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上海地下鉄事故:運転再開を一転中止…批判回避狙い

2011年09月29日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

上海地下鉄事故:運転再開を一転中止…批判回避狙い
     
 転載

中国・上海で事故が起きた地下鉄10号線の駅の
出入り口に掲示された、一部区間の運行停止を
告げる張り紙=2011年9月28日午前、共同

 【上海・隅俊之】中国上海市で27日午後に発生した
市営地下鉄10号線の列車追突事故で、市営地下鉄は
28日、事故から約4時間半後に運転を再開した
一部区間について、市当局の事故調査班の指示により、
一転して運転を取りやめた。事故原因の本格的な
調査を始める方針。

7月に浙江省温州市で発生した高速鉄道事故では
早々に運転を再開して国民から批判が集中したこともあり、
今回は改めて運転を一定期間中止することで
、安全最優先の姿勢を強調したい思惑があると見られる。

 事故は信号システムが故障し、列車が徐行運転中に
発生した。温州での事故区間と同じ信号システムを使用。
中国鉄道省傘下の国有企業の中国鉄路通信信号と、
仏重電大手アルストムの合弁会社「CASCO」が
開発したものだった。

 また、10号線では7月28日にも同じ
信号システムの故障により、列車が誤った方向に
走り始めるトラブルが起きていた。


 ◇技術の危うさ露呈…信号システム7月にも異常


 【上海・隅俊之】
27日に起きた中国上海市営地下鉄の列車追突事故で、
過去に故障を起こした信号システムが原因だったと
判明し、中国の鉄道技術の危うさと再発防止策の
不確かさが改めて浮き彫りになった。

中国では列車事故が発生しても早々に運転再開する
ことが多いが、7月に高速鉄道事故が起きたばかりで、
市民からは当局への不満が高まっている。

 事故があった10号線では27日午後7時15分ごろ、
いったん運行を再開した。事故現場近くの豫園(よえん)
駅の駅員に「信号システムの故障は直したのか」と
聞くと、「とにかく通常運転に戻っているということだ」
と述べるだけだった。

しかし市当局は27日深夜、一転して運行の取り
やめを発表した。

 28日朝、南京東路駅では、10号線への入り口が
封鎖され、駅員が通勤客らの対応に追われた。
駅で取りやめを知った会社員の趙国華さん(32)は
「温州の事故もそうだが、直ったかどうか分からない
まま運転を優先するのがこの国」と話した。

 10号線の信号システムは7月にも故障を起こしている。

中国メディアによると、10号線は将来の無人運転の
実現に向けて信号システムを更新している途中だが、
市営地下鉄トップの兪光耀氏は27日夜の記者会見で、
「(7月のトラブル後に)CASCOは安全にかかわる
事故は二度と起こさないと約束していた」と釈明するに
とどまり、再発防止策がとられていたかどうかは
明言を避けた。

 
◇急速な発展、ひずみも

 

【上海・隅俊之、北京・工藤哲】上海市営地下鉄の
総延長は世界最長の約420キロで、中国の経済発展を
けん引する上海の象徴だ。列車追突事故が起きた
10号線は昨年の上海万博に合わせて開通。

メンツをかけた国家プロジェクトのために建設を急いだ
との指摘もあるが、今回は特に、高速鉄道事故後、
列車事故防止策が徹底されていないとする
中国メディアの批判が相次いだ。

 28日付の中国各紙は、一部が1面トップで伝える
など大きく報道。「新京報」は社説で
「高速鉄道事故以後、各地の地下鉄は大規模な
安全検査を実施したはずだ。こうした追突のリスクは
上海の10号線特有のものではない」と指摘。

「追突にはどの程度の人災の要因が含まれている
のか、徹底した調査を求める」と訴えた。
また「京華時報」も「重要なのは毎回の事故から
教訓をくみ取り、事故の病巣を根絶することだ」
とする論説委員の論評を掲載した。

