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竹山・堺市長:「市民代表し毅然と」 府庁であいさつ

2009-09-29 | 堺市長選挙
竹山・堺市長:「市民代表し毅然と」 府庁であいさつ
 堺市長選で初当選を果たした竹山修身(おさみ)氏(59)が28日、大阪府庁を訪れ、橋下徹知事や府議会各会派に当選のあいさつをした。橋下知事の応援を受けて、民、自、公、社が事実上相乗りした現職候補を破った竹山氏は、府議から「橋下流だけじゃなく、竹山流で頑張ってください」とやんわり“けん制”される場面もあった。

 竹山氏は今年7月、府政策企画部長で退職して出馬を表明。この日、庁舎に入る際には「当選して再び府庁を訪れることができ、感無量だった」と思わず万歳。府職員から握手を求められる場面もあった。

 竹山氏は各会派に「府と連携してやっていきたい」などとあいさつ。橋下知事からは、竹山氏によると「よく頑張ってくれましたね」と祝福され、水道料金の値下げなどに向け連携する方針を確認したという。今後の橋下知事との関係について「首長同士に上下関係は存在してはならない。堺市民を代表して毅然(きぜん)と是々非々で対応する」と語った。【福田隆】

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毎日新聞 2009年9月29日 大阪朝刊


選挙:堺市長選 「堺もチェンジ」 当選の竹山氏会見

2009-09-29 | 堺市長選挙
選挙:堺市長選 「堺もチェンジ」 当選の竹山氏会見

当選証書を受け取る竹山修身氏(手前左)=堺市役所で28日午前10時30分、堀田恵昭撮影 政令指定都市移行後初の堺市長選で初当選した無所属新人で、元大阪府政策企画部長、竹山修身氏は28日、堺市役所で記者会見し、市が事業費約425億円で建設を計画しているLRT(次世代型路面電車)整備の一部中止を表明した。市長選の勝因について「新たな風として期待していただいた。堺市もチェンジだ」と語った。

 LRTは、堺市が南海堺東駅前-堺駅前間と堺浜-堺駅前間に新設し、阪堺線(我孫子道駅-浜寺駅前駅間)もLRT化する計画。竹山氏は堺東駅前-堺駅前間について「造る必要は全然ない」と明言。来月、シャープ新工場が稼働する堺浜-堺駅前間は「早急に決めたい」とした。

 市長選で支援を受けた橋下徹・大阪府知事からこの日朝、携帯電話に連絡があったという。「公約した水道料金の値下げや泉北高速鉄道の運賃値下げを、連携してきっちりやっていこうと熱いエールをもらった」と話した。選挙中、「知事言いなりの市政になる」と批判された知事との関係では対等な関係を強調した。

 この後、竹山氏は堺市役所で当選証書を受け取った。【山田英之、平川哲也】

 ◇橋下知事「昔の政治に市民ノー」
 大阪府の橋下知事は28日、自身が堺市長選で支援した竹山氏の当選について「昔の政治のやり方に市民がノーを突きつけた選挙」と評価した。

 橋下知事は敗れた現職の木原敬介氏が事実上の民自公相乗り候補だったことに触れ「民主もせっかく新しい政治を目指して政権交代したが、地方選で旧態依然とした選挙をしたら簡単にひっくり返されると分かったのでは」と痛烈に批判した。

 一方、9月議会の焦点となっている府庁舎のWTCへの移転議案の成否への影響については「堺市長選(の結果)とは関係ない」と述べ、府議会への説明をさらに徹底していく考えを示した。【稲垣淳】

 ◇「WTC、堺市と連携取りたい」--大阪市長
 大阪市の平松邦夫市長は28日、堺市長選の結果がもたらす大阪府庁舎のWTC移転関連議案の審議への影響について「(府議会は)選挙のしがらみやいきさつを離れたところで判断すべきだ」と語った。竹山氏を橋下知事が全面支援したことを「非常に大胆な動きで戸惑った」と述べる一方で「WTCについては堺市も同じ利益を得る立場。連携を取れるところは取りたい」と期待感も示した。【堀文彦】

