ミスターサカナの西表島海中日記

沖縄西表島でスクーバダイビングショップのオヤジをしてるミスターサカナのフォトエッセイ。

オニヒトデ

2008-05-26 17:14:38 | Weblog
あの有名な新橋のBOXの美人ママ、久海ちゃんとその友達の美人ダイバーのNOBUちゃんと、浅草の美人スナックママのみかんがやって来たのだった。
入梅宣言や日ごろの行いにもかかわらず、ピーカン続きで楽しくダイビングを終了。久海ちゃんとNOBUちゃんはそのまま続けて宮古の24ノースの渡真利さんのヨットへ乗り込み、波照間クルーズへと出かけたのであった。
西表滞在中、三人は征夫さんが絶賛してくれた「クロミスヘブン」で潜りたい!とリクエストしてくれたので、そこで80分ダイブ。
もちろんエダサンゴの群生とその上を泳ぐアオバ&デバスズメダイの大群も見所であるが、今回は最近チョコチョコ見つかるオニヒトデで遊んでみたのだった。
この写真は完全なやらせで、穴ぼこ深く隠れていたオニヒトデを無理やり引きずり出して、手ごろなテーブルサンゴに乗せてフィッシュアイで接写してみたのだ。
もちろんというか、オニヒトデはその後、石ですり潰されてしまい哀れあの世に行ってしまったのだ。
人間のその場限りの利益を邪魔する生き物は、可哀想な運命としか言いようがないのであった。

幼魚の季節

2008-05-23 22:46:32 | Weblog
これから幼魚が目に付く季節でやっぱ今頃から8月にかけては、水温が暖かいのと生物のストリーが豊富なこととで楽しいことがいっぱいである。
写真は、船浮第4ポールの浅場のトゲサンゴの中に数匹がチョロチョロしていたアカネダルマハゼの全長が約1cmにも満たない程度の幼魚である。
昨年は、トゲサンゴが白化していて簡単に見つかり逃げ場の無かったアカネダルマハゼだが、今はサンゴの色も回復し体色も同化できてこころなしか嬉しそうに見えるのだ。
すぐそばには顔中ヒゲだらけの成魚もいたけど、同じカメラで覗いたら顔しかフレームに収まりきらない巨大魚だったぜ。

ウツボも可愛い。

2008-05-22 12:12:15 | Weblog
僕は結構ウツボ好きである。
理由は顔が可愛いし、愛嬌があるから。
写真も撮りやすいし、よくクリーニングされていてガイドにも協力的である。
写真は、ヒナイビーチの西側のミカヅキコモンエビのグシャッと群れる根に住み付いてる超特大のニセゴイシウツボ君をフィッシュアイで超接写したものである。
どれくらい超特大かといえば、胴回りは推定60センチはあると思うのだ。
若い女性タレントのスリーサイズは大抵ウエストは60センチ以下であるが、あれは90%以上ウソだけど、このウツボの60センチは信じてもらっていいのだ。
このウツボ君はいつも笑っているように見えるのが楽しい。

フィッシュアイに凝ってます。

2008-05-19 00:13:53 | Weblog
昔バブルが真っ最中の頃、今で言う「虫の眼レンズ」を水中カメラに入れたくて、西新宿にあったオリンパスのショールームに通いつめて内視鏡やら直視鏡やら片っ端から覗かせて貰って一本の直視鏡を手に入れ、今は亡き小野沢さんに特注でハウジングに詰め込んで貰ったことがあったが、努力と情熱と投資の甲斐もなく残念ながらそのカメラは虫の眼レンズにはならなかったのだ。
最近、光映舎から虫の眼レンズキットが売り出されてるようで調べたけれど、バックにピンが来ていないようで、やはり僕の理想とする昆虫写真家の栗林先生のカメラにはまだまだ程遠いようである。
で、仕方が無いのでフィッシュアイレンズをその代わりに使って遊んでいるのだが、これはこれで結構面白いのだ。
今日は内離れでハダカハオコゼに最接近し、しばらく付き合っていたらあくびをしたところをパチリ。
あんまり魚にストレスを与えないようにじわじわ寄って再接近まで持ち込むのがコツなのだ。

