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国は肚をきめて原発の重要性を明確にせよ!

2014年09月12日 16時20分31秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

国は肚をきめて原発の重要性を明確にせよ!

    

[HRPニュースファイル1122]より



 文/福井県本部副代表 白川 康之氏



 ◆電源構成を現実的なものにせよ

8月、総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)の基本政策分科会が開かれ、

将来の最適な電源構成を決める検討作業が始まりました。安価な電力を安定的に供給するには、

安全性が確認された原発を活用することが不可欠です。

「ベストミックス」を目指すのであれば、原発の重要性を明確にするべきです。電源構成は暮らしと

産業の明日を左右します。現実的かつ積極的な原発比率の目標を明示することを期待したいものです。



 ◆廃炉、廃棄物処理の道筋を明示せよ

原発の早期再稼働は喫緊の課題ですが、同時に使用済燃料の中間貯蔵の問題や最終処分場の選定など、

廃棄物問題全般に対し国として、しっかりとした道筋を示し責任ある対処を進めていくことが重要です。

原子力発電所の廃炉は世界共通の課題になっています。世界では、これまで建設された558基のうち約4分の1に

当たる132基が廃炉を決定しています。わが国においても、48基のうち今後10年で17基、20年で37基が

運転開始後40年を経過します。 

福井県には、現在13基の商業用原子力発電所がり、このうち運転開始後40年を経過したプラントが3基

(敦賀1号機、美浜1,2号機)、30年経過したプラントが5基(高浜1,2号機、美浜3号機、大飯1,2号機)あります。

福島第一原子力発電所の事故後、平成25年7月に施行された原子力発電所の新規制基準において

「40年運転制限制」が導入され、1回に限り最大20年の運転延長を認める例外規定が設けられました。

廃炉の問題は福井県の原子力行政にとって大きな課題になっているのです。

文部科学省が2015年度概算要求で、福島第一原発の廃炉に関わる研究開発に81億円を計上するようです。

ただ、福島第一原発の廃止措置に関しては、高線量環境下で作業員が入れない現場が大半であることから、

福島第一原発の廃止措置に特化した技術の開発が必要となり、通常プラントの廃止措置とは大きく異なります。

このことから、福井県をはじめ全国各地で発生する通常運転プラントの廃止措置に必要な除染、解体手法や、

工期の短縮化、工程作業管理等の技術開発を、福島第一原発と並行して行う必要があると言えましょう。



 ◆廃炉ビジネスは成長分野

廃炉ビジネスは原子力産業における21世紀最大の成長分野とも言われていますが、国内のプラントメーカーは、

商業炉の廃止措置を完了した実績がありません。海外のプラントメーカーは、これまでの実績をもとに

世界の廃止措置市場に参入しているようです。

今後、わが国が原子力産業の海外展開を図っていく上で、国内プラントメーカーが廃止措置業務を通じて知見や

技術を蓄積し、建設、運転、保守管理、廃止措置をセットに高いレベルの技術をアピールいていく必要があるといえましょう。



 ◆「原発は悪」では人材は育たない

廃止措置で海外展開の実績のあるドイツの廃炉専門の国営会社「EWN」が問題としているのは人材です。

福島第一原発の事故以降、ドイツは2020年までの原発全17基の停止を打ち出しましたが、その影響で「原発は悪」

といった社会風潮が高まり、若い人が入社せず若い技術者が育っていないのです。

そのため技術そのものは確立されているが、蓄積された知識をどう維持し継承していくかが大きな課題と

なっているのです。とはいってもドイツでは今も原発は稼働しています。

わが国では48基もありながら稼働原発はゼロという惨憺たるありさまです。


「脱原発」「原発は悪」といった風潮は一向に収まらず状況はドイツより深刻です。このままでは人材は

育たないばかりか、人材という国富が海外に流出してしまいます。

この様な異常事態を正常にしていくためにも、国は肚をくくって原発の重要性を明確にするときです。


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「原発依存体質だ」何だと言い、原発に寄りかからないと
生きていけないかのような差別的報道をしますが、失礼極まりない話です。





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1 コメント

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地元の声 (はっちょ)
2014-09-13 07:38:39
地元の一人として何度かリポーターしましたが、

① 発電を止めていても作業員は忙しく働いている。何故なら、原子炉は止まっていない。
② 美浜原電のすぐ傍に住んでいる住民は「発電所に防護壁が出来たおかげで津波の時は発電所の中に避難する」と言っていました。
③ 美浜原電が廃炉になったとしても100年間ぐらいは安全になったとは考えてはいない。完全に撤収出来た時まではリスクを抱えなければならない覚悟は出来ている。
④ 発電所の外から「危険」と言っている連中は原発の中で作業をしていないので根拠が無い事ばかりを言っている。しかし、我々作業員は毎日発電所の中で点検作業をしているので身体全体で理解をしている。身近な問題だから良くわかる。

これだけでも頭だけで考えようとしている連中に正しく理解が出来ていない事がわかる。
ペンを捨てて発電所の中のボルトを締める作業でも体験してみては?
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