 上海以外でも、広東省広州や四川省成都など
経済発展がめざましい中国の各都市では、
高速鉄道網の急速な整備と同じように地下鉄の
整備が進み、10年末時点での総延長は1400キロに
達している。

毎日新聞 2011年9月28日 11時52分(最終更新 9月28日 13時20分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20110928k0000e030044000c.html?toprank=onehour


関連


上海地下鉄事故に見る、

「微博」(中国版ツイッター)の存在感。

[HRP042]転載

上海市中心部を横断する地下鉄10号線で
27日午後2時50分(日本時間同3時50分)ごろ、
列車同士の追突事故が発生しました。

上海のテレビ局のミニブログ「微博」
(中国での利用者が2億人)によると、260人が負傷し、
そのうち少なくとも20人は重傷。死者は現時点では
いないとしています。「微博」には血を流した乗客の
写真も掲載されていました。(その後けが人は271人
と報道されています)

「微博」には「安全を重視すると繰り返してきた
直後に事故が起きた。もう政府は信用できない」と、
国を批判する書き込みが相次いでいます。

さらに、「微博」には、額から血を流す乗客や前面が
激しくひしゃげた追突した列車の写真が掲載されました。

乗り合わせた乗客や微博の書き込みによると、
乗客のほとんどは地下鉄構内を歩いて近くの駅に
向かったが、お年寄りの中には座り込んだままの
人もいたといいます。「事故後も何があったのか
説明もなかった」と憤りの声も。

上海の市営地下鉄は「微博」に、
「今日は上海の地下鉄運行史上で最も暗い日」
と述べ、乗客や上海市民に謝罪。

中国の短文サイト「微博」(中国版ツイッター)の
存在感は増しています。

そもそも、上海地下鉄事故の報道は、
中国語版ツイッター「微博」から広まりました。

事故直後中国語版ツイッター「微博」には、負傷
した血だらけの女性の画像が掲載されるなど、
大事故の地下鉄衝突ように報道されたからです。

今までの中国の報道姿勢であれば、事故の
規模等の詳細が明らかにならなければ、すぐに
報道されることはありませんでしたが、「微博」の
普及によって情報が見違えるほど早く伝わる
ようになったため、中国政府の情報管制をすり
抜けるようになりました。

7月に温州で起きた中国版新幹線の
衝突事故の時と同じです。

一方、9月中旬には、中国の閣僚や官僚が着用
している高級腕時計のブランドや値段を特定し、
「微博」上で報告していた男性のアカウントが閉鎖され、
書き込みが見られなくなったと、中国紙、環球時報
(英語版)や英紙フィナンシャル・タイムズで報じています。

男性は鉄道事故を伝えるニュース写真で、
盛光祖鉄道相が7万元(約84万円)相当とみられる
腕時計を使用していると気付き、その後、
インターネット上の写真から100人以上の官僚らの
腕時計を調べ、多くがオメガやロレックスなどの
高級腕時計を愛用していると指摘すると、2000人
だったフォロワー(読者)は2万人以上に急増。

そして9月中旬ごろ閉鎖されました。

7月の浙江省の高速鉄道事故など大規模な
事故や事件のたびに政府に批判的な内容が
多数書き込まれたため、当局の圧力で微博の
運営会社が規制を強化しているとみられています。

そのように規制強化されてきた中で、今回の
地下鉄事故でした。しかも、原因は地下鉄の
信号システムの故障。7月の高速鉄道
(中国版新幹線)事故で問題となった信号システム
と同じ企業のものだったことが明らかになりました。

原因究明への批判の声が高まっています。
中国人民の政府への怒り、批判は高まること
でしょう。そして、中国人が「真実を知りたい」と
いう欲求も抑え難く、中国版ツイッター「微博」
による情報発信は、ますます熱を帯びることに
なるでしょう。

「中国版ジャスミン革命」の時は近いのかも
しれません。


(文責・小島一郎
http://kojima-ichiro.net/)

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