ブログ ひかりの宇宙ふたり旅

いつも一緒に旅をして来た両親が、仲良く一緒にアルツハイマーになった。これからはどんな旅になるのだろう。

お茶会

2007-01-31 21:00:57 | 介護
母の施設はお茶会をやっていた。
父と母が会っていても良さそうな時間を見計らって行くと、
父はデイにいるし、母は「さざんか」(母のいるグループの名前)にいる。
さざんかの前が施設のイベントなどある時に使われるホールなので、グループの皆さんと食卓テーブルに座りながら、お茶会を眺めている。

デイへ父を迎えに行き、母と一緒にお茶会の席に座らせた。
母:「じ~ちゃんニコニコしてる~!じ~ちゃ~ん!じ~ちゃん~!」と嬉しそうに手を握りあっている。
(同じテーブルにお婆ちゃん達が何人もいるんですけどね~。他の人達は目に入っていない二人)
いつもお世話になっているケアマネさんや婦長さんデイの主任さん達も横のテーブルに来て、「仲良しだね~。会えて良かったね~」なんて言いながらニコニコ眺めていく。
帰り父を送り届けると、家の中はやっぱり洗濯物の山。洗濯機3杯分。父に夕食を出すと「もう帰られ~」ばっかり言っている。その度に「洗濯物片付いたら帰るよ」と返事をする。
3度目の洗濯物のスイッチを入れた頃は真っ暗になってしまっていて干さずに帰って来た。

名前が出た~

2007-01-28 23:32:26 | 介護
この頃父は、お布団に入らず、コタツで寝ているようだ。
お布団はきれいだが、コタツの敷物が毎日大変な事になっている。
コタツまわりのたくさんの洗濯物を終えてから、
「家で横になっているほうが楽で良い」と言う父に「お母さんは、{じ~いちゃん~}ばっかり言いながら待っているわよ」と言うと、その気になってくれた。
でも、いざ行こうと玄関へ出てから便失禁。
全部片付くまで時間がかかり、もう今日はダメだと思っていたが、父はお出かけモードになってしまっている。
今から母の所へ行ってたら、私が家へ帰れるのは何時になるのかしらと思いつつも出かけることになった。
でも今日は母が私の顔を見てすぐ「さくら~、さくら~」と名前を呼んでくれた。
何だか久し振り~。

平熱

2007-01-19 16:44:32 | 介護
母の所へお昼に行くと食事中だった。
私:「食べれるようになったの、良かったね」
母:「あんた来てくれたが、有難う」
私:「毎日来てるじゃないの」
母:「・・・」「爺チャン家にいた?」
私:「いたよ。元気だよ」
母:「爺チャンの顔見たいわ。昨日私下痢して、爺チャンに迷惑かけたわ。爺チャン御免ね。爺チャン大変だったと思うよ。爺チャンにお世話になって。爺チャン有難う」
どんな事も、すべて爺チャン。(いつもの事だけど)何があっても爺チャンの名前しか言わない。

食事中お隣の方が「あんたどなた?」と聞くので、
母に手をやり「この人の娘」と言うと
母:「そう、娘。親子なが」でも、名前は出て来ない。
ゆっくりと食べさせると、ほぼ完食。持って行ったヨーグルトも7割位食べた。
食後もすぐ寝ないで、今日はロビーの中を車椅子で散歩、その後TVを少し見る余裕もあった。

38,4°

2007-01-18 00:00:00 | 介護
今日父は、11時からのデイ(母の所ではない)の日。

母は、人の顔を見ると手を振る元気は出ているが、食事も水分補給も受け付けない。
お昼、お医者さんが施設内の全員の所を順番に回って来た。(週一?)
母は今日も点滴。
看護婦さんの胸にぶら下げているネームを見て、「○○たけお」と父の名前を言う。
この看護婦さんは私と同じ名前なのに、私の名前をまだ思い出さない。
母:「爺チャンに会いたい。顔みたい。一緒に寝たい。」ふ~んそうかい(ーー;)

脱水?

2007-01-17 00:00:00 | 介護
母の様子がおかしい。私も父のこともわからない。

今日は父が母の施設のデイへ行く予定の日だったが、またサボってコタツにもぐり込んでいる。
母に会わせたいのもあるが、毎日こんな状態で坂道をころげるように足が利かなくなっている。
少しでも動かそうと強引に着替えをさせ連れ出した。
毎日下着と一緒にコタツの敷物も洗わなくてはならないので、洗濯物は半端な量ではない。

父の家を出るのが11時頃だったのでケアマネさんに電話を入れると、デイでの昼食は間に合うということで、半日デイにしてもらった。

母の所へ行くと、職員さんが「たった今までこのソファ-でお休みでしたよ。今お部屋へお連れしたところです」とのこと。ベツトで眠っていたが、じゃ~元気なんだと思っていたら、昼食は能面のような顔をして食べようとしない。職員さんが少し口に入れてくれたが飲み物は全く受け付けない。
何となく変?と思い、父のいるデイへ連れて行っても良いかしら?と聞くと「どうぞ~、行ってらっしゃい~」朝から見ている職員さんは何とも思ってないようだ。

父の所へ連れて行くと、「お~可愛いや、来たか、来たか」と言って父が母の手を握っているが、母の反応はイマイチ。
すぐ部屋に連れて帰った。デイを出る所で私が誰かも、今会ったのが父だったことも分かっていないと感じた。

