SIDE:Carのブログ

絵本ユニット[SIDE:Car]のブログです。アクセサリーなど小物も作りつつ活動中。

必然的な出逢い。

2005-07-20 00:06:38 | Weblog
先日誕生日だったのですが、久々に会った友達に車で拉致られ、連れていかれた先で「欲しい物買ってあげるよ」と言われました。
喜びつつも、(高い物は悪いし…)と思い、そっと友達にHOLGAを差し出したトコロ、「俺も欲しいよ」と言われ即却下。そういえばあんた今無職☆、と思いつつ、有り難く買って頂いたのが、

エドワード・ゴーリー作「おぞましい二人」。
こんなタイトルですが絵本です。

以前から彼のシュールな世界に惹かれていたが故の選択だったのですが、思えばこのタイトルをみた時点で、誕生日に買って頂くに相応しくないという事に気が付くべきだったワケで…。
一言で言うならば、子供に見せるワケにはいかない絵本。
この本に関しては、シュールとよべる幅を超えてしまっています。
独特な調子で物語は語られていき、ページを閉じる頃には肩を落とし、無言になってしまっていました。絵柄といい文体といい、絶妙と言えば絶妙。けれどどこまでいっても報われようがない、という、心に懸念が残る本なのです。
途中寄ったモスで、二人の乙女が無言でうつむいてしまった絵ヅラも、もはや仕方がないワケで…。

そもそも、最初に買って頂こうと思った本は、前々から欲しかった、外国のこども部屋のかわいい写真集。トコロがその本がその店に存在しなかったが為、この本を選んでしまったという…。
いっそこの巡り合わせを運命と呼ぶべきか、それとも必然的な宿命だったのか。ホントに私はまだまだ世の中の事を知らないと気づかされてしまいました。
いや~人生勉強だね。

こんな本を買ってくれた彼女は、やはりこの日立ち寄った古着屋で、ハンソンのTシャツを気に入った私に対して「普通の人はそれを選ばないだろう」と言い放っていました。
だって、普通にかわいかったんだよ…?

写真は彼女のウチのネコ。


琥珀さとこ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 堂本ブラザーズバンドファー... | トップ | プラネタリウムいかがっすか~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事