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毎日新聞 2009年9月28日 大阪夕刊


首長ら困惑?!堺市長選への知事介入

2009-09-29 | 堺市長選挙
首長ら困惑?!堺市長選への知事介入2009年09月29日


市政運営への思いを語る竹山修身氏=堺市堺区

 27日の堺市長選で初当選した元府政策企画部長の竹山修身氏(59)は一夜明けた28日、記者会見や報道各社のインタビューに臨んだ。


 ――勝因は。


 やはり市民が、このままでは堺市政が駄目になると考えたためだろう。投票率も上がった。もちろん橋下徹知事の応援という背景があったことも確かだ。


 ――「市政が駄目になる」という危機感は、どういうところで感じたのか。


 現職陣営の動員の様子を見て感じた。既存の枠組みの中の団体だけで動員をかけ、一般の市民を除外した選挙戦をしていた。市民に背を向けた。選挙戦では言わなかったが、税金も既存の団体だけの回し方になっているとみている。


 ――それら団体も、竹山氏を「この人いいな」と判断したら、今後の選挙で応援する可能性も出てくるのでは。


 そんなのは要らない。個人が私を応援してくれれば良い。個人の政治信条に従うべきだ。


 ――政党の応援は。


 それも要らない。今回ここまで市民党で戦ったのだから。民主、自民、公明に推薦ちょうだいとあえて頭下げに行く必要はない。市民に僕の市政を評価していただきたい。


 ――まず、どんな施策から取り組むのか。


 事業の仕分けをしたい。ほんとにこの事業は役所でする必要があるか、民間に任せられるのか、廃止できるのではないか、という仕分けをきちっとやってゆく。


 ――選挙戦で掲げた公共料金の引き下げや、負担軽減策に市民は高い関心を示している。


 例えば中学3年までの医療費無料化は、僕の試算では、年間12億6千万円。とりあえず、LRT(次世代型路面電車)をやめる。プラス人件費削減。10年間で2割くらい削減できると思う。


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 堺市長選の結果について、背景や今後の影響について府内の首長らに話を聞いてみた。竹山氏を支援した橋下徹知事が、現職候補者への多党相乗りを批判したことを意識した意見が目立った。


 ●野田義和・東大阪市長 国では相対し、地方では手を結ぶという、わかりにくい政治構造に市民がノーと言った。1年半後の統一地方選や今後の地方選への影響は大きい。府庁移転論議でも知事は強気に出て、府議会が反対すれば、直接府民に聞きたいと(出直し)選挙をする可能性も高まった。


 ●多田利喜・富田林市長 有権者の意識の根底で、とにかく現状を変えたいという気持ちが強かったからだろう。国民が大きな変化を求めた総選挙の流れがそのまま続いていた。大都市に比べれば、富田林のような小都市は首長と有権者との距離感が違うと思うので同様の結果になるかはわからないが、府内の首長は、知事と関係が悪くなれば、刺客を送られると思うのでは。


 ●倉田哲郎・箕面市長 堺市は巨大なので、大阪市とともに府と足並みをそろえてもらわないと府全体はよくならない。その意味で、知事の応援候補の当選は歓迎したい。(1年前に自公民相乗りで知事の応援を受けたが)知事は集まった人に呼びかけ、心をわしづかみにするのがうまい。知事は相乗りだけが悪い、と考えているわけではなく、無党派層の動きを意識したのではないか。


 ●阪口善雄・吹田市長 現職は竹山氏ではなく、知事と戦った。実績はあったが、市民からは「地味な市長対人気知事」の選挙に見えたのだろう。当選回数を重ねて実績を積めば、与党が多くなるのは地方政治の宿命。だが、橋下知事にかかれば、政党の相乗りは停滞を生み出す原因、となる。本当の政策論議がどれだけされたのか。知事の人気の高さがはっきりしたが、この人気のエネルギーを市町村への支配ではなく、国に地方分権を叫ぶために生かしてほしい。


 ●平松邦夫・大阪市長 旧来のしがらみでがんじがらめになっている時代ではなくなっていると市民がはっきり言った選挙だ。府庁移転案では、ベイエリアとして堺市も(大阪市と)同じ利益を得る立場。府議もきちっと分析し、移転の利益を考えてもらいたい。府市の水道統合協議も府と大阪市との間に堺市が入ってもらえれば一層効果的な話ができるのでは。(知事の竹山氏支援は)非常に大胆な動きでずいぶん戸惑った。いろいろ言う人はあるだろうが、選ぶのは堺市民。知事は知事の信念で動いたと思う。竹山氏とは手を取り合って地域主権を訴えてゆきたい。水平連携の下地は出来ている。


