貴重な体験

先日、とある少年刑務所で踊ってきました。とにかく何もかもが初体験で貴重な体験でした。駅に集合して（何と朝７時集合！刑務所の朝は早いらしいので…）スタッフに先導してもらって刑務所に行くと、テレビで見たようなコンクリートの壁、カメラ、柵、、、厳重な警備の中、施設の中へ…携帯電話やタバコなどを没収されて、パフォーマンスをする講堂へ。セッティングをして、リハーサルをして…何をするにも、勝手に移動できないので、看守の人達に指示を受けながら待合室へ。さぁ、本番。何と！約1300人が、舞台に集中してその静かな熱気というのは今まで経験したことがない熱気でした。でも途中から掛け声や手拍子、そして笑顔、僕も本当に久しぶりに純粋に楽しんで踊れたので、心地よい時間を共有できました。途中から看守や施設の人達も楽しそうにノッていました。そして、本当にいい拍手をもらいました。イベントも中にいる少年達が運営を手伝っているので、段取りや進行などはバタバタでしたが、あのパフォーマンスの時に流れていた時間は僕の大切な財産になりましたよ。………比較的刑の軽い少年達がいる刑務所なので思ったよりも明るく、テレビ、ラジオ、雑誌等、情報はかなり入ってくるらしく、全く外部から閉ざされた場所ではありませんでした。搬入、搬出、準備を手伝ってくれた少年達も本当に礼儀正しく素直で本当に犯罪をこの子達が犯したのか…わからなくなるくらい純粋な瞳をしていました。いろんな複雑な想いですべて終わって刑務所の外に出たのは何と！まだ12時でしたぁぁ～！