交換日記

本コンテンツはリレー形式により部員達の一人一人の考えなどを主張する場です.
思う存分書いて行きましょ~♪

今回のテーマは…

2012年02月28日 21時59分48秒 | 日記

こんばんは!
短距離ブロック長の斉藤です。

2週間後には奄美合宿があり、それが終わるとシーズン初戦はもう目の前です。

冬季練習で積み上げてきたものを試合でしっかり出せるようにするという意味でも
これからの1カ月は大切だと思います。

また、この時期はスピードや出力が上がってくるため、怪我をしやすい時期だと思います。

自分は、去年怪我をした経験を踏まえて、今年は色々考えて取り組んできました。
今年は陸上競技ができる最後の年なので、自分の納得のいく形で終われるようにしたいです。

そう思うと早いものですね。
去年の奄美合宿の現3年生です。もう1年か…





最近の、というか前々から思っていたのですが、
その場その場で空気を読んで言うことを変えて、適当にその場だけ凌いでいるように感じることがあります。
自分が悪く思われないようにその場に合わせた適当なことを言うとか、
雰囲気に合わせて自分の考えを言わないとかそういったことです。
(もちろん、その発言によって明らかに部の空気を悪くするような発言はしないというのは当たり前です。)

前回の日記で高野先輩が言っていたことにも関連しますが、
大袈裟にいえば、自分がよく思われていればそれでいい
というように感じることがあります。

時と場合によっては、そういうことも必要だと思います。
しかし、部活では、そんな上っ面だけの関係にしたくはありません。

というか、部活ならそういう関係はならないはずです。

陸上競技という同じ目的のために集まった仲間、
それに本気で取り組んでいるのなら、もっと深い関係になるはずです。

本気で取り組めている人には申し訳ないですが、
全員がもっともっと陸上に本気になれたら、好きになれたら、重視できたら
さらによい部活になっていくと思います。


ふと感じたことがあるのですが、
部活の仲間と笑っている時、
部活以外の友達と笑っている時と違う感じがしませんか?

部活以外の友達を否定する気は全くありませんが、
僕が部活の仲間と笑っている時の方が心の底から笑えると感じるのは
やはり、陸上という同じ目的のために集まった仲間たちと
速くなりたい、強くなりたいと思って、長い時間を過ごしているからだと思います。

1人1人がもっと陸上に本気で取り組める部活になっていけば、
もっと心の底から笑えるようになれると思います。

別に心の底から笑えるようにするために本気になるわけじゃありませんが。
そういう考え方もあるなあって話です。
少し変な考え方かもしれませんが、僕はそう思います。



さて、ここでテーマを設定します!
今回のテーマは「自分のモットー」にしたいと思います。


僕のモットーは”やるときはやる やらないときはやらない”です。

何事も常に集中している状態は続かないと思います。
無理にそうしようとしても、自分の気がつかないところから疲れが出てくると思います。

効率よく力をつけていったり、何かをこなしていくためには、やるときに集中してやる
そのために、やらないときは全くやらないというメリハリが大切だと思います。

陸上も同じだと思います。
練習する時は集中してしっかり練習する。休む時はしっかり休む。

当たり前のことなんですけどね。
でも当たり前のことが当たり前にできていないと、
そこからどんどん崩れていってしまう気がします。

なので、これからも”やるときはやる やらないときはやらない”精神でいきたいと思います。


それではこの辺で。

次は、新しい短距離ホームページを作ってくれた木皿にバトンタッチ。
いいホームページありがとう。まだ見てない人いたら、ちゃんと見てください!


大学院生の戯言

2012年02月19日 14時41分16秒 | 日記
こんにちは!

