食事

我が家ではあまり外食をせずにほとんど家飯なのですが、それでもたまには外食もします。しかし、外食をする時にはイタリアンのレストランに行くことはほとんど皆無。

先日友達と話していて「おいしいイタリアンがあるけど」という話になったのですが、そこで我が家のおせんべいちゃんの持論。

「イタリアンは家で食べた方がレストランで食べるよりも断然おいしいから家で食べた方がいい」

たしかにこちらではイタリアンでパスタを頼んでもさほど感動するほどおいしかったことはほとんどないし、逆に具が少なくてがっかりすることのほうが多いくらい。ピザにいたっては自分で生地を発酵させて作ったら本当においしいピザができるし、こちらも具沢山、いろんな種類と楽しめるし。

夕食の用意をしたくない時もたまにはあるけれども、そんな時はバゲットを買ってきてハムとチーズで野菜スティックなんかを添えたらそれこそ立派なごちそう。

このように我が家では外食が極端に減っていきています。（笑）

そんな我が家では最近寒くなってきたのでオーブンの出番が増えてきています。昨日はラザニアを。前日に野菜たっぷりのボロネーゼを作っておいて、当日ホワイトソースを作って重ねて焼くだけ。あまりにもおいしすぎていっぱい食べたおせんべいちゃんはその後胸焼けに。トマトソース系はすぐに胸焼けになってしまうおせんべいちゃんなのですが、やはり私のラザニアは胸焼けになっても食べたい一品らしい。

今はRoemertopfがとても欲しいさちこうです。クリスマスプレゼントに頼もうかしら。。。というかお鍋をほしがる私って。。。

休日の贅沢

結婚して２週間がたとうとしていますが、生活自体には全く変化のないさちこうです。

ただ以前と違うといえば違うのが今までの恋人、婚約者よりももっと絆が深まったといった感じです。（って思いっきりのろけているようですが。。。）

そこで一応まだ新婚なさちこうは休日の朝、ブランチ用にキッシュを焼きました。



私が参考にしたレシピではハムとネギが入ったものだったのですが、実際に使用したのはSpeckとよばれるこちらのベーコン的な存在のものと玉葱。やわらかいフワフワ系の卵が苦手な旦那さんのことを考慮して卵もレシピよりも一つ多く加えました。

この時期Federweisserというワインの初期状態のもの。いわゆるブドウジュースに酵母を入れて発酵している状態のものがあちらこちらで観られるようになります。甘くて独特な味がするのです。発酵中の状態で販売されるので蓋は閉まっていません。（アルコール発酵中は二酸化炭素を生成するので蓋がしめられないのです）このFederweisserと共に食されるのがこのキッシュやらフラムクーヘンといってうすいピザのようなもの、もしくはZwiebelnkuchenといってこれまたベーコンと玉葱のケーキ。

今回食べたのが１１時過ぎだったのでお酒はぬきでしたが、なかなかおいしく出来上がりました。まだ半分ほど残っているので後でFederweisserと一緒に食べようかと思っています。

たまに手の混んだ物を料理したくなるさちこうですが、今晩のメニューも大きなお肉の塊をオーブンで焼くKrustenbratenを計画中です。最近は夜ご飯を少し多めに作ってそれをおせんべいちゃんの次の日のお弁当にしています。そうするとお昼時間を食べに行くよりも短縮できるし、もちろんお財布にも嬉しいですし。

前からさちこうは基本的にはお弁当持参ですが、おせんべいちゃんのお弁当率が上がったのが結婚後のささやかな変化かしら？

祝、祝、祝！！！

２０１１年９月２２日１１時４０分

おせんべいちゃんとさちこう結婚いたしました！！

２０日から両家の母上殿がケルンに到着。今回は大袈裟な結婚式ではなく、家族、友人たちの質素な結婚式にするつもりでした。だがしかし、おせんべいちゃんママは子供の始めての結婚。（おせんべいちゃんには弟が一人いますがまだ彼女と同棲中）かなりはりきってケーキやらなにやらを全て準備してくださいました。

