SACHILOG

美しい風景を中心に、陶芸、旅、美味しいものなどの記録です。

春の写真教室@石の湯ロッジの続き...善光寺とヒノマルソウル

2022-05-03 23:34:07 | ___国内_中部
最終日は、朝ご飯の後、チェックアウト。

今回、私に割り当てられたお部屋は、なんと一部屋だけリニューアルが完成したばかりというお部屋だったのですよ。


玄関を入ったところからきれいな畳、ベッドがあって、荷物を置くところや、衣類をかけるところなどもきれいな木で、洗面台も新しく、灯りも、ベッドまでリモコンを持って行って消すことができる、、、消すと、時間差で消灯される、、、などの設備が整っていて、驚くほど快適。
(いや、前回泊まった畳&炬燵のお部屋が快適でなかったというわけではありません...!)

たぶん、一番遠いお部屋だったので、脚力のありそうな私に割り当てられたのかな~...と推測しましたが、いずれにしても、なんという幸運!

何度も感謝をしながら、お部屋を後にしました。

萩原史郎先生からの講評の後(みなさんの沢山の写真を拝見するのも、先生からの講評や先生が撮影した写真を見せて頂くのも、とても勉強になりました。)、午後一のバスに乗って帰る予定でしたが、早いバスに乗って、電車に乗り換えて帰る方法もあると伺い、そちらの方法で帰ることにしました。

冬には冬の、春には春の素晴らしい景色がある志賀高原。

また、次に伺うのが楽しみです♪


志賀高原山の駅までロッジの方に送って頂き、そこからバスに乗って湯田中駅まで。

湯田中からは、旧ロマンスカー車両の長野電鉄に乗って、長野駅まで。

小田急沿線住民としては、やはり、長野でロマンスカーが活躍している姿を見るのはとても嬉しいです♪

車中、ご一緒した大阪から来られた女性が、「あめちゃんどうぞ。」と美味しい飴をくださいました。

「ああ、大阪の方は、本当に『あめちゃんどうぞ』と言うんだ!」と思い、にんまりしてしまいました。(笑)


長野駅で、ご一緒したみなさんとお別れし、一人向かったのは、善光寺。

これも行きの新幹線で知り、写真教室でご一緒だった方に伺ったのですが、現在、7年に一度の前立本尊様の御開帳(※)を行っているとのことなので、
※善光寺の御本尊は、絶対秘仏の為、御本尊の御身代わりである前立本尊の御開帳となるとのことです。

「これは、行かねば!」

と思い、新幹線の時間まで、ギリギリかなぁと思いつつも、行ってきたのです。


ロッカーに荷物を預けて、バス停まで歩き出したら、善光寺行きのバスが目の前にちょうど入ってきました...!

すぐに乗って、すんなりと善光寺に到着。


そこから歩いて山門を抜けると、


みんなが写真を撮っている先に、猫がいる!


この子、全く動かないので、一瞬、「本物?」と思いましたが、生きていました。(笑)
(帰りにはもういなくなっていました。)

GW直前の平日だったので、(GW中は、95分待ちというニュースもありましたが、)回向柱にも数人しか並んでおらず、すぐに自分の順番が来て、御本尊様と結縁させて頂くことができました。

※人が入らないように、下の方をトリミングしている為、ちょっと大きさがわかりづらいかもしれません...。

回向柱に手を触れると、全身がジンジンしましたよ!


そこから、チケット売り場へ行き、前立本尊・お戒壇巡り参拝券を買い、本堂の中へ。
(参拝券や御朱印のお支払いには、PayPayが使えました。善光寺は、最新の決済手段を取り入れていて、とても便利でした!)

10人ほどで自分の番が来て、前立本尊様に参拝させて頂いた後、お戒壇巡りに行きました。

過去二回錠前を探せなかった私。
今度こそはとの思いで、慎重に真っ暗闇の中を進んでいきますと、途中で人の詰まりが生じており、又、前の方がガタガタと言わせている音がしたので、

「ここにありそうだな。」

と思いながら、慎重に進んでいきますと、三度目の正直で、錠前に触れることができました!!

回向柱に続いて、二度目の結縁!

