1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

職長に要請される今後の技術的課題-(1)について

2018-08-10 13:10:57 | 日記
 こんにちは~、ブログをご覧いただいている皆さん、全国で酷暑が
続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
 ここでブログ更新のお休みをお知らせさせていただきます。
8/11(土)~8/19(日)までブログ更新をお休みさせていただきます。
再開は8/20(月)となっております。
 まだまだ暑さが続きますが、みなさんもどうか体調管理には気を付けて
お過ごしください。

それでは、職長に要請される今後の技術的課題-(1)について書きます。

2.職長に要請される今後の技術的課題
OSHMSの推進に当たり、今後、職長に要求される技術的課題について
整理すると次のとおりです。

(1)危険性又は有害性の特定に関すること
危険性又は有害性の特定については、具体的には職場にある設備、作業方法
また管理の方法について、どこに危険性又は有害性があるのかを検討することが
第一歩となります。職長は、「第一線の現場で人と機械と作業を掌握し、作業者
を直接指導・監督しているもの」という立場より考えますと、職長が一番
職場を知っているだけに、職長に期待するところが大きくなるでしょう。

危険性又は有害性の特定には、一般的に「その作業に要求される一定の基準
からの逸脱」があり、この問題点を明らかにするためには必ず比較すべき対象・
基準の明確化が必要となります。これらの問題点の発見には、法令をはじめ、
社内規程、ルールの違反などさまざまなものが考えられますが、第1に対応
するべきなのは、法令違反です。各種法令と職場の実態に乖離があれば、
法令違反であり、直ちに解決しなければなりません。

一方、職場には法令違反だけではなく、各種の指針やガイドライン、社内規程、
ルール等の基準に合わないという問題も多々存在します。さらに、現場には
法令、社内規程、作業手順等には規定されていませんが、作業の実態等から
災害に結びつく可能性のある潜在化した危険性又は有害性が存在しています。
OSHMSが要求している「危険性又は有害性の特定」は、職長の問題意識の
高さに大きく影響されます。

以上のような点を踏まえると、次の点が職長の今後の課題となります。

【職長の3つの課題】
① 法令について理解を深めること
  法令は、最低限度の基準である。自分の職場で何が法定の管理対象
  (人、作業、設備、点検等)になるか把握することが必要となる。
  現場作業の実態は、職長が一番詳しいだけに、作業と法令の関係を
  よく知ることが大切であり、今後、法令に関する知識を深めることが
  要請される。

② 職長自身が職場の「あるべき姿」を持つこと
  人は物の見方、考え方一つでその行動が左右されるという性質を持って
  いる。職場への問題認識は、見る人の問題意識の高さと、その人の価値判断
  に依存する側面がある。すなわち、現状に「矛盾を抱く態度」、
  あるいは  自分は「職場をこのようにしたい」というような職場に対する
  「あるべき姿」を持っていなければ、職場の問題の発見と改善は困難となる。

  よって、職長自らが自分の職場について「あるべき姿」を具体的に
  イメージする努力が、今まで以上に望まれる。

③ リスクアセスメントについて理解を深めること
  リスクアセスメントの危険性又は有害性の特定とリスクの見積りに
  当たっては、職場を一番知り得る立場にある職長が重要な鍵となる。
  したがって、今後、職長はリスクアセスメントについて理解を深める
  ことが必要となる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
全国出張・1日講習で職長教育・安全衛生責任者教育(再講習)
修了証は即日発行致します!
ホームページはこちら⇒ http://www.t-try.jp/rst/
―――――――――――――――――――――――――――――――――

最新の画像もっと見る

コメントを投稿