堺市長:水道値下げなど来年度に--竹山さんインタビュー /大阪

2009-09-29 | 堺市長選挙
堺市長:水道値下げなど来年度に--竹山さんインタビュー /大阪
 ◇道州制研究会も設置へ
 堺市長選で初当選した元府政策企画部長の竹山修身さん(59)は28日、毎日新聞のインタビューに、公約の上下水道料金と泉北高速鉄道の運賃値下げに改めて意欲を示した。また、道州制の研究会を今年度中に設置する考えも明らかにした。主な一問一答は次の通り。【山田英之、平川哲也、堀田恵昭】

 ◇「情報公開し市民と議論」
 --上下水道料金と泉北高速鉄道運賃の値下げの時期は。

 「上下水道は来年度中に何とかしたい。泉北高速鉄道も来年度中に何らかのめどをつけたい」

 --無料の放課後学習や中学3年までの入通院医療費無料化はいつ実施する?

 「来年度やりたい。私のリーダーシップが問われている。中学生のスクールランチも来年度中にやりたい」

 --外郭団体の統廃合、天下り見直しはどうするのか。

 「不要な天下りは、たくさんある。行革プログラムを作る。行革はまだまだできる」

 --橋下徹知事との今後の関係は。

 「知事の支援を得て当選したことは認識している。しかし、きちんと言うべきことは言わないといけない」

 --道州制の導入についての考えは。

 「研究会設置はすぐにでもできる。今年度中にやりたい。(堺市がなくなっても)それでいい。自治に道筋つけたら本望。長期の目標だが、橋下知事は10年以内にやると言っている。それを視野に入れないといけない」

 --13万6000票の期待にどう応える。

 「市の悪い情報も公開して、市民との議論を巻き起こしたい」

 ◇竹山さん得票、全区で1位に
 27日投開票の堺市長選では、新人の竹山修身さん(59)が全区で得票1位となり、圧勝した。現職の木原敬介さん(69)は05年の前回選(8万9741票)並みの得票を確保したものの、及ばなかった。

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 ■堺市長選立候補者の区別得票数■

      竹山修身  木原敬介  小林宏至  井関貴史  投票率

      (無新)  (無現)  (無新)  (無新)  (%)

堺区   24517 16406  8950  2751 45.00

中区   16468 13430  5685  2334 39.69

東区   13875 10725  5170  2074 45.36

西区   19600 15314  7194  3211 42.85

南区   31360 12274 10738  4149 46.87

北区   24641 15666  9306  3165 43.47

美原区   5751  5191  1588   853 43.32

市計  136212 89006 48631 18537 43.93

 ※敬称略

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毎日新聞 2009年9月29日 地方版


堺市長選 竹山氏 全7区で得票トップ

2009-09-29 | 堺市長選挙
堺市長選 竹山氏 全7区で得票トップ
2009.9.29 02:40

このニュースのトピックス:選挙・大阪
 堺市長選で初当選を果たした竹山修身氏は、市内7つの開票区すべてでほかの3氏を上回る票を得ての勝利となった。

 特に、浮動票が多いとされる南区で3万票余りを得票、現職の木原敬介氏らを圧倒した。また、木原氏が比較的有利とみられていた中区、東区などでもリードした。

 一方、これまで30%台に低迷していた平均投票率は43・93%となり大幅にアップ。市中心部の堺区や住宅地の東、南両区などで投票率が45%を超えた。

 今回の選挙では、知名度が高い橋下徹知事らが竹山氏を全面的に支援。与野党が実質的に相乗りした木原氏の従来型の政治手法を繰り返し批判したことなどで、無党派層の注目を集め、投票率が上昇。浮動票の多くが竹山氏に流れた。

竹山氏に堺市長選当選証書 「オール野党」にどう対処

2009-09-29 | 堺市長選挙
竹山氏に堺市長選当選証書 「オール野党」にどう対処
 27日に実施された堺市長選で与野党が実質的に相乗りした現職を破り、初当選を果たした竹山修身氏に対する当選証書授与式が28日、堺市役所で行われた。市選管委員長から当選証書を授与された竹山氏は「誠心誠意がんばりたい」と改めて決意を述べた。この後、“オール野党”となる市議会を事前連絡なしで訪問した。

