ミスターサカナの西表島海中日記

沖縄西表島でスクーバダイビングショップのオヤジをしてるミスターサカナのフォトエッセイ。

60mm 一本

2010-09-15 00:53:53 | Weblog
テレコン仕様のリングライトの調子が悪いので、アンティスの古澤社長のところに入院に出して、しばらくは60mmマクロ一本で撮影。
今回のハクセンスズメダイとは水深1mの波の砕けるような浅瀬で小一時間ほど遊んで楽しかった。

実は、耳の調子が良くないので、抜けなかったり浮き耳になったりで、じっとしててるダイビングしかできないことが多いのだ。
 
スズメダイの仲間は大体通り道があって、良く通る場所で待ち伏せすると、小さくてすばしっこい奴でもショットできる。
もちろん失敗もあるけど、いくらでも撮れるデジカメはありがたいよな。

昔の人

2010-09-12 00:18:31 | Weblog
30年近く前からのゲストの耳鼻科のグリコ氏が久々にやってきてくれた時の話である。
グリコ氏も水中カメラ歴は長く以前はダイビング雑誌のフォトコンの常連であったような記憶がある。
今回は手ぶらで水中観察に専念していたのだが、ワンダイブ後すぐに、デジタル一眼カメラで撮影する他のゲストの一回一回のシャッターに重みがないと見事に看破したのだった。
続けて、あれではいい作品は撮れないと。

そうなのだ。
ストロボも絞りもシャッタースピードもフルオートで無限に撮影しているのだけのダイバーが多いこと。
しかも構図アングルに頭を使っているようにも思えない。
恐怖の惰性で撮ってるだけで、基本であるカメラを構える前の素での観察がない。
ガイドが指した被写体をいきなりパチパチ。
そして写し終えたらすぐにその場を去ってしまう。
何をどーしたいのか?
感動もせずにシャッターを切ってる様子がないダイバーが多い。
感じてから写して欲しいものだ。
カンジタはうつして欲しくはないものだ。

下品なオチですみません。

熱低

2010-09-08 00:48:30 | Weblog
今年は奇跡的に7月8月と台風が来なかった。
不景気と超円高と若者のアウトドア離れからかダイバーがめっきり減った西表島で唯一の救いではあったのだ。
熱低は西表付近を今もウロウロはしているけど、ま、可愛いもんである。

話は変わって、
最近気になる変な言葉。
「~のカタチで」「~のナカで」。
NHKのアナウンサーまでが連呼していて非常に耳障りである。
言葉はシンプルなのが一番。不必要な単語を過剰に入れると耳障りだし、話してる人間がアホに見える。
こんなにも「~のカタチで」「~のナカで」をあちこちに入れられては日本語をならってる外国人はワケがわからんだろう。
先日も竹富町ダイビング組合の役員会があってみんなが「~のカタチで」「~のナカで」を使いまくるから注意しておいたけど、ちょっとと前までの「~のホウで」がすっかりすたれたように「~のカタチで」「~のナカで」もはやく廃れろ!と願ってるジジイだったのだ。