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情報シャットアウトしていたため、撮影中もタイトルですら「DN」としか書かれておらず、試写会でも観られなかったので、私もこれから観に行きたいと思っております。
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以下、当時の撮影レポートを掲載。
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で、さっそく現場の東久留米へ向かう。詳細はあまり知らされずに来たのだが、甘く見ていたワケではないが、ダウンタウンの松本氏の作品だからTVのバラエティだろうと思っていたら、ナンと映画だったのですなっ!・・・しかも支給される食事は「ロケ弁当」ではなくちゃんとした炊き出し。ウナギに麦トロ丼!こりゃあ豪勢な大作映画だな!!
私らが演る役は、防衛庁の特殊部隊隊員役で、アクションも本格的にやりたいとの要求で、メンバーもウルトラマンダイナ<ミラクルタイプ>やウルトラマンガイアを演じたスーツアクターの清水一彦氏や、「宇宙刑事ギャバン」の大葉健二氏主催のアクションチーム「ラミーM5」のメンバーら、いずれもキャリアある中堅組が揃い集められた精鋭部隊となった。
全員整列した所で、自衛隊出身の越社長と、元自衛官の方の指揮による軍隊としての基礎訓練が行われた。敬礼や整列、左右の向き方等の基礎が行われた後、機銃の扱いの訓練。敬礼や左右の向き、直れといった軍隊作法の基礎は知っていたが、銃器類の扱いに関してはコチトラまったくの素人なので、大変勉強になった。
その後出番が来るまで待機となるが熱いので風通しの良い外に出ていたら、全員日の丸が入った真っ黒な制服姿なので、すっかり右翼団体の構成員と思われ道行く人からビビられてしまった(笑)
夕方ようやく出番となり装備品を装着。元自衛官の方がそのまま指揮官となり部隊長役。それで聞くところによるとけっこうリアル装備だそうで、赤外線ゴーグルは完全に架空のものだが、特殊部隊の隊員服、プロテクターや装備は現実のリアルな物で、警察特殊部隊「SAT」を参考にした物だそうだ。・・・でも、劇中では「防衛庁」の部隊という設定だが、現実には撮影後、「防衛省」に昇格するとは思いませんでしたな~。しかしヘルメットはポリマー製だから、これは映画用の小道具備品だろうと思って訊ねると、「いや、最近は鉄だとカチャカチャ音がするからって、特殊部隊なんかでもポリマー製ヘルメット使ってますよ。」だって。ヒエ~~~~!それだと跳弾効果しか期待出来ないから、マトモに弾丸喰らったら破壊され、頭蓋も砕け散ってしまうんじゃないかな?それなのに拳銃や小銃の中に突入するとは、何という勇気だろうか!・・・そんな事思いながら助監督と段取り合わせしていると、監督の松本人志氏登場。「ゴジラVSモスラ」のキャンペーンで「笑っていいとも」にゲスト出演した時、ダウンタウンは番組レギュラーだったのだが、その頃と比べると、彼は現在ボクシングをやっているので精悍な姿に変わっていた。
現場は街中の民家一軒を借りてのロケ。そこへ特殊部隊突入シーンの撮影色々。室内には何と照明用のライトが無く、外光をそのまま受けての撮影だったのには驚いた。また、カメラもメインの大型ミッチェルから小型のデジカメまで複数、部屋のいたる所に据付けられ、ワンシーンを通しで演技する段取りとなっている。そんな感じでナンダカンダと撮影は伸びて行く。帰りはやはりマイミク仲間のSAKAMA君の家へ泊めてもらう約束なのだが、真夜中を過ぎ、とうとう明け方の五時に終了。待ってくれたSAKAMA君に申し訳ないな。でも越社長のほうは、これから8月28日、日テレでOAされる「もうひとつのひめゆりの塔~最後のナイチンゲール~」(主演:長谷川京子)に出演&軍隊役の役者への指導のためウチの地元・岩舟山へ向かうんだって。こりゃ私と完全に入れ違いみたいな形になってしまうな、しかも徹夜移動で大変、ご苦労様です。
翌日25日は完全徹夜になると聞かされていたので、覚悟の上での撮影に備えた。衣裳部屋でムクツケき野郎どもが裸になっての着替えだが、着付けの手伝いは衣装部の若い女の子達が手伝ってくれるのだが、女の子の前で裸になるのはどうなのだろうか?まあ、野郎のハダカサービスなのだろうか?(笑)などと思いつつハッと気がつくと、私のズボンとガンベルトを用意してくれている女の子の目線が丁度私の股の位置にあるのだが、スパッツの前ボタンの隙間から、私のナニの先っポ皮膚の一部が透けて見えているではないかッ!!男性器を剥き出しにしたワケではないもののこりゃ完全に見られたな!(笑)
