NO ワクワク, NO LIFE !

コーチのブログ。自分が良いと思ったことを皆さんと共有したい!まだまだ未熟者ですが一緒に歩んで行きましょう!

バハマ通信11月号(2001年)

2004-07-14 00:23:20 | バハマ通信
・・・バハマのクラブメッドで専属コーチをやっていたころ、友人たちにあてたメールです・・・

あのテロが起こってから、すでに一ヶ月以上経ちました。さらに戦争へと発展した今、誰もがこれからの世界を懸念せざるを得ないでしょう。実質的な影響が早くから出ていた航空会社、旅行会社(海外)、ホテル業を始め、これから”良い””悪い”を含めた影響がいろいろな業界に広がるのでしょう。皆さんの業界や周辺はいかがでしょうか?

 ここも、他ならないホテル・リゾート企業に含まれるので、先月お伝えしたように、テロ直後から影響をモロに受けています。ホテルの対応として、世界に120近くあるチェーンのいくつかを、この冬シーズン、クローズすることに決めたようです。それに伴い、我々スタッフの数も減る、つまり、職無しになるスタッフも数多く出てくるわけです。私はもうこの夏のシーズンでクラブメッドを辞めるので、個人的に影響を受けていないのですが、周りのスタッフ達はこれからの状況に対応して行かねばならないでしょう。

 きっとこの戦争が終わり、しばらく経つと人々がそれまでのストレスを解消し、心身をリフレッシュしたいと願い、クラブメッドのようなリゾートを渇望するようになるのでしょう。流行り、というのもあるでしょうが、特にヨーロッパの人達にとって、バカンスというものは彼らの人生においてなくてはならないもの。彼らはバカンスの為に仕事をしてると言っても過言ではないくらいです。そして人々の日常生活のストレスを発散し、新たなスタートを切れるようにするのが、私達の仕事。もう離れる身ですが、こんな仕事に就いていた事に誇りを持っていたいと思います。

 バハマの場所がわからないって言う方、結構多いようなので、”地球の歩き方”(余談ですが、新しい地球の歩き方”カリブ”に私の写真が載るようです)を参考に説明したいと思います。
 カリブ海の中、フロリダから飛行機で東南東に1時間の所にある島。都市の名前はナッソー。国名はバハマ連邦。永遠の6月って言われるほど、過ごしやすいところです。海は最高に綺麗。砂もわずかにピンク色をしています。これはカリブで採れる貝”コンク貝”の欠片が混じっているからだそうです。
  ここは世界一テニスの盛んと言われているリゾートです。だからこそ、ここのテニスインストラクターを切望していたのですが、やはりたくさんのテニスプレーヤーがマイラケットを持参して、世界中から見えられます。レッスンへの参加の仕方、格好、打ち方、テニスの始め方・・・良く見ていると、こ
こにも国民性の違いがあって、興味深いですよ。

 テニスというのは、ある意味独自の世界を持ったスポーツといえるでしょう。というのは、”打ち方”と言うものが根強く存在するからです。誰でも、生まれて初めてラケットを持って、早速試合などできないでしょう。かといって、打ち方が不要と言
うわけではありません。ではいつ試合ができるのでしょう?例えば我々日本人の考えならば、全ての基本的な打ち方(ストローク、ボレー、スマッシュ、サーブ)をマスターしてから、となるでしょう。しかし、欧米人は初心者でも試合をやってみたい、
と言います。
 恐らく、”何をしたら楽しいのか?”と言う事すら国民性によっても異なるのでしょう。これは、テニスと関わりのある職業に就いているからだけではなく、これからの国際人として、頭に置いて置くべき大切なフレーズだと感じました。

 来る11月、ここで大規模なテニスイベントが行われます。ジュニアツアートーナメントをここで開催するのですが、ナイキ主催のイベントを合わせて”テニスウィーク”になるようです。ゲストはジム・クーリエ、カルロス・モヤ他、ナイキ契約選手
やツアーコーチ数名。杉山愛さんもナイキ契約選手なので、もし来ることになったらうれしいです。彼女も今やWTAツアー女子ダブルスナンバー1、すごいですね。
 トーナメントを4日間の予定で消化するほか、クリニックやテニスウィークに合わせたショー(テニスコミックショー)など、テニスが中心となる一週間になりそうです。11月10日からの一週間、楽しみです。

  


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