 竹山氏の訪問に対して、星原卓次議長(公明)は「(市政を)総点検するというが、実際に総点検をすれば市がこれまでいかに先例的な行財政改革を行ってきたかが分かる」と“先制パンチ”。竹山氏は「遅れているところは遅れていると、認識することも必要」と話した。

 現職の木原敬介氏を推した自民党・市民クラブの市議の一人は名刺交換だけに応じ、「突然のことなので」と言葉少な。公明党市議団はこの日朝から開いていた緊急会派会議を一時中断して、一部市議が応対したが、あいさつを交わす程度にとどまった。

 全52議員のうち、会えたのは15人程度だったが、竹山氏は「今回はアポなしなので、こんなもんでしょう」とさばさばした様子。「個別に議論したいこともあるので、今後はゆっくりと時間を取りたい」と話した。市議会の主な会派別勢力は公明13▽自民系2会派計11▽民主11▽共産8—など。今回の選挙はいずれも竹山氏以外を支援していた。来月中にも臨時議会が開催される可能性もあるが、竹山氏は厳しい対応を迫られそうだ。

【写真説明】当選証書を受け取る竹山修身氏(右)=堺市役所(竹川禎一郎撮影)


(2009年9月29日 09:13)

選挙:堺市長選 竹山さん「市政、大掃除」 天下り見直しなどに支持 /大阪

2009-09-29 | 堺市長選挙
選挙:堺市長選 竹山さん「市政、大掃除」 天下り見直しなどに支持 /大阪
 ◇投票率は43・93%
 市政の新たなかじ取りは、知事との連携を強調した新人に--。06年の政令指定都市移行後初めて実施された27日の堺市長選で初当選した元府政策企画部長、竹山修身さん(59)=無所属=の事務所は「バンザイ」の声がこだました。今後は公約に掲げた政策をどう実現するかが問われる。投票率は過去最低だった前回(32・39%)を上回る43・93%だった。【山田英之、武井澄人、平川哲也、堀田恵昭】

 同市堺区の竹山さんの事務所は、当選確実の連絡が入ると喜びにあふれた。詰めかけた竹山さんの母校・府立三国丘高校の同窓生や支援者たちは、笑顔で肩をたたき合ったり、握手をしてうれしさを表現した。竹山さんは「今までの市政を大掃除したい。副市長に民間人を登用する」と語った。

 橋下徹知事の支援を受けた竹山さんは、「市政の市民目線による総点検」を訴えた。行財政改革として、LRT(次世代型路面電車)計画のうち、南海堺駅前-堺東駅前間の中止▽市職員給与の民間企業との均衡化▽外郭団体の統合・廃止と市職員の天下り見直し--などを公約に。また、中学3年生までの入通院医療費の無料化▽上下水道料金の値下げ--などを掲げた。

 3選を果たせなかった現職の木原敬介さん(69)=無所属、自民・公明推薦=の堺区の事務所では、両党や民主の関係者らが肩を落とした。シャープ新工場の誘致など2期8年の実績を強調。新たに1万人の雇用創出などを公約とし、組織戦を展開したが、支持者を固めきれなかった。

 府立大名誉教授の新人、小林宏至さん(66)=無所属、共産推薦=は国保料の1万円引き下げや下水道料金10%引き下げを主張し、元三菱重工業社員の新人、井関貴史さん(35)=無所属=も官僚政治の打破などを訴えたが、ともに支持を広げられなかった。

 当日有権者数は67万2476人(男32万122人、女35万2354人)。

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 ■視点

 ◇公約実現に厳しさ
 初当選した竹山さんは、公約実現に向け、難しい議会運営に直面することになる。市長選で市議会(定数52)の民主、自民、公明などの6会派(計41人)が木原さんを支援したためだ。

 告示直前の今月11日に記者会見した竹山さんは、市議会との関係や公約の実現性について問われ、「話せば通じる。各会派との議論を市民にオープンにし、どういう対立点があるか明らかにしたい」と話した。当選という市民の支持を追い風に、議会での論点を情報公開し、是非を市民にも投げかける手法で、議会運営を乗り切る考えのようだ。