不出来な嫁は前日の水曜日、母と二人で買い物にでかけたりその他自分の準備をしていました。おかげでお家は今までにないくらいに磨き上げられていました。

入籍の式はだいたい２０分くらいで終わったのですが、役所の人がケルンでも有名な人でしんみりというよりも笑いのたえない式でした。



式の後は我が家のテラスでおせんべいちゃんママ作のケーキとコーヒー。おせんべいちゃんママや弟くん彼女のJちゃん。さちこうママもすごくたくさん手伝ってくれてとても暖かい私たちらしい一日になりました。



金曜日からはさちこうママのかねてからの希望でStrassbourgへ。フランスとドイツと国が何度も変わった街。想像していた以上に大きな街でしたが、ドイツとはまた違った一面がありました。

今回のさちこう側は母のみの参加でしたがわざわざ日本から来てくれた母に本当に感謝です。とても思い出に残る一日になりました。

あと１週間。

とうとうさちこうの独身生活も残り１週間となってしまいました。

今日は車で大学に向かったのですが、まずオートバーンに入るところが閉鎖されていたために普通の道路をしばし行くことに。しかもオートバーンの入り口は若干の渋滞ぎみ。それでもオートバーンに乗ってからは順調に走っていたんです。アーヘンへ行くにはA4というオートバーンを使うのですが、アーヘンの少し前で544とA4とに別れるのです。さちこうの大学があるほうはA4を使って行くのですがなんとびっくりするくらいの渋滞。トラック事故でオートバーンが閉鎖されたのこと。そこからが長く目的地直前に本来ならその地点から１０分ほどで着くのが１時間半以上かかり、なんと１時間ちょっとで行くケルンーアーヘン間が３時間もかかってしまいました。

そしてなんと今日が独身最後の大学の日でした。今週の実験がシステムエラーのためにできなくなったので研究室まで行く必要がなくなったのです。友達とかと話していて「次会うときはおせんべいちゃん夫人よ」となり、ちょっと感慨深くなりました。

前にも書いたように我が家ではおせんべいちゃんの「家族は一つの名字」に基づき、さちこうは結婚後の名字が変わります。なんだか自分の名前が変わるということはちょっとくすぐったいような感じです。

来週の火曜日にはさちこうとおせんべいちゃんの両方の母が我が家に来ます。皆で準備をする予定です。

今日車でアーヘンに行った目的はさちこうママの日本へのお持ち帰りと結婚式に来てくれた友達たちにちょこっとしたものをお礼として渡すため。ちなみにドイツでは基本的に引き出物というものはありません。でもちょっとしたお礼をしたかったので小さなチョコを買いました。

後１週間なんだかドキドキです。

あと３週間

９月になりました。

さちこうが通っていた中学校、高校は神奈川県の某女子校で２学期は９月４日とか５日からだったので９月１日始まりの新学期は小学校以来経験していません。もうかれこれ２０年近く昔の話なんですね。

ところで、今年の９月はさちこうにとっては特別な月。今日から３週間後にいよいよ結婚式です。今回はそれほど大々的にお祝いはしないのですが、それでも意外といろいろ決めなければいけないことがあります。

今日はさちこうの保証人になってくれる友達と一緒にお花屋さんをめぐりどのようなブーケを作るかを相談。さちこうの保証人のNちゃん。庭師のお仕事をしている子でもちろんさちこうに比べるとお花の知識も豊富。いろいろな相談事にものってくれる本当にありがたい存在。こういう時に友達の有り難みをつくづく感じます。

それはそうと先日さちこうは大学院で必要な試験を全て終了し、後は修論のための実験をして修論を書き、その修論発表をするのに。実験は７－８割がたは終了していてあと３回発酵をするのみ。いよいよです。やっと長いトンネル（といっても２年半ですが）がやっと終わりに近づいたという感じでしょうか。

それでもまずは３週間後の結婚式に笑顔の報告ができるように一つ一つ物事を進めて行かなければ。といっても今のところマレッジブルーというものはございません。

というかやっぱり少し楽しみにしているさちこうです。結婚後は名前をおせんべいちゃんの名前に変えるのでちょっと売れない芸人のような名前になってしまいます。それもまた”こんにゃくちゃん”のさちこうにはあっているのかもしれません。

