図(2)参照)。
東日本大震災の後は地震の回数が激増
中部、関西、九州のここが危ない
これから日本で大きな地震が予測される地域は、実はたくさんあります。
(1)首都圏=これは最も気をつけないといけない。
(2)糸魚川―静岡構造線=東日本大震災でここに負荷がかかっているので、断層沿いの松本、諏訪湖、甲府あたりは危険。
(3)中部地域=似たような活断層が多いので、中部山岳地域は直下型地震の可能性がある。
(4)名古屋=ここも周囲に活断層が多いので、注意が必要。
(5)関西=関西で一番怖いのは津波ではなく、直下型地震。京都は、1596年の慶長伏見大地震以来、大きな地震が起きていない。京都盆地は周りは活断層だらけなので、いつ起きてもおかしくない。大阪は、大阪城の真下に活断層が隠れていますが、これが8千年おきに動いている。この9千年動いていないのでエネルギーが相当溜まっている。
(6)九州=火山が多く、大きい地震が誘発される可能性がある。
富士山は、いつ噴火してもおかしくない
加えて、大きな危険は富士山です。どの火山学者も「宝永噴火(1707年)から300年以上経っているので、いつ噴いてもおかしくない」と言っています。
宝永噴火の時も49日前に南海トラフ沿いで大地震があったことが記録されています。アラスカやスマトラのM9級の地震があった後、必ず十数年以内に火山が噴火しているので、M9の東日本大震災の後、いつ噴火してもおかしくありません。
地震学者も「何か別な力」が働いていると思っている
日本は地震大国です。これは火山が非常に多いことと、プレートが重なり合っている地域だからだと考えられます。
実際に統計を取ると、世界全体で起きる地震の10分の1は日本で起きている。さらにその10分の1は首都圏で起きているんです。
日本で1年間に、M3の地震は約1万回、つまり1時間に1回の割合で起きている。M4は1千回、M5は100回、M6は10回、M7は年1回程度です。このような法則があります。
しかし、地震学者たちは本音では、「われわれが危ないと言った所で起きなくて、ノーマークの所で起きてしまう。まるで、誰かから見透かされているようだ」という感想を持っています。
それと、地震というのは、満遍なく起きるのではなくて、起きる時期には集中的に起きるんです。たとえば、第二次大戦前後には日本各地で大地震が起きている。それから幕末の動乱期にもよく起きています。
逆に静かな時期はずっと起きない。この「なぜこの期間は起きないのか」という説明は、理屈としては「エネルギーを溜めている期間だ」と言っていますが、正確なところは分かってないんです。
だから、地震学者も三通りいるんです。「数式で説明できる」という人と、「物理現象だけど、地球は複雑なので、ちょっとしたことで動きが変わる」という複雑系の人、それと「もうお手上げだ」と考えている人。
お手上げだと考えている人は、「これはきっと何か別な力が働いているのだろう」と思っています。しかし、その「何か」がまだ分からないということですね。
■天変地異から日本を救え (1)
・日本列島は地震の巣…………(本誌 p.24)
・インタビュー 京都大学防災研究所 地震予知研究センター 准教授 遠田晋次
日本各地で、いつ大きな地震や噴火が起きてもおかしくない……(本誌 p.26)
・公開霊言抜粋レポート「神の怒りから逃れたければ、神の望むことを達成せよ」……………(本誌 p.28)
・政治が混乱するとき、人心が乱れ天罰が下る……………(本誌 p.30)
・天罰はなぜ下るのか……………(本誌 p.32)
・インタビュー 上智大学名誉教授 渡部昇一
左翼政権下での天変地異 次に起これば「法則」と言える ………………(本誌 p.34)
・信仰心こそが日本を救う……………(本誌 p.36)