Life goes on … Next stage

感じた事や思いをありのままに・・・

あれから1年…

2011年03月29日 20時22分04秒 | Weblog
衝撃の出向辞令から早1年…とりあえず出向会社での1年が終わろうとしている。当初はまるで島流しにでもあったかのような、つま弾きされたような寂しさと…信頼出来る仲間や可愛がってくれたお客さんとの別れが辛かったことを思い出す。

“何故俺なんですか?”の問いに対し当時の専務は“うちの営業の中でお前しか真っ白な奴はいないだろう?”と言って説得された。褒め言葉なのか、単純に俺が無知だと言うことか…余計わからなくなってしばらく悩み続けた。しばらく経って改めて専務からその意味を聞くまでは…

専務は期待を込めて俺を出向させ、そこで勉強し、大きくなって戻って来いと言う意味の出向だと言った。真っ白の意味は変な物に染まっていない、変な知識やプライドで凝り固まっていないと言う意味だと…。うちの営業マンを見渡しても唯一お前だけなんだと言われた。

俺は昔から“~だけ”とか“限定”とか“レア”と言う言葉に弱い。今となっては背筋が凍るようだが、付き合った彼女に“あなただけ”的なことを言われるとすぐ調子に乗っていたもんだ(苦笑)。

そんな訳でその時は納得したものの、やはり心に微妙な引っ掛かりを持ったまま未知なる会社へ飛び込んで今に至る。今までと違って自分の営業力を生かすような仕事内容でもなく、まして自分で単価を決めたり利益を決められる訳でもない。出向元の心無い連中には“楽でいいでしょ?”と言われ…俺は楽をしたくて来た訳じゃないし、俺が好き好んで来たんじゃねぇよっ!とは言えず…。

ただ今の会社の人達のフレンドリーな雰囲気と新たな上司、そして何より副社長のおかげで…俺はこの1年を俺なりに乗り切ることが出来た。成長したかどうかは周りが判断するとして(苦笑)、俺ひとりじゃなく会社の仲間や新たな訪問先になった販売店の営業マン達に助けられ支えられ…少しずつ新たな自分を出すことが出来つつあるのかな?

今になってようやく、1年前に専務が言ってたことの意味を100%消化することが出来た気がしている。そして俺はいつの間にか昔のような寂しさもなく、今の会社で前向きに頑張って行こう!と決心している自分に気がついた…。もう後戻りはしない…前進あるのみ♪