 また、支援を受けた橋下知事について、竹山さんは「イコール・パートナー(対等な関係)。府が堺市より上位ではない。適切な距離をとりたい」と言うが、木原さんを支援した市議らは「府による市政への介入につながる」と反発していた。府との関係のあり方も焦点になる。【山田英之】

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竹山修身(たけやま・おさみ) 59 無新(1)

 [元]府政策企画部長▽三国丘高同窓会会計幹事・柔道部OBOG会長▽堺柔道協会理事[歴]旧美原町助役▽府人事課長・商工振興室長・行政改革室長・議会事務局長・商工労働部長▽静岡大 

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 ◇開票結果(選管最終発表)
当 136212 竹山修身 59 無新

   89006 木原敬介 69 無現

   48631 小林宏至 66 無新

   18537 井関貴史 35 無新

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毎日新聞 2009年9月28日 地方版


堺市長選 竹山氏に証書

2009-09-29 | 堺市長選挙
堺市長選 竹山氏に証書


当選証書を受け取る竹山氏(左、堺市役所で)  堺市長選で初当選した元府政策企画部長の竹山修身氏(59)が28日、支援を受けた橋下知事や、対立陣営を推した市議会各会派などにあいさつ。現職の木原敬介氏(69)を5万票近く上回った竹山氏の周囲は、祝福、期待、注文など様々な反応が交錯した。

 府庁を訪ねた竹山氏を橋下知事が祝福。竹山氏が公約に掲げた、府の第3セクター運営の泉北高速鉄道の運賃値下げなどに、知事は「連携して実現を」と語ったという。選挙戦で知事とともに選挙の支援を受けた「首長連合」について、竹山氏は報道陣に「ぜひ入りたい」との意向を示した。

 この日は午前7時半から、市役所近くの南海堺東駅前に立って当選を報告。歩み寄り握手を求める市民もいた。一方、市役所内から“けん制球”もあり、星原卓次議長(公明)は「市を総点検すれば府より行革が進んでいることが分かる。勉強してほしい」と求めた。

    ◇

 竹山氏は読売新聞のインタビューに応じ、「これまで既存の利益集団の枠組みで政治が行われたが、市民が怒った結果」と語った。各種団体への補助金や市との関係を見直すといい、市政改革の具体策として、予算要求や査定の過程などを市民に公開する、とした。また、公約で、市中心部の整備中止を表明するLRT(次世代型路面電車)は「鉄道を1本引くだけで活性化する訳がない」と強調。市の計画には阪堺電気軌道のLRT化が含まれ、赤字が続く同軌道をテコ入れする狙いもあるが、「阪堺線はぜひ残したいし、支援策も検討するが、すべて公でやる話ではない」とした。

(2009年9月29日 読売新聞)

堺市長選 木原氏、組織戦空回り 竹山氏、市民目線で総点検 大阪

2009-09-29 | 堺市長選挙
堺市長選 木原氏、組織戦空回り 竹山氏、市民目線で総点検 大阪2009.9.28 02:41

このニュースのトピックス:選挙・大阪
 任期満了に伴い27日に投開票が行われた堺市長選で、橋下徹知事の全面支援を受けた新人の元府政策企画部長、竹山修身(おさみ)氏(59)に、敗れた現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦。3選を信じて支持者らが集まった堺市堺区の選挙事務所では、沈痛な雰囲気が広がった。

 木原氏の選挙事務所では、開票が始まった午後9時すぎから、支持者らが開票所などから入る情報に注目した。しかし、敗色が濃厚になると、支持者らから落胆の声が漏れた。

 事務所に姿を見せた木原氏は悔しさをかみしめながら「全身全霊をもって頑張ったが、わたしの力不足でこのようなことになり、残念。本当に申し訳ない」と敗戦の弁を述べる一方、政党の相乗りについては「国政と地方政治は異なっている。市議会全会派が協力し合ってやっていくのが、地方自治の観点からすればモデルケースのはずだ」などと持論を語った。

