コーヒー・ブレイク

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る

短いコラムで伝える術

2014-05-15 | 日記
私は某大手新聞の朝刊のコラム「編集手帳」にほぼ毎日、目を通している。
この欄には新聞社のベテラン記者(と、おぼしき)コラムニストが世のなかの出来事を
短い文章で書きこんでいる。
文字数は全部で500字という制限があるらしい。そのため、よく読んでみると
なにげなく書かれた文にも人知れず工夫したあとが読み取れるし、またよく調べた
うえで書かれたものであることもわかる。

日付は忘れたが数日前のコラムにあじさいの花に託して近づく入梅のことを述べさらには
サッカーのワールド・カップが楽しみであることが述べられていた。

サッカーとあじさい。一見無関係のようだ。が、筆者はあじさいの青からサムライ・ブルーの
ユニフォームとを連想して両者を結びつけていた。

さらに話は祖母のつけたナスの漬物の色にまで及んでいた。

「青い色」というキーワードからさまざまな事柄に想いを馳せる筆者の感性は
なかなかなものである。



1 コメント

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500文字のコラム (サワコ)
2014-05-17 11:15:55
私もこのコラムに強い関心があります。

筆者はどういう人なのか、
どうやって過去の情報を得るのか、
500文字の中にキチンとながれを収めていること、
そして、時期を得た内容にいつも感心しています。

最近このコラムを書き写すという、楽しみがあることがわかりました
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