ブログ ひかりの宇宙ふたり旅

いつも一緒に旅をして来た両親が、仲良く一緒にアルツハイマーになった。これからはどんな旅になるのだろう。

ヘルパーさん②

2007-04-16 18:00:31 | 介護
今度のヘルパーさんは、同じ会社で休日と平日の2人体制。

引継ぎしてるはずなんだけど、何にも分からないようなので、箇条書きに最低限して頂きたい事を書き出して、一つひとつ説明し、冷蔵庫のドアに貼ったのだが、あまり守られない。
仕事はイマイチでも、父が楽しいと思えるような会話が交わされているのなら それも良い。
でもそんな雰囲気の方ではない。

先日、帰られた後冷蔵庫を見ると
出来たてのアツアツのおかずを丼に一杯、小分けにしたのを数鉢、そのまま冷蔵庫に入れてあった。その時は私が居たんだし、私に一言「冷めた頃に入れて下さい」と言ってくれても良いと思うのだけど、一事が万事と言うか、とにかく喋らない。

連絡帳に、「冷ましてから入れてください」と書いておいたら
「時間がないので、承知おき下さい!」と「!」付きで返事が書いてあった。
調理の日は1時間半もあるんですけど・・・何だか笑ってしまいそう。

朝が一番洗濯物が大量に出る。今日は洗濯機4回廻し、失禁の拭き掃除、草むしりなど、朝9時に実家に着いて、帰りは3時。
夕方に1時間入るヘルパーさんも1時間分だけ当てにしたいところなんだけど・・・
5回目の洗濯物、きっとそのままだろうな・・

お花見

2007-04-07 22:05:38 | 介護
介護仲間の方々のお花見に父を連れて行った。
いつものデイへ行くよりは足を使うし、たまには人ごみの中に出て刺激をもらうのも良いと思うから。

どこかへ行くとなると、出たがらない父といつも交わされる会話。
父:「そんなとこ行かん、寝転がっとりゃ~一番楽なが~」
私:「前から何度も言ってたでしょ~、お弁当の申し込みもしてあるのよ~。今になってそんな事言わないでね~」な~んちゃって、強制連行。

昼食前、集合会場近くで催しものを少し見物。
食後、花見だったのだが、玄関まで行ったところで、
父:「トイレ」と言い出す。
男性トイレ前で待つこと30分。途中出入りする人の一人に「まだみたいですよ」なんて言われてしまい、終了後 後片付けをしていると人が入って来た~
父と出かけるといつもこんな事がつきものだ。

トイレの後、父はもう花見に行く気は無い。 ゆっくりお茶を飲んでいる。

結局、お花は全く観ずに帰ってきた・・・ぁ~ぁ~




ヘルパーさん

2007-04-06 21:05:37 | 介護
4月3日
先日の22歳のヘルパーさんは、月末の引継ぎの時「日曜以外は、これからずっと私が来ます」と言っていたのに、1度だけで2度目の今日は交代の人を連れて来る。

何の予告も無くヘルパーさんが二人来て、二人でゴソゴソやっていて、こちらから「今日は二人なんですか?」と聞くまで挨拶もなし。
それで「他へ行く事になったので、これからはこの人になります。」当たり前みたいにケロッとした顔で言う。
今朝私が来た時にはヘルパーさんより少し早かったので台所を見ると
ガスの詮が閉めてなく、湯沸しの種火もつけっ放し。
ガス台に味噌汁の鍋をのせっぱなし。もし、父が鍋のものを温めようとしたら、火事になりかねない。
この22歳のヘルパーさんが社員。50才位のもう一人のヘルパーさんがパートで新人らしい。22歳が50歳に仕事を教えている。50才のヘルパーさんは22歳が言った事以上の気配りなど出来ない様子。おまけに何だか暗~い。

二人が帰る時には洗濯機が「残り1分で終了」になっていたが、そのまま帰ってしまう。
「干す時間が有りませんので、宜しくお願いします」の一言ぐらい言ってくれると嬉しいんだけど~。