埼玉大学陸上競技部元主将、現在、埼玉大学大学院教育学研究科保健体育専修1年の高野大樹です。

井戸川から指名を受けていたのですが、1月末からの多忙な日々が続き、ホームページの確認を怠っていました。

そのため投稿が遅れてしまい本当に申し訳ありません。

さて、今回の交換日記では何を書こうか考えていたのですが・・・いざ考え始めると書きたいことがたくさん・・・。

ん~、悩みに悩んだのですが、今回は2つのことについて書きたいと思います。

1つ目は、私の修士論文のテーマに関わる「障碍者の生活」についてのお話。少し感情的になってしまうかもですがお許しを。

2つ目は、来年から人にものを教える立場になる人間として、「最近の学生達(もちろん私も含まれる)の心」についてのお話。うまく部活を話とつなげたいと思います。

少々ロングストーリーになりますが最後までお付き合いを・・・。




【障碍者の生活】

最近まで鬼のように忙しかったのは、3月末に行われる「日本スポーツ運動学会」で学会発表をすることになったためです。

その発表論文を2月15日までに提出しなければいけなくて・・・死ぬ思いで書き上げました。※60時間くらい不眠のときもありました。

私の研究テーマは「片脚下腿義足スプリンターの動感意識の解明」。つまり、片脚の膝から下を切断し義足をつけて走っている選手がどんな感じで走っているのか、について明らかにしていくものです。

そんな研究をしているため、普段から多くの義足ユーザーと話をする機会があります。

先日も義足の方たちとお話をしたのですが・・・その中で耳にしたお話です。

義足って皆さん見たことありますか?あまりないと思いますので画像のっけます!ドン!





こんな具合です。

見ただけではうまく伝わらないと思いますが、このような義足は足首が完全に固定されています。

足首が完全に固定されていると何に困るか?日常ではたくさん困ることがあります。

一番は階段を降りるとき。





人間が階段を降りるときって、こんな感じに足首が働いているんです。(試しに階段降りてみて!)

義足ではこの足首の動きができないので、階段を降りることがとても難しいんです。

しかし近年、新しい義足の研究が進み、足首が動くタイプの義足が開発されました。

これによって、義足ユーザーの生活の幅が格段に広がったのです。(技術の進歩ってスゴイ!)

ところが、そういった義足を使用するためにはそれなりお金が必要になります・・・数十万円。

義足ユーザーが新しい技術を用いた義足を安価な値段で手に入れるためには国(厚生労働省)の認可が必要になります。

私の意見としては、義足ユーザーの不自由が少なくなるのであれば、どんどんそういった新しい技術を取り入れて、義足ユーザーのQOL向上のために働きかけるべきだと思うのですが、

それが・・・認可されないんです。

その理由も驚きです。

「義足ユーザーが足首の動く義足を使って生活することは、私たちがポルシェに乗って生活することと同じことですよ?」

だそうです。

本当に信じられません。どのようにしたらそのような思考になるのでしょうか?

切断手術をして、生まれて初めて義足をはいて、

最初は立てないところから始まる。

歩行練習では何度も転倒して、

階段では何度も転落しそうになって・・・。

そんな義足ユーザーの努力や苦労を全く考えてないんですかね。なんか悲しいです。

このことについて皆さんはどう思いますか?こういったことが改善されなければ、署名活動など本格的な行動に移したいと考えています。

是非コメントを!




【最近の学生達の心】

「なによりも教える相手の心を感じろ」

来年から人に教える立場になる私にとって、この恩師の言葉が胸に響きます。

そこで、最近の学生達の心について考えていました。

んー、というか私自身の心の奥底を覗いてみたという方が正確な表現かもしれません。

そんなことを考えているとき、ある本に出会いました。

そこに書いてある内容は、私の考えに非常に近いものがあり、激しく感動しました。※興味がある人は高野まで。

ここでは、その本の内容も少し踏まえながら「最近の学生達の心」について書いていきたいと思います。

自分の心と向き合いながら、読んでくれるとありがたいです。

では本題です。

「最近の学生達の心」をまとめると、以下の9つにまとめられるんじゃないかと考えました。

①自己完結
②アンビバレンツ
③自己決定権の主張
④利他よりも利己
⑤まじめの崩壊
⑥規則に従わないが、ムードには従う
⑦達成感が欲しい
⑧分かって欲しい
⑨居場所が欲しい

