WFB(世界仏教徒連盟)が、ミャンマー情勢に対しての声明を発表しました。
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和訳
仏歴2550(2007)年10月3日
タン シェ将軍殿
国家平和発展評議会議長
ヤンゴン
ミャンマー
閣下、
世界の仏教徒の共同体、ならびにタイ国における6つの仏教徒組織を代表する世界仏教徒連盟の代表として、現今のミャンマー情勢を深い憂慮の念を持って綿密に拝見して来たことを閣下にお伝えすること、誠に光栄に存じます。
寛容、思いやり、非暴力という信条をミャンマーの人々と分かち合う仏教徒の仲間として、私たちは冷酷な方法で仏教僧侶と市民が傷つけられ死亡したことを深く悲しみ、遺憾に思います。
平和・非暴力という仏教の信条に於いて、私たちはミャンマー政府に対して 武力および暴力の行使を全面的に禁止することを強く主張致します。
ミャンマーは、仏陀の崇高な教えに導かれた平和的な方法による、全ての関係者の国民全体の和解によってこうした状況を解消しなければなりません。
敬 具
パン・ワナメッテイ
世界仏教徒連盟会長
以下を代表して
マハチュラロンコンラジャヴィドウヤラヤ 大学
マハマクト仏教徒大学
タイ国アナムニカヤ仏教僧伽
タイ国仏教徒連合
タイ国青年仏教徒連合
タイ国社会福祉協議会
『東松山ホームボランティア/埼玉天台仏青/4月22日』
去る4月22日(火)、東松山市内の特別養護老人ホーム「東松山ホーム」において
埼玉天台仏教青年会(関口亮樹会長)有志による月例ボランティアが行われました。
今回、仏教教養講座の講師を務めたのは西福寺(川越市南大塚)副住職・奥山元照師。
蓮の株の植替えの時期にちなみ、仏教思想が伝える「蓮」に込められた意味について、
実際に用意したレンコンや蓮子、花の写真パネルなどを使いながら説明をしました。
また、蓮のつぼみを模した「蓮華合掌」や、そこから中指を開いて自身の業を清め、
仏様の心を頂戴する「浄三業」の印などを体験してもらい、仏教文化への理解を深めて
頂きました。
同ボランティア活動の次回開催は、5月27日の予定です。
合掌
日本の寺院では、日々、お釈迦様の智慧と慈悲の教えによる「天下泰平、萬民安楽」が祈られています。私たちは今日のこの日を縁として、更に平和と世界人民の平安を祈ることを広く全国の青年僧侶・仏教徒に呼びかけたいと思います。そしてこの祈りを通じ、全ての人々に平和と寛容の心が広がり、各地での騒乱や対立が暴力ではなく、人々の「良心」により解決されることを強く求めます。
あわせて、北京オリンピックが平和の祭典にふさわしく開催され、成功をおさめられますことを祈念して、「青年仏教徒の願い」といたします。
大無量寿経に曰く
「仏の遊履したまうところの国邑丘聚、化を蒙らざるはなし。天下和順し日月清明にして、風雨時をもってし、災起こらず。国豊かにして民安し。兵戈用いることなし。徳を崇め仁を興し、務めて礼譲を修す。」と
合掌
注)仏の行き給うところ、国、町、村の人々、仏の教化を蒙らざる者はない。世界はともども和順し、日月は清らかであり、風雨は適切であり、災厄も起こらない。国は富み民は安心を享受している。もちろん武力を使う必要もない。良心を尊び、支えあいを広げている。
平成20年4月26日
全日本仏教青年会
理事長 五條良知
日本の青年仏教徒の願い
私たちは、静寂の中で仏様のご加護の下、読経三昧に座せることに悦びと感謝を感じております。しかしながら日本国内では人心の荒廃による悲惨な事件が続出し、世界では民族や宗教の違いによる思想の対立と暴力が止まず、多くの人々が傷つき犠牲となっていることに深く心を痛めています。
今年は、国や人種、民族や宗教、文化の違いを越えた平和の祭典であるオリンピックが、中国北京において開催されます。本来、平和の祭典であるべきオリンピックの開催は、対立や暴力が少しでも解決するよう世界中で努力されるべきでありますが、開催国である中国でのチベットの騒乱と、それによって犠牲者が出たことには、深く悲しみを覚えるものであります。そして、チベット仏教徒が置かれている深刻な状況に対して、私たちは同じ仏教徒として深く傷つき、一日も早い、平和的な解決を希求するものであります。
オリンピックの開催は、オリンピック憲章を遵守し、人種、民族、宗教、文化の違いをのりこえて、それぞれの国や個人が互いの歴史や文化を認め合わなければなりません。また、開催国にはその責任を期待するものであります。
本日、私たちは世界平和と仏教興隆のシンボルであるアショカピラー宝前にて、暴力によって犠牲となった世界中の人々の慰霊と、中国・チベット双方の平安に祈りを捧げます。
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