sepak鳥in札幌→函館→札幌

北海道から、鳥や虫や植物のこと・セパタクローのことを気長に書いていこうと思います。

シギチについて思うこと

2006-09-03 | バードウォッチング
昨日今日と、久しぶりに多摩川河口・三番瀬・谷津干潟という
鳥屋的には有名な東京湾の干潟にシギチを見に行ってきました。
詳しくはコチラへ・・・

久しぶりにこんなシギや・・・


【キリアイ】

こんなチドリに・・・

【オオメダイチドリ】

出会えてとてもいい一日だったんだけれども、
ひとつ気がかりなことが・・・

それは・・・

「シギ・チドリが減った気がする」

ということ。

僕がシギやチドリを見始めた7,8年前のこの時期はもっと干潟中を
走り回るシギチドリが沢山見ることができた覚えがあります。
そして当時は少ないながらも普通に見られた種類が、見る機会が減ったような
気がする種類もいます。
ダイシャクシギなんかがよい例です。

シギチドリの減少は僕が見始めた頃から言われていました。
しかし、当時はそれを実感はできませんでした。

でも今は実感できます。
あきらかに少ないです。


シギチドリの減少は以下の原因が言われています。

①繁殖地であるシベリアの環境悪化

②渡りの中継地である日本などの湿地、とりわけ干潟の減少

今日見に行った三番瀬は東京湾に残された数少ない干潟です。
しかし、ここにもゴミ埋め立て場の計画で埋め立ての危機に瀕していました。
日本中そんなところばかりです。

干潟がなくなるということは、鳥たちからしてみると休憩場所がなくなるということ。
人間で言い換えるなら、ドライブ中にコンビニやサービスエリア、道の駅がないということになります。
これはかなり辛いですよね??

腹減っても飯は調達できず、休もうにも休めない。
毎年何千キロも移動する彼らにとって、このことはまさに死活問題です。

どうにかして彼らを助けてあげたいと思う今日この頃です。




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