私の名前も 私が誰かも わからない時がある
痴呆の父
おはしで、おちゃわんを
カン カン カン カン カン カン カン カン
と 叩いている。
私も 参加した。
躾が、尋常ではないほど 厳しい家庭で
おちゃわんを
父の前でも、他でも
叩いたことなど 一度もないけど
楽しそうね ♪♪♪
ryuruも してみよ～う っと 父に言って
カン カン カン カン カン カン カン カン と
まず、同じようにした後
カカカン カカカン カンカンカ～ン と
父の音とは 違う音を 出してみた。
父は、まるで 幼稚園の男の子のように
嬉しそうに 私を見た。
母は、毎日 毎日
カン カン カン カン カン カン カン カン を
聞いているので
父に、もうやめなさい。うるさい。と 言うけど
父は、そんなこと お構いなしに カン カン カン カン
自由も、何もない
つらい という母
無理を続けて
正座が 出来なくなっている 母の足
固くなって 丸くなり始めている 母の背中を
マッサージしながら
私の涙が
母の背中に 流れ落ちないように
涙を 我慢して
心の中で 母に 語った。
ごめんね
ごめんね
お母さん
そんなことを言わせて ごめんなさい。
でも
お母さん
誰よりも
一番 つらいのは、お父さんだよ
何も わかっていない と思うかもしれないけど
少しずつ 色々なことが わからなくなって
自分が、何をしてるか わからなくて
家族を 一日中 困らせてしまう自分の姿を
愛する妻に
すべての お世話を してもらわなければならない 自分の姿を
どうにかしたいのに
どうにもならない
お父さんが、一番 辛いと思うよ
でも
私が、母に 実際に 伝えることができた 言葉は
たくさんの命が失われたね
命があるだけで、幸せだね
だった。
私は、母に
産んで もらっただけでなく
育てて もらっただけでなく
迷惑ばかり かけています。
娘として、両親から受けた愛を
どれだけの年数を かけて
どれだけの内容で おかえしできたら
私は、恩返しが できるのかな
毎日
一日中、ありがとう って感謝しても 足らないね。
家族の愛を 感じられる この歌と 動画
大好きです。
平井堅／瞳をとじて
昨日、友達が 天国に帰りました。
人の生命は、限りがあるもの
毎日、今日が 人生最後の日
そのように思って
笑顔で 生きよう
幸せに 生きよう
今を 生きよう
がんばろう と
以前より、更に 強く決意し
一秒一秒に 即実行の ryuruでした。
