Dreaming Dragon

ryuu's diary and more...

Taja LIVE 「恵比寿de一軒家」

2006年05月31日 | stage
代官山経由で恵比寿へ。駒沢通りの「恵比寿ラーメン」で空腹を満たした後、今夜は3月末の東京湾船上以来になる「Taja」のライブにkenさんと。毎月の恒例イベントだった「恵比寿de一軒家」も今回がラスト。先日ついに発売されたメジャーシングル『夢轍~ユメワダチ~』を引っ提げてということもあって、いつにも増して気合が乗る。相方のギター、船上ライブでも衝撃的な「リズム」を披露したヴォイパ、クラシックな音色で質感をぐっと高めた女性チェロ。そして彼女のピアノと透き通る美しい歌声。完成度の高い演奏にうっとりと聴き惚れました。今夜は他に2本舞台のお誘いもあったんだけど、恵比寿で正解でした。

Tajaの『夢轍~ユメワダチ~』は「機動戦士ガンダムMSIGLOO」のメインテーマになっていて、これからじわじわと売れてくるはず。帰り際、ライヴ前に渋谷のHMVで買ったCDにしっかりサインしてもらいました。今それを聴きながらこのブログ書いているのだけど、お世辞抜きに本当いい曲。是非聴いてもらいたい。

masterpeace on IBS

2006年05月29日 | music
画像は本日のランチ。フルーツトマトと煮玉葱のペペロンチーノ。
明治通りからキャットストリート側に少し歩いた、入り組んだ場所にある「Cup Bearer Luxe」というお店に初めて入った。まだオープンしたばかりで店も人もフレッシュな感じ。面白いのは店内にはテーブルが1つしかなく、その他は全てがテラス席。海賊船の宝箱のようなテーブルと、一度座ると腰を上げるのが億劫になりそうなゆったりとしたソファ。今日は若干蒸し暑かったので店内で食べたけど、次回はテラスに座ってみよう。涼しくなる夕暮れ時や、バータイムは心地よいだろうな。味も雰囲気もバッチシのお店。ちょいと高めのランチになるけど、これからちょくちょく通ってしまいそう。

夜は20時からmasterpeaceが生出演する茨城放送(IBS)を聴くために、ウチよりは電波が入りそうなtell宅へ。でもいざラジカセをつけてみると、ノイズしか聞こえてこない。アンテナを調整し、ラジカセの横に立ったり座ったり、しまいにはハンドパワーまで使ってみたけど、結局時折ノイズに紛れて彼らしき声が聴こえてくるのに一喜一憂して終了。途中曲がかかっているのは分かったが、これほどmasterpeaceを聴き込んでいる二人でさえ何の曲か判別できないという残念な結果に。後日同録を送ってもらえるそうなので、それを聴けるのを楽しみに待つとしよう。

夕飯はSさんに(なんか奥さんって書きづらい)お好み焼きを作ってもらった。焼いたのはいつぞや中目黒のお好み焼き屋で「関西人」としての誇りを失ったtellだったが、今宵はなんとか名誉回復。美味しく戴きました。食後には先日結婚したばかりのtellの義妹夫婦が飼っているミニチュア・ピンシャーの「リュウ」とデザートを買いにコンビニまでお散歩。帰りの上り坂ではリュウとかけっこ勝負だったが、「ryuu vs リュウ」の対決は人間が勝利。まだまだ走れます。

いよいよ明日はmasterpeaceのデビューアルバム『LOVERS』が発売。サンプルはもらったけど、もちろんお金出して買います!

第73回日本ダービー&空中庭園

2006年05月28日 | movie
間際になって土日の予定がなくなった。途端に今までの疲れがドッと。でも今日は競馬の祭典「第73回日本ダービー」。こういう日はサンドイッチを食べながらコーヒー片手にまったりと競馬を楽しむのが一番。

1番人気でも単勝4倍という混戦を制して勝ったのは、皐月賞馬メイショウサムソン。逃げ粘るアドマイヤメインをきっちり差し切って、最後は手綱を緩める余裕で2冠達成。皐月は速さ、ダービーは運、菊は強さとよく言うが、サムソンの2冠には速さより、運より、強さを感じる。そう、まさにテイエムオペラオーのような。距離延長も大丈夫そうだし、ディープインパクトに続き2年連続の3冠馬が誕生するかもしれない。秋が楽しみだ。

メイショウサムソンと騎手石橋守。このタッグには「雑草魂」という言葉が一番よく似合う。デビュー22年目、39歳の苦労人石橋守が5度目の挑戦でようやく手にしたダービージョッキーの栄冠。彼はいつもトレセンに一番最初に来て、一番最後まで調教をつける真面目で誠実な人らしい。インタビューを受けて涙ぐむ姿に、思わず胸が熱くなった。

