心臓がドクドクいっているのは自分でもわかったが、本当にどうしたものか…
沈黙に耐えられず俺の方から、
「…聖名…」
「…うん…」
聖名の方も かなり緊張しているようで、俺は逆に安心した。
そして、
(プラトニックなタイプなのかな? )
なんて思った。
すると、聖名が頬にキス…
なぜ唇にしてくれないんだろう…なんてそんなことを少し思ったりして…
すると、
「ごめん 緊張しちゃって…」
そう言ってしがみついてきた。
(もしかして本当は聖名も男は初めてで困っているんだろうか…)
そこから先は 何事もなく…でも緊張はしているし、それで疲れているしで眠れず…
聖名も眠れはしないらしく、俺もその気配のため眠れなかった。
それでも少しは眠ったようで、 次の朝目覚めるといつもより少し遅い時間だった。