天気悪い

2008-05-16 23:15:14 | Weblog
GW前は長雨が続き、勝手に独り入梅宣言をしたもののものの見事にはずしてしまった。
で、その後は2号3号4号と次々と台風の発生である。
海上は風とうねりが強くここ数日ポイントが限られてしまっている。
幸いにも直撃は無さそうであるが、北風が吹くと水温も上がらず寒くて身体の調子もいまいちである。
そんな低いテンションで被写体を捜して遊んでいたのだが、ありふれてるガラスハゼをフィッシュアイで最接近で写してみたら結構面白かったのだ。
やっぱ水中写真は、レンズの最接近時の性能がポイントであることを再認識したワンダイブだったのだ。

これからだ!

2008-05-14 23:55:08 | Weblog
GWも終わり、ようやく長時間潜ってても寒くは無くなり、快適な季節になってきたのだ。
海中も魚のyoungが目立ち始め楽しいことばかりなのだ。
と言う訳で、今回の写真はクロスズメダイの超yongで体長は約5mm程度。
イソロクの水深やく8mあたりにいたのをパチリ。
今年の目標はこいつの若魚から成魚への移行形を見つけて撮ること。

時化てるのにいい天気

2008-05-13 00:19:35 | Weblog
前線と台風2号の影響で海はやや時化。
定期船も上原は欠航。
けれど晴れてていい天気。
と言う訳で、インダビシ西のエダサンゴに群れるキンメモドキを10.5mmフィッシュアイでパチリ。
昔、ここでカレンダー用の写真を撮ったけど、エダサンゴの勢いが無くなってきている。
理由はよくわからない。
近くの小さいエダサンゴは元気なものもあって、行く度に成長してるのもあるけどここのは来るたびにしょぼくなってる。
サンゴにも加齢があるかもしれん。
明日は人間ドッグのため石垣にに行ってきます。
船が上原に来ますように。

鍼灸

2008-05-08 23:29:06 | Weblog
GWに常連の美人鍼灸師のM嬢が、前々からの僕のリクエストで治療セットを携えてやって来てくれたのだ。
肩と肘が痛くて複数の病院に行ったんだけれど、どこも痛み止めの内服薬と貼り薬をくれるだけで、あとは「加齢」ですと冷たく言い放されてお終いだったのだ。
「加齢」と言われてしまえば、「もうどんな治療も処置も無駄ですよ!」と同義語で、ホントどうしようもないのだ。
で、ログ付けが終わったショップのテーブルにバスタオルを敷いて、そこに僕が横になってM嬢の治療を受けたのだ。
まず肘と肩に鍼を刺してそこにお灸をすえたのけれど、痛くも熱くも無くツーンと患部に染みわたる心地よい刺激はくせになりそうであった。
そのあと、カイロプラクティックで骨盤と頚椎の矯正をバキバキしてもらってスッキリ。
今では「スッキリ」と余裕で言えるけど、首を捻られたときはマジで死ぬかと思ったくらいで、一部始終を見ていたマリちゃんとフナちゃんが笑い転げる程、僕は無抵抗にされるがままであったのだ。
西表に支店が出来れば定期的に通うのに、とつくづく感じた一夜であった。

久しぶりのカツオ釣り

2008-05-08 08:07:48 | Weblog
GWも終わり、ゲストも少なくなったので昼間の休憩時にひさびさのカツオ狙いのトローリングをしたのだった。
燃料代の超高騰にもめげず2時間ほどネクトンを走らせたが、3回ほどヒットしたのに全部ラインを切られてしまったのだ。
浮き漁礁のそばでやってたので、多分根付いてるサメにヒットしたカツオを食われてしまったと思うんだけど、期待していたゲストとスタッフと僕は、新鮮なカツオの刺身がはかなく消えてしまい意気小チン、もとい消沈であった。
写真は、崎山沖の根で雪のようなカスミチョウチョウウオの大群と川のように流れるハナタカサゴの群れとその中に時々出没するイソマグロにも目もくれず、ハナヤサイサンゴの奥深く潜むアラメサンゴガニを自慢の内臓リングライトで照らし出したものです。