そのあと直ぐケアマネさんに人が変わった事を話しておいたからか、
夕方になってやっと事務所の責任者からTELがはいる。
「初めから、先に来た人ではないつもりだった」と言う。
「新人さんですか?」と聞くと「ちゃんと資格持っています」と返事が返って来る。
上がこれでは、下も推して然るべしというもの。

「しばらく様子をみる」と返事をしておく。

今までのヘルパーさんは、とても良い方ばかりだったが、人手不足の為、わずか1時間でも毎日来て頂くわけにいかないらしい。
「365日休み無し、ずーと同じ人が入る」といううたい文句の「コ○ス○」にしたのだが、資格さえあれば、会社としての教育もせずに仕事をさせる方針のようだ。

4月4日
作り置きしてある夕食の温めだけして帰ったみたい。

4月5日
凄い量の洗濯物が洗濯機の中にあるが、これはデイの迎えの方がサービスで失禁の掃除をし、廻して行って下さったもの。ヘルパーさんのお仕事に洗濯も入っているんですけど・・・

4月6日
1度も父の食事の好みも聞かない。私が話しかけても一言で終ってしまい、話しが続かない。黙~って食事の用意をして、黙~って片付けて・・・
今日もまた洗濯物を洗濯機に入れただけで 洗って行かない。
でも帰る時に玄関で初めて「まだ慣れないので何かあったら言って下さい」と言って帰った。
何だかマニュアルから引っ張り出して喋って行ったような気もするけど、
もっとコミュニケーションを持たなくては。
何だか余計な仕事が増えたみたい・・・


お祭り

2007-04-01 21:48:41 | 介護
今日は村のお祭りで獅子舞が我家にやって来た。
家を建てたとか、結婚したとか、いろいろお目出度い事があったお家は獅子舞を招待する習わしとかで、我家はこれで2度目。

近くにいる息子夫婦と父を招いて獅子舞を見物させてもらった。昨日は春の嵐で凄い雷を伴う風雨だったのに、今日は一転して良いお天気に恵まれお祭り日よりだった。
獅子舞保存会というのが在って地域の伝統芸能の継承がされており、それなりに見ごたえのあるものなのです。

朝、私がご馳走を作っている間に娘が父を迎えに行き、獅子舞が終って夕方私が父を送って行ったのですが、今日は母の86歳の誕生日なので、母の施設経由で父を送って行く事にした。

施設では母のために誕生会をして下さっていたらしく、母の部屋へ行くまでに出合った職員の方々が、「今日はどうして娘さん来られないのかしらね~、と皆で言って居たんですよ。来られて良かったわ~」と言って下さった。
母の部屋にはステキなお花や母好みの色のスカーフ、状差し、スリッパのプレゼントが置いてありました。
担当の介護師さんが。「何が良いかいろいろ考えて選ばせてもらいました。ケーキも喜んで食べられましたよ」と、言ってくれた。
母が「みんな、よ~うしてくれて、涙出る程うれしかったよ~。感謝してね~」と、とっても喜んでいた。本当に良い施設へ入れたと喜んでいる。入所した時は、介護度5だったのに、1月から4になった。良くして頂いて精神的にも落ち着いて来たので少しずつ良くなっているのだと思う。
私の手作りの「栄養満点パンプキンプリン」もしっかり食べてくれた。
帰り際も「気を付けて帰られね~」と、きちんと納得してさよならをしてくれほっとした。

父を送り届け、夕食を食べさせ、洗濯をしてから帰ったので可也遅くなったのだが、娘が夕食の準備をしてくれていた。
どうすれば喜んでくれるか、一つひとつの事をこれで最後かもしれないという思いで、心を込めたいと思うようになった。娘もそんな親の心に入ってくれたのかも知れない。
今日は皆ちょっと幸せ気分かな~