一つ一つ

７月あたりからおせんべいちゃんとさちこうは結婚指輪を見て回っていました。

私たちは結婚式を来年にする予定でそのときにはさちこうママの着物におせんべいちゃんママのクロアチアの衣装を着ます。私たちのコンセプトとしては”結婚式にしか使えない物は買わない”です。なのでさちこうはウェディングドレスもありません。

もともとアクセサリーに全く興味がなく、しかも買い物嫌いなおせんべいちゃんにとってはそれはそれはめんどくさくて面白くない時間だったと思います。（ちなみにさちこうは宝石も好きですし、買い物も嫌いではありません）まぁ何度となく喧嘩とまではいわないけれども不機嫌になりましたが。。。

それでも昨日とうとう私たちの結婚指輪を注文いたしました。

もともとおせんべいちゃんは金を、さちこうはプラチナを希望していたのですが、さちこうは普段つけているアクセサリーもシルバー系ですし何よりも金色があまり似合わないのです。（ちなみにこんにゃく指輪はホワイトゴールドです）

何軒か観て気に入ったのはあったのですが少々お値段が高かったので迷っていたところがあって後はケルンにある個人のジュエリーデザイナーのお店。そちらも悪くはなかったのですが、若干の思い違いがあったのと（これはさちこうだけではなくおせんべいちゃんもそう思っていたのでやはり意思疎通の問題だったと思います）結局全ての工程をそこのお店だけではできなく、他の所に依託しなければいけなかったこと等の問題がありました。

最初に気に入った所に昨日もう一度行ったら、なんと昨日に限ってはプラチナの値段が安くなっていたらしく、最初に言われた値段よりも３００ユーロほど安い値段を表示されて。。。決めてしまいました。

一つ一ついろんなことが決まっていくとなんとなく感慨深いものがあります。すでに一緒に暮らしているのでそんなに変わらないと思っていましたが、やはり違いますね。

後は当日のお天気を祈るばかりでしょうか。。。

疑問

さちこうはここの所一つの疑問があります。

夏はいいたいどちらへ行かれてしまったのでしょう？これは本当に７月の天気なのでしょうか？

おそらく今現在ドイツもしくはその周辺の国に住んでいる人なら誰もが疑問に思っていることだと思います。

もうドイツ在住も９年とそこそこ長くこちらに住んでいますが、こんなに寒い冷夏は始めて。数年前から湿気が高くなり、気候が微妙に変わってきたと思っていましたが。

というか雨降り過ぎでしょう。ここ１週間ほどテラスの野菜に水をまったくやっていません。というかトマトなんかはちゃんと“ギラギラ”するような太陽の日が少ないためこんなに成長不良なのは始めて。

湿気が多くて暑い日本も大変だけれども、７月に湯たんぽを使っているさちこうも異常かと。。。

夏は何処へ。

実は。。。

実はさちこう夏野菜というものが大好きです。ということに最近気がつきました。

もともとズッキーニは大好物だったし、赤パプリカも我が家では常備野菜。でもそこに最近茄子が加わりました。

というものの、茄子をあまり好んで食べなかったおせんべいちゃん。今思えばあまり茄子料理のレパートリーがなかったんだと思います。おせんべいちゃんママ、おばあちゃんが作る茄子料理も一種類。

さちこうが日本に帰国していた時に中国人の彼女のいる友達のところで夜ご飯をごちそうになったおせんべいちゃん。「作ってもらった茄子料理がすごいおいしかった」と若干興奮気味に伝えてきて、作り方を覚えるべくさちこうも後日その子達の家にご飯をごちそうになり、一緒に料理をしていてふと思ったことが。「この料理どっかで食べたことあるような」なんと麻婆茄子でした。

ちなみに兄一の大好物なのが麻婆茄子。どうやら二人は仲良くなれそうです。　（笑）

それからというものおせんべいちゃんの茄子の道が開けたらしく、我が家でもちょくちょく茄子が食卓にあがるようになりました。

そんな夏野菜ブームのさちこう。先日茄子にズッキーニたっぷりのフレッシュトマトで野菜から出る水分のみで作ったカレー（カレー粉は日本からかついできました）自分でも「わたしゃ天才か　（大袈裟）」と思うくらいおいしかった。

