また目減りしています。年金基金。
2011-12-03 吉井としみつ氏、ブログ転載
http://ameblo.jp/toshi-yoshii777/entry-11096792109.html
年金の積立金の約150兆円のうち、
その大半の7割を、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用しています。
100兆円規模の年金を運用しており、ダントツの世界一の大きさです。
その年金基金。
また、目減りしました。
年金の積立金は、
国内の債券・株式、外国の債券・株式で運用されています。
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年金・1ーーhttp://ameblo.jp/toshi-yoshii777/entry-11089101935.html
年金・2ーーhttp://ameblo.jp/toshi-yoshii777/entry-11092815212.html
今、世界的にも経済に元気がなかなか出ていません。
ということは・・・
債券・株式の価格は下がるということを意味します。
すると・・・・
年金基金も減ります。
これによって、3兆7326億円の損失を計上しました。
これにより、運用資産額は、
今年6月末から、約4.9兆円減少したそうです(108.8兆円)。
ちなみに、この年金基金の運用利率は、
以前のブログでもお伝えしたとおり、
4.1%の利回りを想定しています。
土台無理な前提なのは明らかですよね。
無理だから、何度、年金の改正をしても
年金支給開始年齢の問題が出てくるわけです。
政府は、年金積立金も予想よりも
速く枯渇することも分かっていて、
消費税を増税しようとしていますが、
消費税を増税すると、景気は悪くなります。
景気は悪くなると、株価が下がります。
海外の債券価格も下がる可能性があります。
結果、年金の積立金は
ますます枯渇しかねません。
わざわざ、増税して、
年金基金をどうして、目減りさせなくてはいけないのでしょうか?
かえって、問題を悪化させるだけです!
今、一川防衛大臣の問責決議の問題に隠れており、
本日の日経新聞(2011.12.3)では朝刊の5面に
小さく掲載されていましたが、
年金は、国民の大切な財産です。
今回の年金基金の目減りについても、
もっと大々的に国民に伝えるべきではないでしょうか。
本当に安心の年金は、
日本経済の発展する方向によってこそ、
担保されます!
。