2009J2第11節 vsFC岐阜

天気予報では最高気温が19℃の予想でしたが、スタジアム内は初夏を思わせる日差しと温度。
季節外れの寒い日があったせいか、余計に暑く感じました。
大声は出せませんが、刺身のツマ程度の足しにもなればと、ゴール裏の端で。風邪気味の嫁さんも同様・・・

開始1分。
悪い癖と言うか、相手の試合の入り方を褒めるべきか、もはや何かのイベントだと諦めるべきか、ともかくクリアボールに競り合いから前線に運ばれ、サイドを駆け上がった片桐選手からのクロス。反応した中川選手がパンチングを試みますが、選手と交錯。
無人のゴールに浮き球を蹴り込まれますが、枠を逸れて事無きを得ます。

それでも悪い時間は続かず、船津選手のサイド突破からゴール前に迫るなど、互角の展開。
そして9分にCKから、フリーの濱野選手が矢のようなヘッドを叩き込んで先制。セットプレーからの得点がない、とJ'sGOALに書かれてますが、札幌戦の金選手の得点ってCKじゃありませんでしたっけ？
その後は岐阜さんの攻撃が目立つ展開。
特に20分、横パスをかっさわれて中川選手と1対1になるものの、堤選手が体を寄せて島田選手が切り返したその瞬間、中川選手が足でブロックしてキャッチ。
本当に素晴らしいプレイ。その前の堤選手との連携も見事。
カターレの攻撃は永冨・長谷川選手の呼吸が少しずれてしまい、惜しまれます。永冨選手は足元へのパスを収めるテクニックがあるので、ハイボール以外の選択をもっとしても良いのでは？

ところで、この試合の主審の山本さん。序盤はカードを出さずに注意に留めていこうというスタンスだったように見えましたが、その後の基準がブレが目立ちました。
43分の上園選手へのファールなんて、イエローでないのが不思議でしょうがありません。
特に堤選手へのイエローですが、間違いなくボールにいってますし、正当なタックルではないでしょうか？
前節の小川主審もセレッソにカードを連発してましたが、「カードを出すほどのファールか？」と疑問に思う場面が少なからず。
あと40試合、カード数で罰金を受ける結果にならなければ良いのですが・・・

この日のカターレは3得点に加えてシュート数15というスタッツですが、ハーフライン付近でボールをカットされてフィニッシュまで持ち込めない場面や逆にあわやという展開も少なくありません。快勝ではありますが、課題も多かったという印象です。

後半。
立ち上がりはカターレペースで川崎選手の惜しいシーンもありました。
55分頃から、岐阜さんの時間が続きますが、決定機は田中選手？の1回ほど。DF陣を中心に効果的な守備でシュートまで持ち込ませず。
この時間帯を凌げば流れはこちらに、と期待していたら・・・ものの数分で、岐阜さんの足が止まり始めたように感じました。
（というか攻撃が雑になったかな、という印象）
そうすると、65分に朝日選手が飛び出し、木本選手と崩して追加点。
（最初にパスを選択したとき、頭を抱えそうになりましたが）
これ以降は完全にカターレが押し込む展開。70分の上園選手の得点もある意味必然かも。
78分には4点目か、という決定的な場面でしたが、朝日選手とわずかに呼吸が合わず。
試合終了までセカンドボールを拾うのはほとんどカターレで、85分にはボールを奪った長谷川選手が強烈なミドル。枠を捉えるものの、野田選手のファインセーブに阻まれ得点ならず。
終了間際にファーサイドへの見事なクロスに秋田選手が合わせるものの、枠を捉えるには至らず、タイムアップ。

中盤で危ないボールの奪われ方やパスミスがあり、課題もありましたが、最後まで良く走るカターレらしい良いサッカーでした。
岐阜さんは自分達のペースの時間帯をものに出来なかったのか全てでしょうか。若さゆえでしょうが、2失点目以降の展開は、まあ、何というか。

試合後、岐阜さんから淡いピンクと赤い薔薇と、岐阜県の観光案内を頂きました。青空に映える美しい色を大切にさせて頂きます。

その他の試合
仙台2-1水戸
C大阪2-0横浜FC
甲府1-0湘南…9人の湘南は耐え凌ぐも無念。アジエル選手のシミュレーションって、単に転んだだけのような。
札幌3-2愛媛
東京V2-4熊本…ヴェルディはGWに必ずこういう試合をする印象が。
徳島1-3草津
岡山1-0福岡
鳥栖2-2栃木

新規参入組揃い踏みと思ったのに。岡山さん、おめでとうございます。5千人超の中での初勝利は今後に弾みがつくことでしょう。