 今回の選挙で、木原氏は6月に、市政与党6会派の推薦を得て出馬表明。自民、公明両党の推薦のほか、民主、社民の実質的な支援も受け、万全の態勢で臨んだ。

 しかし、知名度が高い橋下知事の応援を受けて府OBの竹山氏が7月に、出馬表明し状況は一転。告示前から政党相乗り選挙への批判を受けて厳しい戦いとなった。告示後は、2期8年間の実績を強調し、組織力を背景に逃げ切りを目指したが、伸び悩んだ。

 一方、橋下知事らの支援を得て初当選を果たした竹山氏の事務所では集まった支持者らが喜びを爆発させた。竹山氏は「いろいろな選択肢を提案した私が選ばれたという市民の選択は正しい。自分の足と力で世界を築いていかなければならない『アラウンド還暦世代』としてもっと堺を元気にしていきたい。市政を市民目線で総点検し、大掃除していきたい」などと抱負を語った。

 当日有権者数は67万2476人、投票率は43・93%(前回32・39%)。

橋下人気は健在なり!応援の堺市長選で証明

2009-09-28 | 日記
橋下人気は健在なり!応援の堺市長選で証明

堺市長選で当選を決め万歳する竹山修身氏
Photo By 共同
 任期満了に伴う堺市長選は27日投開票され、橋下徹大阪府知事の支援を受けた無所属新人の元府政策企画部長竹山修身氏(59)が、3選を目指した無所属現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=ら3人を破り、初当選した。

 橋下氏は選挙期間中、連日のように堺市入り。自身は08年1月の府知事選で自民、公明両党の支援を受けたが、民主、社民両党の支部からも支援を受け実質的に与野党相乗りだった木原氏の批判を続け「政党対市民」の構図を演出。前回過去最低の32・39%だった投票率を11・54ポイント押し上げ、無党派層からの支持が必要だった竹山氏の当選に結びつけた。

 選挙前には「(竹山氏が負ければ)政治的な力が著しく減退する」としていたが、知名度で木原氏に劣る竹山氏を自らの力で当選させ、影響力の大きさを見せつける結果となった。共同通信社が実施した出口調査でも、78・2%が橋下氏を支持すると回答。就任1年半を経てもなお、府民から圧倒的な人気を得ていることを示した。反対意見が根強い中で府議会に再提案した府庁移転案の審議に向け、有利な材料としたい意向だ。しかし、民主党も含め政党を批判したことから「誰も支えてくれる人がいなくなる」と指摘する関係者もおり、今後の府政運営や政治活動にもたらす効果は不透明だ。

 政令市移行後、初めての選挙。いずれも無所属新人の元大阪府大教授小林宏至氏(66)=共産推薦、堺高石青年会議所理事井関貴史氏(35)は支持が広がらなかった。


橋下支持の半数超、竹山氏に投票 朝日新聞社出口調査

2009-09-28 | 日記
橋下支持の半数超、竹山氏に投票 朝日新聞社出口調査

2009年9月28日2時5分
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 堺市長選で朝日新聞社が行った出口調査で、橋下徹知事を支持する層の半数以上が、竹山氏に投票した実態が浮き彫りになった。

 橋下知事の支持率は76%。その橋下支持層の56%が竹山氏に投じており、木原氏は25%にとどまっていた。

 また、橋下知事が批判した、木原氏に対する民主と自公などの「相乗り」応援を、「好ましくない」と答えた人が52%おり、竹山氏はそのうちの57%から支持を受けた。

 一方、木原氏を応援した民主、自民両党とも、自党の支持層を固められなかった。36%だった民主支持層のうち約6割、21%だった自民支持層の約4割が竹山氏に流れた。22%だった無党派層の半数近くも竹山氏に投じた。

 年代別の支持をみると、20代を除くすべての年齢層で竹山氏が木原氏を上回った。

      ◇

 調査は堺市内の45投票所で行い、投票を終えた2476人から有効回答を得た。


堺市長選 木原氏、組織戦空回り 竹山氏、市民目線で総点検 大阪

2009-09-28 | 日記
堺市長選 木原氏、組織戦空回り 竹山氏、市民目線で総点検 大阪2009.9.28 02:41

このニュースのトピックス:選挙・大阪
 任期満了に伴い27日に投開票が行われた堺市長選で、橋下徹知事の全面支援を受けた新人の元府政策企画部長、竹山修身(おさみ)氏(59)に、敗れた現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦。3選を信じて支持者らが集まった堺市堺区の選挙事務所では、沈痛な雰囲気が広がった。

