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十代で浴びて下呂を吐いていた酒ワンカップは 味の分からなかった生意気な酒でしょうか
二十代で飲んでいた 冷酒は 接待と仕事で身体を傷み尽けていた酒でしょうか
三十代で飲んでいた 冷酒に生ビ-ルを覚えビ-ル腹を隠して仕事が飲ましていた酒でしょうか
四十代で飲んでいた 冷酒は 家庭と子供が中心でホ-ムパ-ティ-で幸せを知りつつ逢った酒でしょうか
五十代の冷酒は 赤提灯が風に揺れる寒さを身に沁みる一合のコップ酒で旨さが声に出ない舌打ちでしょうか
二杯目の冷酒が後を引く世間話しで始まる三杯目のから酒でしょうか
四杯目の冷酒がようやく昨日を思い出させる毎日の酒でとょえか
そして 五杯目の冷酒は ここち良く自分を表現できる酒でしょうか
これで終わりと六合目の冷酒に未練がましく部屋の鍵を開ける私でしょうか
私は この三百六十五段の湯けむり漂う町に来た頃には 仕事の中休みにウィスキ-をボトル半分飲み
仕事が終ると冷酒を八合から一升は 呑む日々を送っていました
そんな私は 今 部屋で酒は 飲まずに外で飲むのは 週に一回程度の酒飲みに代わりました
最近 飲み屋に来ないけど何処か身体の具合でも悪いのかと聞かれますけどイャ80に成っても旨い酒を呑みたいからと答えます
生きがいを無くし多可が50去れども半世紀を越えた私に取って60からの目的は 有りますが今の生活で効した詩を書くのも
不思議ですが・・・
何か分からないゆとりを創れる年に成ったのは 確かかも知れません
でも淋しさと苦しさは 年々と深まり悲しい風景画がうごめく今年も終る12月を知ります
★この作品は 2016年2月2日に成り観覧人数が一位に成りました 有り難う御座いました
s10683726@ybb.nejp
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