Dreaming Dragon

ryuu's diary and more...

府中での勝利と多摩川の夕陽

2006年09月30日 | weblog
年に一回か二回、府中か中山へ行って朝から競馬をするのが楽しみの一つ。府中ならウチ、中山なら千葉方面の誰かの部屋に前日から泊まりこんで、当日は朝の5時過ぎに出発する。今回はG1デーでもなく、開催競馬場でもなく、ましてや土曜日だったりしたので、第1レースに間に合えばいいよねってな感じでお出かけ。

案の定人も少なく、安売りしていた指定席でのんびりと予想。サンデーサイレンスのニット帽を被っていったのが良かったのか、指定席が偶然にも「クの73」だったからか、初っ端から的中しまくり。何連勝したんだっけ。7連勝くらい?まさに神懸かっていた。ところが勝負どころで外してしまい、結果はチョイ浮き。tellも健闘して、久しぶりの二人勝ち。tellは負けると呆れるほど無口になってしまうので、ホッと一安心。

帰り道、多摩川沿いの道で信号待ちをしていたら、土手越しに見事な夕景。朱に染まる空に、薄くのびる秋の雲と、金色の太陽。土手の上ををジョギングするおじさんや、部活帰りの学生たち。美しく、おだやかで、見ているだけで心が浄化されるような秋の夕暮れ。あぁ、これで締切りが三日後じゃなかったらなぁ…。

虹台所で打ち合わせ

2006年09月29日 | weblog
職場までパソコン持って行き始めたら、いよいよ切羽詰っている証拠。なのに今週末は他のことで頭がいっぱい。全然集中できん。

「Rainbow Kitchen」でtellが来るまでの間、カプチーノで口の周りをあわあわにしながらパソコンを開く。意外とこういうときの方が集中できるのが不思議。で、そういうときは大概スムーズに待ち人が現れるのも不思議。

この店に来るとだいたいアボカドバーガーか、サルサバーガーを注文する。今日はアボカドを頼んだ。美味。食べながら、tellに発注している仕事の打ち合わせ。今回は相当苦しんでいるらしい。今までは大まかなイメージで期待通り、もしくは期待以上のデザインを用意してきたのに。ヒントになればと思って、いくつかのキーワードを渡しておいた。

一旦tell宅に寄って、準備を整えてから車でウチに向う。外車を運転するのは久しぶり。何度かウィンカーのかわりにワイパーを動かしたりはしたけど、無事「丘の湯」へ。ひとっ風呂浴びて、さっぱりして明日のために早めに就寝。うん、まぁそうなんだけどね。でも折角こっ恥ずかしい昔の作品を聴かせてやってたのに、やっぱり即寝しやがった…。

チョコレートコスモス

2006年09月26日 | book
仕事前に警察署で新しい免許証を受け取る。失効まで今日を入れてあと五日だった。ゴールドからブルーに降格。5年前の「行き当たりばっ旅」初年度北海道編。標識も中央分離帯も見えない猛吹雪の高速道路を降りて、脂汗を拭い安堵の溜め息をついた直後の出来事。普通左折可でしょって交差点をスムーズに左へハンドルを切ったらサイレン音。一時停止を怠ったため、切符と罰金。旅は始まったばかりだというのに。道に不慣れな観光客を狙いすましたいやらしいネズミ取り。それ以来5年間無事故無違反なのに降格。かなりブルー。

恩田陸『チョコレートコスモス』を読了。小説版『ガラスの仮面』。舞台の知識もキャリアも全くない少女が「天才」だからという理由で、いきなり演劇界最高峰のオーディションで、堂々とベテラン女優と渡り合い、ド肝を抜く演出までしてみせるってのはリアリティに欠けすぎて。各登場人物の視点で描きつつ、基本は三人称で語られていたりする文体にも違和感がある。でも舞台に関わったことがある人間ならいろんな意味で楽しめるはず。

演劇系漫画だと個人的には『ガラスの仮面』より島崎譲の『THE STAR』が好きだったな。何度も泣いたし、今になって思えば、役者を志す一つのきっかけになったんじゃないかと思う。前者はどうしてもあの画に抵抗があった。でも『NANA』や『ハチクロ』で少女漫画にも慣れてきたし、今なら読めるかも。でもあれって40巻以上出てたような。今でも連載続いてんのかな…。

長野県が脱「脱ダム宣言」したらしいが、新しい早口言葉としてもってこい。「バスガス爆発」よりよっぽど難しい。さぁ早口で三回言ってみよう。『脱・脱ダム宣言』

時をかける少女

2006年09月25日 | movie
渋谷円山町にできた「Q-AXシネマ」(←この劇場、場所は微妙だけどかなり良い)で細田守監督のアニメ『時をかける少女』を観た。当初単館で細々と上映していたこの作品だが、ネット上のレビューで評判が評判を呼び、超のつく話題作となった。劇場数はみるみる拡大、ロングランも間違いなしだろう。『ゲド』が不評を極める中、後継者と目されながら『ハウル』の製作過程でジブリを追われることになった細田監督のスマッシュ・ヒット。さぞや痛快だろう。
で、肝心の映画はというと、これが最高に爽快な青春アニメ。もう甘酸っぱいったらない。アニメの質云々はよく分からないが、時間旅行モノにありがちな過剰に複雑な謎かけもなく、ファンタジックになり過ぎず、シンプルかつアップテンポに胸をキュンと締めつける良質なラブコメ。クライマックスでは熱いものが込み上げる。是非もう一度観たい映画。
大林監督の実写版とは主人公のキャラも映画の内容も全然違う。でも実はリンクしてる人物も登場したりするので、実写版を見ていた方がより楽しめるはず。しかしあの映画は何といっても原田知世がかわいかった。演技は決して上手じゃないけれど、あのあどけない笑顔に全てが許された。こっちももう一回見よ。
一旦帰宅して、自転車でいつものDenny'sへ。すぐ近くに座っていた10人くらいの学生がうるさくて集中できないので、ゆっくりとミートスパを食べながら読書。深夜、すっかり他の客もいなくなってようやく執筆モードへシフト。午前5時就寝目標。

雨ニモ負ケズ

2006年09月23日 | weblog
半年ぶりに会う友人宅でホムパ。いっとき毎月のように催されていた多業種多人種が集うちょっと業界系だけど超まったりお食事会。何品もの豪勢な手作り料理に舌鼓を打ちながら、久しぶりに会ったとは思えない打ち解けっぷりで楽しい時間。

帰り道が同じ方角の女優さんと三軒茶屋まで30分くらい歩いて帰る。映像より敢えて舞台を選び、ステージに立ち続ける彼女。誰かに寄り添い、その暖かい懐に抱かれて穏やかに暮らすことを人一倍欲しながら、強風に傘をへし折られても、豪雨の中でその目をキッと見開き立ち向かっていく。立ち止まるにはまだ早い。