 木原氏の選挙事務所では、開票が始まった午後9時すぎから、支持者らが開票所などから入る情報に注目した。しかし、敗色が濃厚になると、支持者らから落胆の声が漏れた。

 事務所に姿を見せた木原氏は悔しさをかみしめながら「全身全霊をもって頑張ったが、わたしの力不足でこのようなことになり、残念。本当に申し訳ない」と敗戦の弁を述べる一方、政党の相乗りについては「国政と地方政治は異なっている。市議会全会派が協力し合ってやっていくのが、地方自治の観点からすればモデルケースのはずだ」などと持論を語った。

 今回の選挙で、木原氏は6月に、市政与党6会派の推薦を得て出馬表明。自民、公明両党の推薦のほか、民主、社民の実質的な支援も受け、万全の態勢で臨んだ。

 しかし、知名度が高い橋下知事の応援を受けて府OBの竹山氏が7月に、出馬表明し状況は一転。告示前から政党相乗り選挙への批判を受けて厳しい戦いとなった。告示後は、2期8年間の実績を強調し、組織力を背景に逃げ切りを目指したが、伸び悩んだ。

 一方、橋下知事らの支援を得て初当選を果たした竹山氏の事務所では集まった支持者らが喜びを爆発させた。竹山氏は「いろいろな選択肢を提案した私が選ばれたという市民の選択は正しい。自分の足と力で世界を築いていかなければならない『アラウンド還暦世代』としてもっと堺を元気にしていきたい。市政を市民目線で総点検し、大掃除していきたい」などと抱負を語った。

 当日有権者数は67万2476人、投票率は43・93%(前回32・39%)。

平松・大阪市長「手を取り合い地域主権訴え」

2009-09-28 | 日記
平松・大阪市長「手を取り合い地域主権訴え」
 大阪市の平松邦夫市長は28日、堺市長選の結果を受けて、「隣接する政令市として手を取り合い、地域主権を訴えたい」と述べた。竹山氏を全面支援した橋下徹大阪府知事の姿勢については「非常に大胆な動きに当初戸惑ったが、知事の信念で動いたのだろう」と指摘した。「新市長は今後、知事との距離感に悩むこともあると思うが、地域主権を見据えていけば大丈夫。ただ議会運営についてはかなり苦労されると思う」と話した。

 大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転問題で府議会が態度を硬化させる懸念もあるが、平松市長は「選挙でのしがらみを離れたところで判断すべき時代にきている。地域にとって一番大切なことは何かを冷静に考えてほしい」と牽制(けんせい)した。



(2009年9月28日 14:54)

「相乗り続ければ政権に影響」 堺市長選の結果受け橋下知事会見

2009-09-28 | 日記
「相乗り続ければ政権に影響」 堺市長選の結果受け橋下知事会見2009.9.28 12:36

このニュースのトピックス:自民党

堺市長選の結果を受け、笑顔で記者会見する橋下徹大阪府知事=28日午前、大阪府庁(門井聡撮影) 橋下徹大阪府知事が応援する新人の元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)が、民主、自民、公明3党が事実上相乗りして推す現職を破った堺市長選で28日、橋下知事は府庁で報道陣の取材に応じ、竹山氏が公約で掲げた泉北高速鉄道の運賃値下げなどを府としてバックアップしていく方針を示した。「相乗り批判」が有権者に受け入れられたとし、「民主党が今後も相乗りを繰り返すなら政権にも影響する」とくぎを刺した。

 選挙結果について橋下知事は「旧態依然とした政治のやり方に有権者がノーを突き付けた」とし、「民主党も、昔のやり方に戻せば簡単にひっくり返されてしまうと分かり、目が覚めたのではないか」と述べた。

 さらに「民主党も、自民、公明党も有権者が何を求めているかを見誤った」との分析を示し、「政党が話し合って候補をかつぐというやり方が、受け入れられないと思わなかったのか。僕は有権者が拒むだろうとすぐに感じた」とした。

 また、首長連合として新人候補の支援を検討している神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)についても「相乗りをすれば市民はノーを突き付けるだろう」と述べた。

