《怒るのでなく、待ってやりきらせるのが躾（しつけ）》2

《待ってやりきらせるのが躾（しつけ）です。》

しつけ は、子供を怒ってお母さんの言う通りにさせることではありません。

しつけ は、お母さんが 怒ることではないのです。

例えば、
お母さんが子供に皿洗いを仕事として、毎食後にすることを約束したとします。
お母さんは、子供が皿洗いをすぐにしなくても、絶対にしかったり、お母さんが代わりに皿洗いをしてはダメです。ひたすら待つのです。子供を信じて待つのです。
試験週間だろうと大学受験だろうと、お母さんは決して皿洗いを手伝ってはいけません。
しつけ は、しからないけど、きびしいものです。

決めたことは、やりきらせるのが しつけです。

お母さんの言うことを子供が聞くかどうか、それがお母さん自身が子供にやりきらせる決意があるかどうかです。

私は学校につとめてたので、原因と結果をたくさん見ています。

子供が仕事をしないのは、お母さんが怒るだけで、やりきらせないのを子供が知ってるので、やらないのです。

一言で言えば、『お母さんは怒らないで、子供の仕事をやりきらせて下さい。それが、しつけ です。』

かしこいお母さんは、子供をしからずに、ありがとう と言います。