出番待ちの時に「ラミーM5」のメンバーと雑談、なんと大葉健二氏は地元四国でのヒーローショーでは、50越えた今でもヒーローの着グルミ被って演じているそうだ!こりゃ私もまだまだ頑張らねば!。
で、本日も突入シーンだが、クレーン・カメラを使用して空からの降下シーンや、プラスチック爆弾使用で入り口を爆破しての潜入やらと、更に本格的なシーンとなった。
そして主演もつとめる松本人志氏が寝ているトコロに大きな布を被せるのだが、この大きな布は布団かと思ったら、スタッフはみんな「パンツ、パンツ。」と呼んでいる。何故この布団をパンツと呼ぶのだろう?と考えていたら、松本人志氏は巨大ヒーローに変身する役で、布団と思われた物は巨大化した時用のパンツだったのか!てゆーか、やっぱそーゆー話だったのだな!(笑)
そして完全徹夜を覚悟していたら、本日は12時過ぎで我々の出番は終了。ちょっとあれれの拍子抜け。・・・かくてまたまたSAKAMA君の家にお世話になりました。
翌日ひさびさの良い天気に恵まれ帰路に着くと、浅草駅で乗車寸前、西條さんからの電話。毎年恒例の秋祭りの「ウルトラマンマックス・ショー」の打ち合わせをこれから行いたいとの用件。急遽引き返す事となり、神楽坂へ向かう。本日も長い一日となった。
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更に8月15日、引き続き役柄は前回と同じ、防衛庁の特殊部隊隊員の役で出演だ。
しかし主演・監督である松本氏が売れっ子芸人でいくつものTVレギュラー番組を抱えているので、普通の映画のように、1ヶ月~3ヶ月まとめてぶっ通しで一度に撮影してしまうという手法がとれず、月に数日何度かのロケ日をもうけて撮影しているのだろう。今年の春頃から撮影をやっていると聞いてはいたが、もっと以前から撮影されていて、なんでも去年12月にクランクインしていて、少しずつコツコツ撮られているそうだ。公開は遅くても2007年以降だそうだから、随分長いスパンの製作状況のようだ。
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しかし女性相手は想定外だ。私は女性にカラまれた事は初めてなので、すっかりタジタジになってしまった。・・・まあ、トレンディドラマなどでは、これがキッカケでドラマが生まれたりするもので、・・・時間があればこの出会いを・・・と、内心そんな事も期待していたのだが(笑)待ち合わせ時間に間に合わなくなるので、駅前で待っていてくれた越社長の配慮で、時間が無いし、映画の現場に迷惑掛けるからとの意見を入れてくれて、平謝りするというトホホな結果になってしまった、
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今回の現場は駅のそばでのロケで、前回の繋がりのナイトシーンなので、衣装に着替えたら日没を待って撮影。メンバーは相変わらずスーパーヒーローの中身、スーツアクター大集合!の現場だ。
そして撮影開始。私は前回に続きジェネレーターを運ぶ役割を行うが、本番の時、装甲車から下車と同時にジェネレーターを素早く降ろすのだが、少し傾いたらジェネレーター上部の装備品が落ちてしまった!しかもその装備品がなんとセトモノ作りだったので割れちゃったあ!!・・・で、NGとなって申し訳ないが、装備品がちゃんと装着されていなかったので、こりゃ不可抗力だな。しかし東宝特撮の現場ならこういったアクシデント対応で、造型美術のスタッフが装備品のスペアを用意したりすぐ補修したりするものだが、助監督がガムテープを張っての現場処理なので、こういう事には慣れてない現場だなと感じる。
で、慎重にリハーサルを行い、今度はOK。現場での松本人志氏の「監督」ぶりは、チーフ助監督が段取りを全て調えた上で、最終決定を行うという手順で、リキまずマイペースでありながらもしっかりと自分の演出イメージを持っていて、それから外れると取り直し要求をしたり、コダワリは持っている。・・・で、徹夜の撮影だが予定より早く我々のシーンは終了。再び友人のSAKAMA君の家に泊まる。