Dreaming Dragon

ryuu's diary and more...

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2006年09月02日 | event
半ドン。kenさんと「光麺」で冷し鶏塩ラーメンを食べて千駄木へ。駅で仕事に向かうSさんとバッタリ。夜に再会することを約束してtell宅へ。予定が長引いているらしく、蝉の鳴き声を聞きながらしばらく外で読書。

某SNSで知り合い、某イベントで偶然対面した映画監督さんと、そのアートな仲間たちがデザインしたTシャツを展示販売している「千駄木空間」へ。彼は不在だったが、代表の方にお話を聞きながら個性溢れる作品を眺める。値段もさほど高くないし、センスが良くてレア感の高いTシャツは購買欲をそそったが、季節は既に夏の終わり。来年もやるなら、もう少し早い時期にやってほしいな。

「千駄木空間」から歩いてすぐのところに、友人AZちゃんのお店「青空洋品店」がある。先月が臨月だったので彼女の不在は明らかだったが、もしかすると絵本作家の夫ayumくんが替わりに店に出ているかもしれないと思い立ち寄ってみる。店は開いていたが、不在。留守番をしている女性から、AZちゃんの無事出産と、ayumくんの所在を聞く。彼はすぐ近くの「猫町」というギャラリーで、知人の個展に顔を出しているらしい。

時間に余裕はなかったが、せめてお祝いの言葉だけでも伝えたくて「猫町」へ急ぐ。急な石段を上がったそのギャラリーでは「なかむらじん展」が開催中。和焼き物とポップアートの融合。面白い。でもゆっくり見ている時間はない。パパになったayumくんにオメデトウを伝え、愛娘野子(のこ)ちゃんの首が座った頃、お祝いを持って宅に伺うことを約束して別れる。

陽が落ちるまでには次の目的地神田に到着したかったので、急ぎ足で日暮里の駅に向かう。あぁ、慌ただしい。でもそんな中、朱に染まった爽やかな秋雲が漂う空には金色の夕陽。足を止め、携帯カメラを向ける。

今は廃校になった神田の今川中学校の教室で、友人の所属する写真家集団「inkknot(インクノット)」の作品展示。「リ・トウキョウ展」と題され、17人のメンバーがそれぞれの視点で捉え、切り取った東京の写真。憧憬、畏敬、愛着、焦燥、各々の東京に対する想いが伝わってくる。が、同時に物足りなさも感じた。夢を喰らい、乾いた愛を叩き売り、光と影の中に幻想を見せる魔物。そんな東京もあってよかったんじゃないか。あと、説明文に近い東京への想いを綴った言葉がそれぞれに添付されていたが、あれはいらなかったんじゃないかな。テーマは明確にしているのだから、あとは写真だけでどれだけ訴えかけられるかだと思う。

最近はブログ用に携帯で撮るくらいだけど、やっぱ写真っていいな。i-podも手に入れたことだし、今度はデジカメを手に入れよう。

個展のハシゴ。たくさんの人と、作品に出逢った。登山におけるロープワークの基本である「inkknot」。絆や結びつき、繋がりを意図してつけられたグループ名はとても素敵だ。そして今日は、そんな繋がりが繋がりを呼んで、新しい世界が広がった。

神田からtell宅に戻り、仕事から帰って来たSさんと寿司の出前を取って夕食。一転、まったりとしたくつろぎタイム。いつも居心地が良くて、ついつい長居をしてしまう。帰り際になって「行き当たりばっ旅2006」の目的地がついに決定。沖縄竹富島からフランス凱旋門、白神山地と二転三転したのだが、最終的にここになるとは…。いずれはと思っていたし、ま、いっか。