たまゆら夢見し。

気ままに思ったこと。少しだけ言葉に。

人生の主人公は私のはず…なのに。

2020-05-31 14:00:00 | 日記
阪神タイガースの藤浪投手。

ファンではないけれど、彼ほど恵まれたことが自らを苦しめることになる人はいないだろうなと最近思います。

甲子園のエースからスターへ。

持ち上げるマスコミ。彼をちやほやとあつかうタニマチ、ファン。

高く高く持ち上げられた。

若くして人生の成功者。怖いもの無し。

同じ世代には許されない掟破りの待遇も当たり前だった。

狂い始めたのは何故かアニキと言われる暴君いやいや某君監督。

元々制球、コントロールを得意とするタイプでなく暴れ玉で勝っていた。

コントロールが悪いけれど速球も相まってバッターは狙いが絞れない。狙いを絞らないとバッターは打ちにくい。

暴君に目をつけられたか、暴れ玉がデッドボールになって危険球になっていって

一発退場になるようになった。

暴君は、いやいや某君はいきなり先発のローテーションが狂うから怒り狂ったと思う。

ねちねち…当時のコーチは暴君にお似合いの歪んだ臣下だったらしいから、次こそはと思うほどコントロールを失っていったように見えた。

見る見るうちに勝ち星はなくなり、エースの座から引き摺り落とされとうとう一軍からはずされるようになった。なかなかスランプから抜け出せないでシーズンが終わるようになっていた。

思ったよりメンタルが弱い? まさか彼はもともとクレイバーだと聞いていたし暴君いやいや某君監督がいなくなれば復活するんだろうと思っていた。

そんなオフシーズンに、テレビで若手野球選手を集めて誰が一番高級車に乗っているかという格付けがあった。

他の顔ぶれはその年のシーズンを飾った選手、レギュラーを務める選手のなかで藤浪投手もいたが何んだか浮いていた。

もっと浮いたのは、その高級車の格付け上位で得意満面だった。

あぁ、この選手は裸の王様になっていることに誰も教えてもらってないんだと思った。

練習の鬼で成りあがりアニキの某君監督には耐えられない選手だったのだろう。

許せなかったのだろうな。

俳優でもおかしくない容姿、生まれながらの野球センスで成功して、もっともっと上昇志向さえあればチームに貢献出来て当たり前の選手なのに…古参のチームがリーグ3連覇して、その立役者が自分の弟分の選手で半分いじり、半分馬鹿にしていたというのにそのチームで真のアニキと慕われ同じ地元を代表するヒーローになったというのに今自分は故郷からは外された下位の監督。元々は自分から故郷のチームを捨てたのだけれど。

ファンに罵倒され、突っかかろうとしたところを球団職員に押さえ込まれていた動画が拡散されていた。テレビでは扱ってはいなかったけれど。

その暴君監督が去っても藤浪投手の暴走は止まらなかったのか内省しなかったのか、一軍復帰ないままタニマチと女性アナの飲み会でコロナ感染。

最初は正直に言ってくれたと称賛はあったけれど、マスコミも誹謗中傷の嵐に変わっていった。

そしてとうとう先日全体練習に遅刻、士気が下がるとの理由で2軍行きになった。

マスコミはかっっこうの餌として叩き落とすのだろう。

かたや
同世代の大谷はメジャーへ。おかねに無頓着で自動車も持ってないらしい。

とにかく野球らしい。もちろんそれでも成功者ばかりでない。

比べては悪いけれどCHAGE and ASKA、B'z同じ2人組だけれど、同じ大スターで日本を代表するミュージシャン。
でもどこで間違ってしまうのだろう…

ストイックさ?誘惑という名の欲望?謙虚さ?
どこで人生は変わっていく?

自分にしか出来ない人生の主人公…他人に蝕れるのでないと思う。
蝕られるのを選ぶかどうかの違いはあると思う。

幸せは自分が決めた心のありようであるのだから同じ生きるのなら幸せ、有難い、嬉しい、楽しいという感情を選ぶ主人公でありたい。

苦しく辛くとも、これは私が幸せを感じるために成長段階なのだと思いたい。

他人から苦しい思いを受けても、恨んだりやり返すのでなくフッと微笑んで受け流し、その苦しみを誰かに絶対与えないそんな主人公になりたい。