ムーディーズが韓国国債を格上げ 「信用」が増したのは日本のおかげか
2012.08.29
◆ムーディーズが韓国国債を格上げ 「信用」が増したのは日本のおかげか
http://plaza.rakuten.co.jp/taihakusan2/diary/201208290006/
転載、させていただいた記事です
ムーディーズが韓国国債を格上げ 「信用」が増したのは日本のおかげか
信用格付け会社大手のムーディーズは27日、韓国国債の格付けを
日本国債と同等の「Aa3」に引き上げた。政府債務がGDPの33%と
先進国の平均である108%より大幅に低いほか、経済危機に対して
強くなったことが理由とされている。
格付け会社は、その影響力と格付け基準をめぐって様々な批判に
さらされてきた。欧州危機に際しては、各国の格付け引き下げが
「金融危機を悪化させる」と批判を受けたり、あるいはアメリカ国債に
関しては、財政事情の悪化にもかかわらず長らく最高格を与えてきた
(昨年8月にS&Pが初めて米国債の格付けを引き下げた)。
今回の韓国の格付けアップについても疑問な点がいくつもある。
確かに韓国の政府債務のGDP比は低いが、6月末での対外債務残高は
4186億ドルと国家予算を大幅に上回っており、海外からの借金に依存した
経済の態勢が続いている。1997年のアジア通貨危機では、外資がマネーを
一気に引き上げたことから急激なウォン安が発生し、借金の返済が困難に
なったが、今日でも状況が根本的に変わったわけではない。
現在では、もし韓国が経済危機と強烈なウォン安に見舞われ、外債の返済が
困難になっても、日本との「通貨スワップ」によって、韓国はウォンを
日本が持っている円やドルと交換して調達することができる。
韓国が1年以内に返済しなければならない外債は1414億ドルで、日本との
スワップ限度額はその実に半分の700億ドルである。
韓国が経済危機に対して本当に強くなったのならば、それは通貨協定などで
の日本との協力関係があるからというのも一因である。
もし韓国が日本に対して強硬姿勢を続け、これまでの経済協力の枠組みを
反故にするようなら、しっぺ返しを食らう日が来てもおかしくないだろう。(呉)
【関連記事】
2011年12月26日付本欄 韓国のストレスフルな受験競争を中和するには
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2011年10月2日付本欄 韓国ウォン安 輸出好調でもデフォルト目前?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=2987
「ザ・リバティweb」から転載
以上転載、させていただいた記事です
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元もウオンも、下落して紙くず。