悔しい!タイが高速鉄道計画で心変わり、中国にとっては大きな誤算
中国とタイが協力することで合意していたはずのタイ高速鉄道計画。タイ政府が中国からの借款を受けずに自己資金で一部区間を建設し、ラオス国境へとつながる残りの区間については延期することを発表したことで、中国にとっては大きな誤算が生じる結果となった。
中国メディアの寧夏在線はこのほど、中国とタイの高速鉄道計画をめぐる協力はこれまで紆余曲折が続き、これまで一度も「一致を見なかった」と指摘したうえで、タイ側の要求に怒りを示す記事を掲載した。
記事は、タイの政府関係者がこのほど、タイの高速鉄道計画について「中国とタイの国交40周年を祝う友好事業であり、中国が同計画から利益を得ないよう求める」と述べたと伝えたうえで、「わが国は技術を提供し、建設を請負うというのに、さらに利益も得てはいけないと言われては納得できるはずがない」と反発した。
続けて、タイをはじめ東南アジアにおける日本の影響力は極めて大きいとし、日本の技術も高く評価されていると指摘。さらにタイは高速鉄道を建設することで日本が得意とする路線開発と同時に沿線の都市開発を行いたいと考えていたとし、中国側に技術から建設にいたるまで、高速鉄道に必要なあらゆるものを提供するよう求める一方で、タイは自国のゼネコンも計画に参加させ、運営権はタイ側にあることを求めたとし、タイが中国に求めていた条件は「非常に過酷」だったと論じた。
一帯一路構想を推進する中国にとって、東南アジア諸国を結ぶためにもタイ高速鉄道計画は非常に重要な路線だったが、記事は、タイから見れば一帯一路構想は中国側の構想に過ぎないため、「中国は戦略を前面に打ち出しすぎて足元を見られた」との見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)
道路、港、空港などを、信用の無い国に明け渡すと後が大変です。
タイの英断は正しい。
しかし、まあどの国にも売国親中派がいるもんですねえ。