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Y田下宿に早くも窮屈さを感じ始める、、Y田下宿から始まった2

2020-04-26 00:43:41 | Y田下宿から始まった😼
大学の入学式が終わり、みな一斉に体育館から外に出る。
当たり前だが、周りは皆知らない人ばかり。友達なんてまだいるはずなし。ふと横を見ると、似たくらいの身長の女の人がいて、何となく並んで歩いていた。「疲れましたね、入学式」と私。「いやあ、腰痛くなったわー」これが、その後自分にとり一番大切な友となる人との最初の出会いであった。(もちろん、その時はそんな事思いもしなかった。)
互いにぎこちない会話を交わす。「どこに住んでるんですかー?」「南光台です」「え!南光台?!同じですね💙私も南光台ですよ」急に親近感が湧く。あとからわかったのだが、南光台は、7丁目だか8丁目まであり、南光台だからといって近所というわけではないのだが、でも、とにかく嬉しくて、私は、もう少し彼女と話したかったのだが、入学式に出席した互いの親が大学の中庭あたりで待っていたため、それじゃまたーみたいな感じで別れた。
「もう友達できたの?」と、嬉しそうな母。まだ友達とは言えなかったけど、何となく「うん、できた!」と答えた私であった。
Y田下宿に戻り一休みしたあと、母は帰っていった。
さあて!いよいよ一人暮らしだぜー!やったーやったー(/・ω・)/
その日、晩御飯の時間にY田1にある食堂に行くと他の入居者がみな揃っていた。テーブルではなく飯台だった。正座して食べねばならぬのか、、😞。
顔合わせ+自己紹介となった。一番最初、何と入居者ではなくY田大家が自分について語り始めた。出身は大阪の方で、いろいろあって仙台に移り住み、旦那さんが早くに亡くなり、下宿を始めた。料理は得意ですから、みなさん、ちゃんと食べてくださいよ。体が一番なので、ぶら下がり健康法を実践している(実際食堂の隅にぶら下がり機が置かれていて、Y田大家は、よくそれにぶら下がっていた。)
その後門限や風呂時間など事細かに説明があり「守らない人には注意しますからね( ・ิω・ิ)」と厳しい口調で言われた。
予備校生は、目指してる大学を述べ、私は大学名、そして、下宿人の中で唯一、入居2年目の女のかたは軽く自己紹介をしてにっこり笑った。このかたは、美人だったなあ。彼女は私の右隣の部屋であった。同じ大学である。
左隣はうちの大学が第一志望であった。
たまたまなのか、Y田大家の計らいなのか、2階の3部屋はみな薬大関係の人でまとまってしまった。
そして、当然と言えば当然だが、下宿人同士すぐに仲良くなった。ただしY田2の人たちとだけ。Y田1とは、やはり棟が分かれているし、話す機会もあまりなく、時々夕飯のときに話す位だったので、なかなかそこまで仲良くはなれない。興味は津々だったのだが。
さて、入学式の日に知り合った彼女とは、その後順調に仲良くなり、気づけば毎朝一緒に大学に通うようになっていた。彼女、ウキちゃん(仮名)が、私の下宿に寄ってゆく形なのだが、私は部屋でチューリップの曲を聴いていて、ウキちゃんが来ている事に気づかない時があった。しかし!そんな時、どこで見てるのか、Y田大家が、二階に向かい叫ぶのである「マス子さーん!(私、仮名)お友達ですよ!」私は、あ、ハイハイ、てな感じで急いで下に降りてゆく。降りてゆくと、Y田大家がウキちゃんの横に立っている事があり、こう聞かれる「サツコさん、帰りは何時くらいですか?」そんな事、、わからんて。
そして、入学して1ヶ月も経つ頃には、早くも下宿の規則?を守らなくなってきていた。まず、下宿で晩御飯を食べなくなって来たのだ。なぜか、、。外食したり、友達のアパートで飲み会をしたりするようになったからだ。
今日は下宿で食べっかな、と思っても、学校に行くと、ねえ、今日あそこでなんか食べてこうよ。アパートで飲むんだけど、来ない?みたいな流れになることが非常に多く、結局下宿に戻る時間が遅くなってしまうのだ。Y田大家には、朝ごはんの時に注意を受ける形になる。「サツコさん、昨日も晩御飯食べませんでしたねヽ(`Д´)ノ」
うなだれる私。やっぱ、下宿じゃないほうが良かったなあ、、( ´Д`)=3。
しかし、下宿は下宿で面白いことがいっぱいあった。前にも書いたが色んな人といろいろな事を話せる。それが何より楽しかったのだ。
一階に住む、地元の国立大狙いの子は、私に、さだまさしの素晴らしさをとくとくと語ってくれた。さだまさしー?精霊流しと無縁坂くらいしか知らないよ、というと、おもむろに1つのカセットテープを取り出し、これ聞いてみなよ。と貸してくれたのだ。甲斐バンドやチューリップ、佐野元春に浜田省吾、のわたしに、なぜさだまさしを貸すのだ?と少々ありがた迷惑的な気持ちで借りた私だったが、部屋に戻り聴いてみたら、これが、よかったのよ、すごく。すごく。









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