帰る時、職員さんに「脱水かも知れないから水分補給くれぐれも宜しくお願いします」とは言って来たが心配。
もう一度誰かに念押ししたいと思い、ケアマネさんに母の状態を言うと「すぐ看護婦さんに看てもらいます」と言ってくれた。

夜、「あの後38,6°あったので、点滴をし、そのあと座薬を入れましたので、今37、4°になりました。早い発見で助かりました」と施設の看護婦さんから電話が入った。

職員さんによって、水分補給を一生懸命して下さる方と、飲まなくても危機意識を持って下さらない方がある。こちらが一生懸命訴えていかないとトンデモナイ事になりかねない。


父の通院

2007-01-12 17:15:39 | 介護
いつものように、実家と我家の中間地点にある病院で「○時頃に連れて来ます」と、受付を済ませてから迎えに行く。
家を出る前、父にお知らせの電話を掛けた時の通り「行かない」を繰り返しているのみ。着替えも勿論拒否。「どこ~も汚れとらん・・・・」とか、なんだかんだ言っていたけど、何とか父をつかまり立ちさせる事が出来た。そのタイミングにさっとオムツ交換。着替え完了。
ゴミだしの為の8:30~9:00のヘルパーさんが帰られ、11:30のヘルパーさんが来られるまでに、帰ってこなくちゃいけないので、こちらも必死
Drに「お爺チャン、お薬ちゃんと飲んで下さいね。また来て下さいね」と言われ機嫌良く握手までして来たのに、帰りの車の中では何にも覚えていない。
今日は着替えがスムーズにいったので、余裕で通院完了。お薬カレンダーを作っていると、
父:「こんなでかいとどうすがや~。一日何回飲むがや~」
私:「調子良いから2ヶ月分出してもらえたのよ~」
それにしても今日は良いお天気で助かった。昨年の今頃はアイスバーンの道を行ったり来たりの命掛けで心臓が痛くなったっけ

カンバック食欲

2007-01-09 18:03:32 | 介護
勿論母です。父はいつも凄い食欲です。

今日も父の家の凄い量の洗濯掃除を片付け
(お昼のヘルパーさんは食事の用意だけと決めているらしい。夕方のヘルパーさんが主に掃除洗濯をしている)

ヘルパーさんが用意した昼食を父が食べるのを見てから(食欲満点)
母のおやつを買い求め施設へ行く。

施設の介護師さんが「今日はご飯を食べると言われたので、ご飯を食べてもらいました。おかずも大体食べられましたよ」と、ニコニコ顔で言ってくれた。
いつもは食事時間は不穏になって、食べてくれないことの方が多いのだ。
でも頭の中は??TVを見ながら70年も前に亡くなっている伯父の名前を連呼して「お金はどこに置いたの?」なんて意味不明の事を言っていた。

お寿司

2007-01-04 22:04:50 | 介護
母は 昨日37,4°でまだ食欲も無かったが
今日はだいぶん良くなった。
午後からお風呂に入れてもらって
その後プリンを1ヶ食べた。
プリンを食べている間、お寿司の番組を食い入るように見ていた。
母:「あそこ連れて行って」
私:「あれを食べる時は入れ歯をしなくちゃ噛めないから、入れ歯を入れる練習をしょうね」
入れ歯を渡してはめさせたが、はまらない。
この入れ歯は作ってから一度も役に立っていない。
あれだけ苦労して歯医者さんへ通ったのに。


母の風邪

2007-01-02 21:52:55 | 介護
昨日母の施設から帰って暫くして施設から電話が入った。
「熱があり、38,7°ですが、お昼も普通に食べていましたし、少し様子をみます」
とのこと。
今日早速行って来た。昨日の夕食から何も食べさせてなく、昼食は看護婦さんが見極めるために食べさせてくれたが、少し咳きこんでいて殆んど食べないので点滴をしてくれた。

昨日の「お母様~、お父様~」は、具合悪かったからかしら?

父に会いたがっていたが、父に風邪がうつると良くないからと看護婦さんに止められた。
看護婦さん;「おかあさん。お父さんに来てもらったら風邪がうつっても良くないから、お父さんに来てもらうのは明日にしましょうか~?」
母:長~い沈黙の後「ダメ!」 
その後、母が眠ったので父の所へ行く。(勿論迎えにではない)

父は今日も凄い食欲だった。2日ぶんぐらいあるかしらと思って買って行ったお寿司やおかずを一気に食べつくした。
○○ナガシ状態の為、掃除洗濯が山のようにあるのだが、
父は食事が済んだら「もういいから早よう帰られ~」と言った。
静かにそっと掃除洗濯をして帰って来た。

穏やかなお正月

2007-01-01 00:00:00 | 介護
毎年恒例なので、家族で父の所へ出かけた。
家の中は○○流しに近い状態なので寿司やさんへGO
皆凄い食欲、父も私達に全く引けを取らない。
充分堪能したところで、近くの白鳥が飛来している池へ行って来た。
元旦にこんな良い天気で仕合せ。

2003年、母が倒れた年の正月もこんな良い日だった。
お陰で父母と思い出の地へドライブしたのを思い出す。

白鳥を見た後皆で母の施設へ行ってきた。
母:「お父様~、お母様~」の連呼をしていた。
自分の父母を思い出しているのかしら~?
「お母様」は、時に施設の人の場合もあるが、今日はどうも親の事らしい?