なんという有難いことでしょうか...♡

帰りも御本尊様のお導きで、すぐにバスが来て、余裕で予約していた新幹線に間に合いました。

駅ビルのMIDORI 1Fで買って、新幹線で食べた西澤のおやき。

左が、炒めた茄子が入っている蕎麦。右が野沢菜。

美味しかったです!


ああ、今回も素晴らしい旅でした。

感謝♡


さて、昨日お話した、ヒノマルソウルについてです。

みなさん、1998年の長野オリンピックでのスキージャンプ団体決勝(そう、原田選手が、二本目のジャンプを成功させ、「ふなきぃ~」と祈り、船木選手が大ジャンプを決めて金メダルを獲得したあのときです。)には、代表選手四人以外のドラマがあったことをご存知でしたか?

私は、何年か前に、たまたま、NHKの「スポーツ大陸 大逆転スペシャル 絆でつかんだ栄冠~長野五輪 ジャンプ団体~」という番組を観て、初めて知ったのですが、金メダルの背景には、25人のテストジャンパーの貢献があったのだそうです。
(この番組、もう一度観たいと思って、以前NHKに問い合わせまでしたのですが、その際は、再放送の予定はないとの非常にご丁寧なご返信を頂きました...。)

テストジャンパーとは、コースの安全性などを確認するために、選手が飛ぶ前のコースを飛んでみるお役目の方々。

民宿の相部屋に泊まり、記録も残らない中、毎朝毎朝飛んで、長野オリンピックを影で支えていらっしゃいました。
その中には、リレハンメルオリンピック時に代表だったけれど、もう少しのところで金メダルを逃した為、長野オリンピックこそはとがんばってきたのに、怪我のために代表を外れて屈辱的な思いで参加されていた西方選手や、耳に障がいのある高橋選手、当時オリンピックに女子は出られませんでしたが、女性の選手なども含まれており、みなオリンピックには出場できなかったけれど実力のある選手の方々でした。

競技本番。

一本目で、また原田選手が悪天候の為失速し、リレハンメルの悪夢再び。
日本は四位。

天候はかなり厳しい。

ここで、審判団が競技の続行をするかどうか協議に入りました。
審判団の構成は、たまたま一本目で、一位から四位までに入っている四か国。
日本以外の審判員は、ここで中止すれば、メダルが確定するので、中止に持ち込もうとする中、日本人審判員は、継続を求めてがんばった。
その結果、「25人のテストジャンパーの飛んだ結果を見て決める。」という判断がなされた。

それを聞いたテストジャンパーは、ここで中止にさせてなるものかと、自分たちが金メダルに繋げるとの思いで、悪天候で前が見えないという非常に危険な状況の中、25人が一丸となって、誰一人失敗することなく、次々と素晴らしいジャンプを成功させる。(耳に障害のある高橋選手などは、代表選手以上の130mという結果を出す。)

しかし、これでも、他国の審判は、納得しない。

「西方選手が代表選手並みの記録を出したら続行する。」

という新たな条件を出していた。

しかし、最後に飛んだ西方選手は、K点越えの素晴らしいジャンプをする。

これによって、競技は再開され、西方選手のアンダーシャツと、直前に代表から外れた葛西選手のグローブをつけた原田選手も、二本目は大ジャンプを決め、アンカーの船木選手もそれに続き、見事日本チームは、悲願の金メダルに輝いた。
(尚、続行の判断には、審判団の協議やテストジャンプが続いている間、悪天候でとても寒い状況なのに、観客が誰も帰ろうとしなかったことも決め手になったそうです。)

というお話です。

この番組を観たとき、深く感動したのですが(こうやって書いていても泣ける...)、この実話に基づいた映画が公開されていたなんて!!


「これは、観るしかないでしょう!!」


ということで、帰宅後すぐにAmazonで観ました。

筋がわかっているのに、おいおいと泣き、翌日も観たというくらいに感動しました。

私は、この手の、”誰かの為に、一つの目標に向かって、一致団結して、本来実力のある人々が更なる力を発揮して窮地を救う"という実話が好きなのだなとこの度認識した次第なのですが(例えば、Apollo 13もそうです。)、興味を持った方は、是非観てみてくださいね!


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