
光文社新書の「「生きづらさ」について」です。
「いま多くの人が「生きづらさ」を感じています。1998年以降、自殺者数は毎年3万人を超え、毎日のように練炭自殺や硫化水素自殺のニュースが報じられています。鬱病など、心を病む人も増える一方です。これらの現象は、現代社会に特有の「生きづらさ」とは無縁ではありません。その背景には、もちろん経済のグローバル化に伴う労働市場の流動化が生んだ、使い捨て労働や貧困、格差の問題もあるでしょう。他方で、そういう経済的な問題とは直接関係のない「純粋な生きづらさ」もあるでしょう。本書では、さまざまな生きづらさの原因を解きほぐしながら、それを生き延びていくためのヒントを探っていきます。」とのことです。