goo blog サービス終了のお知らせ 

ひゃまの飛んでもない光論





Hyama Natural Science Research Institute

マクロな高速現象は相対論、ミクロな現象は量子論という行き詰まり

2019-08-18 15:31:15 | 記事

noまずはニュートン力学から

ニュートンの座標時は、物の長さが変化しないを前提として絶対時間を導入したと考える。

ただし湯川秀樹は、ニュートンは自然の空間や時間が本当は均一ではない、と睨んでいたからこそ、あえて自らの体系の中で仮想されている空間や時間を「絶対空間」や「絶対時間」と呼んだのだ、といったことを指摘している(出典:『湯川秀樹著作集』岩波書店)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/絶対時間と絶対空間


しかし、もしニュートンの座標時が近似であれば、物の長さも固有時と共に変化する(量子論的には、物には決まった大きさがない)。

光速度 = 物の長さ / 時計の進み方

これはミクロにおいて物の大きさと質量が不確定性にある関係というだけで、本質的に低速だから近似というものではない。

プランク定数 / 光速度 = ⊿慣性質量 x ⊿波長

また、進行方向にだけ収縮するというものでなく、そのような観測事例は一つもない。

場所や時代の違いによって、物の大きさや距離の等方向の変化が観測されているだけである。

ハッブルの法則、宇宙背景放射・・・

したがって、古典のままガリレイ変換をローレンツ変換で座標変換するというのは、袋小路に行き詰るだけである。

実はうまくいかない理由はある程度わかっています。これは質量を持つ物体の「大きさ」が一般相対論と量子力学で反対の振舞いをすることに関係しています。一般相対論によるとブラックホールの大きさは質量に比例します。一方,量子力学によると物体は波のように振舞い,その波長はその物体の質量に反比例します。つまり,物体の大きさの目安となる長さは,重力では質量に比例し,量子論では質量に反比例する,という具合に完全に反対になっていて,これが重力と量子論を一緒に考えることが難しい原因なのです。

https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/quest/sp/research/---1.php

 

ミクロにおいてもマクロにおいても、量子論的相対性を原理とすれば、行き詰らないで融合するのである。

そのためには「ニュートン力学の何が近似であったのか?」しっかり見極める必要がある。

そのどれもが大きさのある時計を大きさのない座標点として扱う「矛盾」を持っているが、時間と空間を分けて伸縮させないニュートン力学では特に問題にならなかった。 この「矛盾」を相対論のように問題先送りして時空を一体に伸縮させた場合、どこかに特異点が生じ理論が破綻する。

https://blog.goo.ne.jp/s_hyama/e/9f92b7bc5cf7e4ad4fd1ce6f7a008a87

 

要はローレンツ変換する前の座標の成り立ちに問題あるのに、ローレンツ変換を満たす原理に行っちゃうと袋小路に行き詰ってるのが、現代物理学というお話でした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/現代物理学