印象に残っているのはレース直後の1シーン。背後から祝福の言葉をかける他のジョッキーに軽く会釈を返した後、馬の首を優しく撫でる石橋守騎手と、逆に彼を労うように微笑み返すサムソン。サムソンはきっと分かってるんだな。彼を絶対勝たせてやろうと思って走ったんだなと、そのとき思った。そして、勝者だけに許されるヴィクトリーラン。「騎手という仕事につけて幸せ」と答えた彼に、拍手。馬券も1着2着を本命対抗にしていたので見事的中。文句なしのダービーでした。

豊田利晃監督の話題作『空中庭園』を観た。原作角田光代といえば、先日広瀬未来さんが「語座」の公演で朗読した『Presents』と、屋久島のカーラジオから流れてきたOLの恋物語しか知らないから、なんとなくふわっとして透明感のある感じなのかなぁなんて想像してたら大間違い。いろんな意味で衝撃的な作品でした。でもこういう作品を撮るにはやっぱドラッグとか必要なのかなぁ。カメラワークや歪んだ家族像の表現法など、確かに斬新で引きつけられるものがあったけど、個人的にはちょっと苦手な作品。でもソニンと大楠道代の対決と、小泉今日子の切れっぷりは必見かも。

「なにごとも包み隠さず、タブーを作らず、できるだけすべてのことを分かち合う」
一見理想的に見えるかもしれないけど、そんな人間関係には歪みができて当然だろう。秘密のない人間なんていないだろうし、全てを分かち合うなんてことは友人でも恋人でも、家族だってできるはずがない。全てを話す必要なんてないし、秘密のない人に安心はできても、果たして魅力なんて感じられるだろうか。

「本当に大事なことはね、お墓の中まで持ってくもんだよ」
お墓の中にまで持っていかなければならない秘密が、今いくつあるだろうか。誰にも言えない、言ってはいけない大事なこと。これからどんどん増えていくんだろうな。でもやっぱり、一つでも多くのことを分かち合える人がそばにいてくれたら、それはとっても幸せなことだと思うわけです。

DexeeDiner

2006年05月26日 | weblog
今夜は広瀬未来さんと渋谷松濤にある「DexeeDiner」で夕飯。Dexeeといえば、昨年の7月2日を思い出さずにはいられない。誕生日前夜。刻々と午前0時が近づく。不安と疑念が渦巻く中、胸に蟠る毒を吐き出しながら、恵比寿のDexeeに想いを馳せていた。今思えばあの頃から次第に精神は蝕まれ、固い殻の中に引きこもり始めたのかもしれない。

画像はDexeeご自慢のメイプル・フレンチトースト(アイスがけ)。これは絶品でした。これを食べたらDenny'sのは食べられない。辛口評論家で有名な(笑)広瀬さんも納得。

20時に店に入ってから、止め処なく話して気がつけば終電の時間。適度な距離感を保ちつつ、それでいて気兼ねなく何でも話し合える人。いいところもダメなところも理解した上で、敢えて何も言わず、何も聞かず、ずっと友達でいてくれる彼女。感謝。


誓いの休暇

2006年05月25日 | movie
母にビデオを送ってもらって『誓いの休暇』を観た。1960年にカンヌで最優秀賞をとった旧ソ連の映画。若き通信兵の主人公が、勲功により褒美として6日間の休暇を手に入れる。母の待つ故郷まで往復で4日。一秒でも早く帰って、母に会いたい。壊れた屋根の修理をしてあげたい。しかしあまりに善良なる彼は、親しくもない兵士の頼まれ事を引き受け、旅の途中で困っている人を看過することもできず、さらに不幸な事故も重なって、ようやく母の元に辿り着いたとき、残されていた時間はほんの数分だけだった。

息子が無事戻ったとの報せを聞いて、転びそうになりながらも懸命に家に駆け戻る母親の姿に涙が零れる。戦地に赴いた愛しい子供の帰りを待ち侘びる母の想いたるや、想像の及ぶものではあるまい。母が子供の名前を呼ぶ声、抱きしめる強さと優しさ。その息子が、次の瞬間には戦場に帰らなければならないのだ。「父親は戻らなかったけど…」と、再び息子を手放さなければならない母は、もう二度と会えないことを予感していたのかもしれない。

英雄気取りのアホな主人公が、一人のヒロインを救出すべく何百人もの犠牲をものともせずに、派手なドンパチ繰り広げるアホアホ反戦映画なんかよりよほどメッセージ性の強い優れた作品。

同じビデオに入っていたチャップリンの「街の灯」も久しぶりに。何度観てもいい映画はいい。チャップリンは間違いなく希代の天才コメディアンだ。今でも声出して笑っちゃうもんなぁ。悲しみの裏側にある笑い。喜劇のお手本。

昨年古希を迎えた母から送られてくるメールに、最近絵文字が入るようになった。あまりにかわいらしくて、思わず微笑んでしまう。街を歩きながら、携帯を開いてニヤッとしている自分。傍から見たら変だろうなぁ。