コーヒー・ブレイク

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る

うそいつわりの無い言葉は人の心にしみ入る

2013-10-20 | 日記

真実という漢字を辞書でひくと、うそいつわりのないこと、とあります。
これはまったくその通りだなと思います。
昨日、月に一度の趣味のサークルの集いがありました。一ヶ月ぶりで会う十人ばかりの気のあった仲間です。
先生のレッスンが始まるまえに一時間ほどフリートーキングの時間があります。
各自思い思いになんでもしゃべって良いわけです。ある人は北海道旅行をした思い出をまたある人は台風で屋根かわらがはがされたり庭の木が倒されたりと大変だったことなどなど。
英会話のサークルなので英語で話さなければなりません。
さて、私に順番がまわってきました。いつもなら野球場でのプロ野球観戦の話やらなんやらで話題に困ることはないのですが、今月に限ってはなにも無い。というよりあっても話す気分ではないというべきかも知れません。あまり気乗りはしなかったのですが、かくしておくわけにもいかず息子を亡くした話をしました。つらくて途中で言葉につまってしまいましたが。
話終わって聴いていた先生も仲間もすぐにかける言葉も見つからないという感じでしばらく呆然としていました。
やはりやめておけばよかった、と後悔もしましたがお悔やみの言葉をかけてもらうことができありがたく思いました。
終わって帰宅すると一人の仲間からメールが届いていました。それには「おつらさは無くならないと思いますが、少しづつでもお元気になりますよう願っています」とありました。
これを読んで私は仲間の前ではこらえていた涙が一気にあふれ出てきてしまったのでした。
私はいつからこんなに涙もろくなってしまったのだろうか?
息子を亡くして以来泣きぐせみたいなものがついてしまったのだろうか?
私のことを気にかけてくれる仲間がいることをありがく思わなければいけないというのに。これからは感謝の気持ちを忘れずにいたいと思う。
言葉というものがいかに大切か。飾りではなくへたでもいいから真実のある言葉がどれだけ人の心を動かすものかということを実感いたしました。ありがとうございます。