今晩は昨日からしょうが、ニンニク、お醤油に白ワイン（お酒の代用）に漬けておいたチャーシューにオーブンついでに夏野菜のオーブン焼き。おいしくできるといいな。

話は変わって、先日朝一で乗り込んでいったケルンの役所。やっと入籍の日取りを決める事ができました。

９月２２日さちこうはお嫁にいきます。

といっても実感全然ございません。それ以前に結婚指輪を決めたりいろいろ決めたりすることがあってなかなか大変です。来年の結婚式はもっと大変になりそう。結局母も日本から参加できることになり、やっぱり今年は地味にするといっても来てくれる事嬉しいですね。後は当日晴れることを祈るばかりです。

いよいよ。。。

首を長くして待つ事４週間！？

本日とうとうおせんべいちゃんの戸籍謄本が届きました

昨日はさちこうもおせんべいちゃんの出生地の役所に電話をかけて「まだ届かないんですけど～」と聞いたのですが、おせんべいちゃんの名前を言ったら「名前に聞き覚えがあるわ」と。
そりゃぁ本来ならば数日から１週間ほどで届くもの。さすがに４週間もかかる人は珍しいでしょうね。役所の遅れ＆郵便の遅れの両方を経験した私たちです。

今回の件に関してはもちろん私たちに非があるわけではなく、さちこうの書類はすでにそろっているので少なくともさちこうの書類だけで予約をとれないかと何度かケルン市にも問い合わせてみたのですが、ケルン市はどちらの書類がそろっていないと予約の受付をしないと。（ちなみにさちこうの研究室の人でベルリン、アーヘンで結婚した人たちは書類なしでの予約可であったとのこと）

そんなこんなで少々ゴタゴタしましたが、明日さっそく予約をとりに行ってきます。

いよいよです。

ちなみにここだけの話ですが、あんなに恋いこがれて届いた戸籍謄本はさちこうが予想していたのに比べるとかなりちゃっちいものでした。ちなみにさちこうの書類のほうがちょっとかっこいいです。

あっというまに。

あっというまに日本での１週間はすぎて、先週の火曜日ドイツに再び戻ってきました。

日本では始めて産まれたての甥っ子くんに会いにいったり、家族ですごしたり、高校の時の先生＆友達、親友、大学の先輩にもあったりやっぱりバタバタすごしてきました。

母からは「あなたは嵐のような人ね」なんて言われたりして。

帰りは我が家のおせんべいちゃん用のおせんべいを大量に持って帰りました。総量４０キロ。でも４６キロ持ち込めるところを６キロも少なかったのが後悔の残るところでしょうか。

今回の日本の目的は結婚に必要な書類をとりに行くためだったのですが、今現在私たちは結婚式の予約がとれていません。というのもおせんべいちゃんの戸籍謄本がまだ届いていないから。

申請してからすでに数週間。何度電話してもつながらなく、今日おせんべいちゃんがねばってねばって電話したら届かない理由がわかりました。

なんと、振込を確認する人が病欠していて振込を確認できないから戸籍謄本を送る事ができないとのこと。

役所で一人しか確認できなくて、その人が休みだと役所の機能が正常に動かない。これってあっていいことなのでしょうか？さちこうは東京出身で本籍は鎌倉市なのでもちろん誰か一人が休んだら役所が機能しないということはありえないのですが、おせんべいちゃんの本籍地はフランクフルト郊外の小さな街（村！？）。病気なんだからしょうがない。とこれまた利用者への思いやりがないようにさちこうは感じてしまいました。

さちこうの家族にも入籍の日を知らせなくてはいけないので、さちこうも早く予約をとりにいきたいのですが、他の街では戸籍謄本なしでも予約がとれたりできるのに、我がケルン市は戸籍謄本（さちこうは戸籍謄本と婚姻要件具備証明書）がないと予約もとらせてもらえません。

いいかげんな役所ときっちりしている役所の狭間にいる我が家です