 選挙結果が、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への府庁移転案をめぐる議論に与える影響については「関係ない」としたが、選挙戦で多くの市議が現職支持に回ったことをめぐり「議員の意思が、ただちに有権者の意思ではないといえる」と強調した。

指定市・堺市長選、新顔の竹山氏が制する

2009-09-28 | 日記
指定市・堺市長選、新顔の竹山氏が制する2009年09月28日


当選し、笑顔でくす玉を割る竹山修身氏=堺市堺区

 ◎堺市長選開票結果◎ 


当 竹山修身(1)無新      136,212
  木原敬介   無現〈自〉〈公〉 89,006
  小林宏至   無新〈共〉    48,631
  井関貴史   無新       18,537
                   (確定得票)
           〈 〉内の政党は推薦・支持


 ◇新市長の略歴◇


 竹山修身(たけやまおさみ)59歳 


 堺柔道協会理事・三国丘高校同窓会会計幹事〈元〉府政策企画部長・府商工労働部長・美原町助役▽出身校・静岡大人文学部


 ◎「独自色」発揮に課題◎


 27日に投開票された堺市長選を制したのは、新顔で元府部長の竹山修身氏(59)だった。橋下徹府知事の支援も受けて、票を伸ばした。地元市議の多くが支援した現職を破ったことで、指定市のかじ取りにどれだけ独自色を打ち出せるかが課題になる。


 開票は27日午後9時10分から、市内7カ所で始まった。


 堺市堺区の竹山氏の事務所には、出身高校のOBらを中心にボランティアスタッフらが集まった。初当選が確実になると歓声がわき、集まった支持者らが「やったー」と万歳した。


 竹山氏は「夢のようです。市民に現市政へのうっぷんがたまっていた。市政を総点検していきたい」と抱負を述べた。また、今後の市議会との関係について、「ほとんどの方々と知り合い。真摯(しんし)に話し合っていきたい。しこりなど何も心配していない」とし、「府と連携していい行政をしていきたい」と話した。


 竹山氏が、立候補を正式表明したのは今年7月。橋下知事や首長連合のメンバーが相次いで堺入りして支援を表明し、急速に名前を浸透させ、勢いに乗った。


 選挙戦では、「市民の声が市政に十分に届いていない」とし、行政のスリム化を訴え、職員給与や市長退職金、交際費の削減、外郭団体の整理統合などを掲げた。市街地に計画されている次世代型路面電車(LRT)の中止や泉北高速鉄道の料金値下げなどを打ち出し、泉北ニュータウンを抱える南区、新興住宅地が多い北区などで有権者の支持を多く集めた。


 3選がならなかった現職の木原敬介氏(69)は、推薦をした自民や公明、支援した民主の府議や市議、府下の首長ら約200人が集まった事務所で、「私の力不足。誠に申し訳ない」と頭を下げた。


 竹山氏を支援した橋下知事に総選挙直後の各党の「相乗り」を批判され、受け身の立場を強いられた。木原氏は「一致団結して支えてもらえたのは、地方自治の観点からはモデルのようなものだった」とし、知事が絡んだことについて、「暴挙だ。日本の地方行政上なかったことだ。(知事は)後々反省されるのではないか」と振り返った。


 選挙戦では2期8年の実績を市議、府議らと訴え、雇用の確保、指定市としてのさらなる発展、地方分権の推進を掲げたが、票が伸び悩んだ。


 府立大名誉教授で共産が推薦した新顔の小林宏至氏(66)は事務所で、「選挙戦には負けたが、私どもが掲げた公約について、一定の支持はされた」と述べた。橋下知事の動向については、「地方自治への挑戦だ。言いなりの市長の誕生で行政が停滞し、混乱する。その犠牲を市民が負うことになる」と批判した。


 青年会議所理事で新顔の井関貴史氏(35)は支持者らと自転車で市内を回り、「市民目線の改革を」などと訴えたが、届かなかった。


 ◎投票率43.93%◎


 市長選の投票率は過去最低だった前回05年10月の32・39%を11・54ポイント上回る43・93%となった。男女別では男性が43・26%、女性が44・54%。


 40%を超えたのは1984年の48・22%のとき以来。過去6回の市長選はいずれも30%台で推移していた。