かみかみの徒然草

たっぷりの笑いにちょっぴりの涙と怒りをスパイスに、毎日を心豊かに生きよう~

『THE 有頂天ホテル』

2006-03-25 17:16:03 | 映画
以前から気になっていた『THE 有頂天ホテル』、やっとのことで見に行きました。
三谷作品であること・豪華ホテルで繰り広げられる人間ドラマ・豪華キャストと、客を惹きつける要素は沢山ありますが、これ、一見の価値ありだと思います。

 

前作の『笑いの大学』は抑え気味だったのに対し、今回はトコトン豪華で、笑いのツボは要所要所で押さえてました。
オープニングはまるでミュージカルの序曲のようで、まるで舞台を見ているような感じでした。
序曲→本編への導入はまるで幕が上がったかのようで、登場人物たちが今にも歌い出しそうな感じでした。(でも、歌わないけどね~)
久しく、ミュージカルを観に行ってないので、久しぶりにまた行きたくなってきました。
これ、このまま舞台化したら大ヒットするんじゃないか??
海外作品を翻訳するミュージカルは数多あれども、国産ミュージカルは今ひとつ洗練さに欠けていたのが定説だったけど、この作品をそのまま舞台化したら絶対当たる気がする。いや、舞台化されたら観に行きますよー
東宝配給というところからしても、帝劇での舞台化も想定してる?とツッコミを入れたくなってしまう・・・・

それにしても、一流と言われる場所のバックステージモノ作品っていつも観客の関心を惹くものですね~
営業スマイルと本音のギャップの大きさが魅力です。
学生時代、私もとある一流(と思われる?)場所でバイトした経験があるので、ホテルで働く登場人物たちの本音の部分や客を見る視点はまるで自分のことのように思えました。

色んな人間が集まる一流ホテルという場所で、時として海千山千なやりとりもあり、やさぐれそうになるけれど、新たな自分として生まれ変わろうとする希望を独特の間や笑いで描く三谷氏はさすがです。
それにしても、悪徳代議士役の佐藤浩市が『新撰組!』の芹沢鴨とかぶっていたのは気のせい??相変わらず悪の華を咲かせてます。このまま行くと悪役専門になりそうですよー

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