1つずつ簡単に解説していきたいと思います。

①自己完結
何に対しても「無理、無理」と言って、小さな自分のなかで完結してしまう。心当たりはありますか?
なぜそんなことが起こるのだろうか?それは自分に自信がないから、成功体験の絶対数が欠落しているから、と私は考えます。

②アンビバレンツ
アンビバレンツという言葉はあまり聞き覚えがないかもしれませんが、簡単に言えば・・・
「1つのことに対して複数の矛盾した考えを持っている」ということです。
つまり、自分を持っていないということになるのかな?
自分を持っていれば、自分にとって1つ絶対的な拠り所ができ、ブレた発言が少なくなるのではないでしょうか。

③自己決定権の主張
これはホントに多いですね。何かにつけて「私の自由じゃん」と文句を・・・。
こういった考えが次の④に大きく影響しているような気がします。

④利他よりも利己
簡単に言えば、自分さえよければ何でもいいって考えです。
私もよくあるんです、みんなのために頑張ろうって思っていても、気が付いたら自分のことばっかり考えてた、みたいなこと。
みなんはどうですか?

⑤まじめの崩壊
「バレなければそれでいい」の精神。
心当たりありませんか?深夜飲み会帰りの自転車で信号無視。
これこそ「バレなければそれでいい」の典型的な例だと思います。他に例をあげればキリがありません・・・。

⑥規則に従わないが、ムードには従う
ルールや規則に縛られるのはすごく嫌う。
でも、カリスマ的なリーダーや、1つの目標に向かって突き進む集団のもとでは一生懸命頑張れる。
周りの雰囲気って重要ですよね。

⑦達成感が欲しい
そういうものが無い生活を送っている。
でも達成感を得るためには、目標を持ってコツコツと頑張るしか方法はないんです。

⑧分かって欲しい
これは登校拒否とかいじめとかのおおもとにあることだと思います。
まわりから自分の存在価値を認めて欲しい。
一生懸命頑張って実績をあげても、周りから評価されない。これはつらいことですよね?

⑨居場所が欲しい
自分が必要とされる場所がない。人から頼られないから、自分なんて不必要じゃないかと考える。
でもホントは周りに認められたいし、頼られたいと思ってるのが人間なんです。


みなさんどうですか?

どれも、身に覚えのあることではありませんか?

このような心を持った学生たちを指導する

部活動であればこのような学生たちをまとめる

そのためには何が必要だろうか。

やはり私は学生達のこのような心を「理解し合う」ないし「理解し合おうとする」

ことが重要になるんじゃないかなって思います。

・・・そう考えると今の陸上部っていい方向に向かっているような気がします。

「各自目標を設定して、それを共有する。」

これはすごくいいこと。本当にいいことだと思います。

でも、まだまだ課題は山積みです。

箇条書きで書くと・・・

・本当にその目標は各個人に適切なレベルか?
・その個人の目標をチーム全体で支援できる体制になっているか?
・目標達成のためにどのようなプロセスで行うか?具体的に。
・学生がどれくらい本気か?
・ムードで引っ張っていくような雰囲気作りはできているか? etc

学生主体の埼玉大学陸上競技部。

良くするのも、悪くするのも学生次第。

1年生は、すぐ後輩ができるし、

2年生は、もうすぐ幹部になる。

3年生は、残り少ない幹部期間で後輩たちに何を残すことができるのだろうか?

私自身すごく楽しみにしています。




長々と大学院生の戯言にお付き合いいただいてありがとうございます。

本当はまだまだ書きたいことがあるのですが・・・

それは直接お話ししましょう!

ご意見、ご質問ドシドシ歓迎です!

この投稿が、何かしら部員達の心に残るようなものになることを願って投稿終了したいと思います。




・・・どうやらこれで投稿が一周したようなので、次は何かテーマを設けてまわすというのも面白いかもしれませんね!

例えば「好きな言葉」とか!

その辺も次の投稿者に決定してもらいましょう!

ということで、次は短距離ブロック長の斉藤くんにお願いします!おもしろい企画を期待してます!笑

それではまた~!