さて、次は8件目の教会、サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会です。
サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会はナヴォーナ広場にあります。
細い路地を通って広場に抜ける。
その瞬間、空がスコーンと抜けて、パっと視界が広がる。
これ、イタリアの広場に共通する、広場を広く見せる手法だそうですね。
んー、気持ちいい。

ナヴォーナ広場は縦長の広場で、3つの噴水があります。
人がいっぱいいるのだけど、縦に長いのでそれほどゴチャゴチャ感じません。
北側から広場に入ると、まずあるのが1つ目の「ネプチューンの噴水」Fontana del Nettuno。
んー、ぶっちゃけ地味です^^; でも魚の顔はかわいらしいですよ。

そして、真ん中の噴水が、ベルニーニ作の「4大河の噴水」Fontana dei Fiumi。
オベリスクがどーんなのですぐわかります。

目立つのは、尻餅をつき、左手を挙げて、あわわわしてるおっさんの像。

目の前のサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会が倒れてくるよー、っと倒れる教会を支えようとしているとかいないとか。
無理だからやめといたほうがいいぞ、おっさん。
ちなみに、この噴水はダン・ブラウンの「天使と悪魔」に出てきた噴水なのです。
ふーむ、ここであのシーンがねぇ、と思いつつ、ちょっと無理がないか、ダン・ブラウン、と思ってみたり。
そんな楽しみ方もできるので、是非ローマに行かれる際は、「天使と悪魔」を読んでから行かれることをお薦めします(^^)

さあ、ではサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会に入ろうと思ったんですが、よくよく考えると15時半までシエスタです。
ふーむしょうがない。
朝から歩いてかなりお疲れ様なので、広場の脇に立ち並ぶカフェに入ることにしました。
アイス・カプチーノって何て言うんだろ。
とりあえず、「ウノ アイス カプチーノ ペルファボーレ?」と言うと、「カプチーノ フレッド!」と店員さんに教えてもらいました(^^)
なるほど、冷たいのは「フレッド」をつければいいんですね。
これ以降、BARで頼む冷たい飲み物はカプチーノフレッド一辺倒になったことは言うまでもありません^^;
さて、外の席に座って、日よけの傘の下で広場を眺めながら、カプチーノフレッドを飲みます、んー、至福(^。^)
ナヴォーナ広場は車が入ってこないので、歩行者天国の銀座にいるみたい。
ふぃーっと一息、気分いいですよぉ。
広場では偽ブランドのバッグをアフリカ系黒人が売っていました。
偽ブランドのバッグやサングラス、時計を売っているのは、大体がアフリカ系黒人ですね。
トレヴィの泉にもいた自動シャボン玉つくり器を売っているのは東南アジア系。
胴元が違うんでしょうかね。
誰もこんな偽物買わないだろ、と思ってたら、白人の観光客がけっこうバッグを買っていく。
偽物で十分というわけでしょうか。
しかし、そのグッチのバッグはあり得ないと思うぞ、外人さんよ。
さて、そんなこんなで1時間半ほどのんびり休んで15時半になりました。
いざサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会に!と思ったら、入り口が見当たらない。
確かに工事中ではあるが、まさか、そんな…工事で入れないのね( ̄□ ̄;)!!

ふぅ、しっかり1時間半休んだだけでしたわ(-ω-)
しかし、この休憩はよかった。
シエスタは日本人から見たら、何休んでんだですが、それが存在するということは、それが必要だから、なのでしょうね。
誰でも本当は、お昼はゆっくり休みたいですよね^^;
ナヴォーナ広場の最後は、「ムーア人の噴水」Fontana del Moroのとぼけたラッパ吹きのおっさん像でしめたいと思います、はい。
