ロシアルーブルが初めてアジアからの輸入の支払いの主要通貨となる
Sputnik 2024/10/16 https://nofia.net/?p=23150 より転載
スプートニクが分析したロシア中央銀行のデータによると、ロシアルーブルが
初めてアジア諸国から輸入される商品やサービスの決済における主要通貨となった。
8月、アジアからの輸入決済におけるルーブルのシェアは、7月の 42.9%から
43.6%へと過去最高を記録した。
同時に、8月のルーブルのシェアは、ロシアが友好国と呼ぶ国の通貨のシェアを
0.6パーセントポイント上回り、アジア諸国からの商品やサービスの支払いに
おけるルーブルが主要通貨となった。
ルーブルはまた、アフリカ諸国からの輸入品の支払いでも過去最高のシェアを
獲得し、0.5パーセントポイント増加して 69.9%に達した。
また、オセアニアからの輸入でも過去最高のシェアを獲得し、オセアニアでは
供給される全商品の 84.3%の支払いにルーブルが使用されている。
全体として、貿易におけるロシア通貨の使用率は 7月の 45.9%から 8月には
44.7%に低下した。
同時に、友好国の通貨のシェアも 2.2パーセントポイント減少して 31.2%となった。
一方、データによると、8月のロシアの輸入の 24.1%が「有害な」通貨で
支払われており、主な恩恵を受けたのは「有害な」通貨だった。
これは、アジアとの貿易における非友好的な通貨の割合が 1.1パーセントポイント、
米国との貿易では 8.3パーセントポイント、欧州との貿易では 6.9パーセント
ポイント増加したことで説明できる。
今月初め、ロシアのイーゴリ・モルグロフ駐中国大使は、ロシアと中国の間の
決済の 95%は第三国の通貨を介さずに行われていると述べた。
9月には、BRICS 商工会議所の副会長サミープ・シャストリ氏は、
BRICS 諸国間の取引における自国通貨の使用がドルを上回ったと述べた。
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